曹操に決戦状を送り、直接対決に・・・。
第70話 楊修の死 ≪曹操殺楊修≫219年、定軍山の戦い。
定軍山で黄忠に攻められていた夏侯淵は曹操に助けを求めるが、曹操は援軍を送らず、夏侯淵は黄忠に殺される。曹操は“鶏の肋骨”という合い言葉を全軍に広めるが、その意味を曲解して撤退を始めた楊修に激怒し、処刑する。劉備の攻勢に押される中、曹操は激しい頭痛に襲われ失神。司馬懿は撤退の命令を下す。勝利に湧く劉備の陣営では、皆が劉備に王になることを勧めていた。
黄忠に包囲され、陥落寸前の夏候淵は曹操に援軍を要請。しかし、曹操は援軍を送る振りだけ・・・助けに行っても、無駄になって
しまうところまで敗色が濃くなっている今では見捨てるしかないが、
その犠牲は無駄にすることなく、今は勢いづいた劉備を有頂天にさせ、
引きずり落とすつもりだと曹操。冷静なようですが、その怒りようは
相当なもの。司馬懿の冷めた目が印象的です・・・考えが読めない(^^;)
漢中の劉備の陣営。黄忠が夏候淵の首を持参。俄かに湧きたつ劉備は
漢中をでて、曹操との決戦を決意・・・でも、孔明は・・・
心配顔・・・♪
劉備は曹操に決戦状を送りつけます。
それを読んだ曹操は激怒しつつも冷静に対策を練ります・・・と、そこへ
食事が運ばれ、食べておりますと、今夜の合言葉は何にしましょうか?と、
聞きにこられ、たまたま食べていた鶏(?)スープに入っていた鶏の筋骨を見て
「鶏筋(けいろく)」と、答えます。それを聞いた楊修、いつもの(?)曹操の
謎かけと勘違いしたのか、鶏筋は捨て難いが食べるところが無い、
すなわち漢中は捨て難いが、無理して取らず撤退するだろうと、
勝手に撤退の支度を始めてしまいます。そんな気はさらさらなかった曹操は、
撤退支度を見て、ビックリ・・・訳を知り、士気を乱したと楊修を処刑。
この回の題名にもなっている割には、あっさりと楊修退場です(笑)
曹操は、この戦いで負ければ袁紹の二の舞だと気を引き締め、
五界山に布陣し劉備を迎え撃つことに。そして・・・219年、漢中の戦いの幕が開けられます。
曹操と劉備がそれぞれの思いをぶつける戦いです。曹操にしてみれば
兵も持たずにいたあの劉備がここまで来るとは思ってもみなかったでしょうし、
助けてやったのに、なぜ?という思いもあります。対して劉備は
一貫して漢室再興を目指しつつ、曹操がこれまで漢室にしてきた事を
止められなかった悔しさがあります。世を正す、最後の目的は同じかもしれませんが、
やり方を違えた二人は歩み寄るどころか、どちらかが
倒れなければならない運命なのですね。結果がすべての曹操と、
正しき経過を重視する劉備と、どちらが良いのか・・・難しいところです。
そんな風に、考えさせられるところもこの物語の面白さなんでしょうね。
戦いは張飛・趙雲らの活躍もあって、曹操は敗色が濃くなるなる中で
頭痛により倒れ、司馬懿の判断で撤退。
漢中すべてを手中に収め、勝利に喜ぶ劉備陣。
法正が魏王に対抗し、漢中王になることを進言。法正という方は、劉備に気にいられかなり重用されたそうですが、
この翌年病死・・・残念です。
王になってほしいとの、賛成の声が大きくなり
初めは渋っていた劉備も承諾・・・孔明も賛成しましたが、どこか心配顔。
次の日、憂い気に琴を奏でる孔明・・・音があってないのが残念なんだよね~(^^;)
その姿を見て、なにか心配なことでも?と馬謖・・・昔は負けても怖くはなかったが、今回の大勝利に
大きな不安を感じている、危険は喜びの最中に忍び寄る、
その危険がどこから来るのかわからないから、
憂いでいるのだ、と孔明。驕れる者は久しからず、ですね・・・。
その頃、関羽が守る襄陽でも、漢中王・劉備の誕生に湧いております。
勢い付きすぎて、関羽は勝手に北上し樊城に攻めを決定。馬良の曹仁が守る樊城は攻め難く、また命令もされていないとの諫言も
荊州にて機をみて動けとの言葉を拡大解釈している関羽には聞こえず、
孔明の命令への反感や漢中での張飛・趙雲の活躍に対抗する思いも
あるようで、部下たちをその気にさせてしまいます・・・傅士仁、糜芳に
まず宜城を落とすように命じますが・・・ここでの字幕、襄陽になってる(^^;)
・・・その晩、傅士仁、糜芳は酒に酔い失火騒ぎを起こしてしまい、
関羽を怒らせてしまいます。斬れ!との命令を馬良に諌められ、関羽は
二人の出陣を撤回、糜芳は南郡を、傅士仁は公安を守るように命令。
が、共に守りの要所なので、馬良は心配しますが、もちろん却下・・・
改めて関羽は、先鋒に関平と廖化を任命します。
許都では関羽の樊城包囲の知らせと曹仁の援軍要請にどう応えるか
会議中・・・漢中で負けを喫したばかりの武将たち、相手が関羽であることも
あってしり込みをしています。仕方がないので曹操は于禁を指名。
于禁は暫く戦いには出ておらず、屯田に従事していたので関羽の相手は
務まりませんと辞退しようとしますが、曹操、無理強いです(^^;)
ならば、だれか先鋒を、と望みますが・・・なかなか進み出てこない中、
やっとのことで、龐徳が出てきました。関羽も自分も同じ人間だと威勢の
良い奴が出てきたと喜んだのもつかの間、于禁から彼は馬超から帰順した
者で、兄が劉備に仕えている事を聞いて、曹操は与えたばかりの先鋒の印を
取り上げてしまいます。不本意な龐徳はならば死を!と頭を床に打ち
続け・・・ようやく、自分の非を認めた曹操は印綬を再度手渡します。
曹操軍、夏侯淵を失って失速、名だたる武将は高齢化、
人材確保に難儀しているようです(^^;)
第69話


この記事へのコメント
まろ
それにしても、趙雲ファンとしては曹操の本陣に攻めいるシーン見たかったなぁ…と思いました。
司馬懿はね、同じく読めません。
昔から色々本を読んだりしてますが、全然掴めません。不気味ですよね~。
夏休み…長いですね。
うちは上の子は男の子なんで、高学年になったらみっちり三国志を教え込もうと思ってるんですが、今はまだ難しいかな。
戦闘シーンとか血ドバッで見せられないですよねえ。
ひらで~
はい憂いでいる孔明
素敵ですとはいえ、どんな
お顔でも素敵なんですが(笑)
このドラマの欠点は音楽かな
パターンが少なすぎですよね。
琴のシーンは全部同じ曲です(笑)
司馬懿・・・演じるニー・ダーホンの
半分寝ているような表情に騙される(笑)
じゃないと天下も取れませんね~。
息子さんに三国志!好いですね~
ゲームなどもありますから、とりあえず
キャラクターから入るのも好いかも。
アニメもありますしね・・・人形劇じゃぁ、
もう古いか(笑)