荊州3群をまず返すことに・・・。ところが、荊州を任されている関羽は
独断で返還を拒否するが・・・。
第68話 単刀会 ≪關雲長單刀赴會≫215年。益州、成都。
諸葛亮のもとに兄の諸葛瑾がやってきて、劉備が荊州を返さなければ、諸葛瑾一族が皆殺しにされると嘆く。諸葛亮は、劉備に頼みこみ、まず荊州三郡を返すことにしてもらう。最初は反対していた関羽も、魯粛に敬服し、三郡を返すことに同意する。病気の身で無理をした魯粛は、孫権へ手紙を書こうとするが息絶える。その頃、許都では、献帝が曹操を魏王に任命しようとしていた。
孫権より遣わされた孔明の兄・諸葛瑾と面会する孔明。喜びもつかの間、一族を囚われている事情を聞いて、
一緒に劉備にお目見えすることに・・・
張飛が、孫権からの使者が来ている事を聞きつけ、
孫権のやり方を非難し、攻めてやる~!と
息まきますが、孔明空かさず、出兵するなら私を切ってからに
してください!と懇願。そんなこと言われて、出兵できるわけがない劉備は、
西蜀を得たばかりで安定していないとの理由で、まずは
長沙、零陵、桂陽の三郡を返し、漢中を攻め取ったら、
残りを返還する事に・・・。
劉備は関羽に三郡を返すようにと書簡を書き、諸葛瑾が届けますが、
関羽はその三郡は曹操から奪い返したのだから、呉には譲れぬ!
兄上が許してもわしが許さん!と、勝手に断ってしまいます。
呉からの侵入を阻止する為に、兵まで動かす関羽です。
呉から零陵に赴いた役人が関羽の部下に追い返されたのを知った
呂蒙は賈華を供に、関羽と話しを付けに襄陽に乗り込みます。
しかし、大都督の魯粛としか話しをしないと、相手にしません。
呂蒙は魯粛は重病で動けないと告げると、ならば出向いてやろうと
陸口の川岸で待つ、文句はあるまい?と、関羽。
陸口に病をおしてやってきた魯粛・・・支える呂蒙・・・周瑜相手にも
こんなことしてて、かわいそうに思いますが、そんな呂蒙に魯粛は
戦うつもりはないので、水軍を後ろへ引くようにと命令します。
それに納得がいかず関羽に小馬鹿にされた悔しさを訴える呂蒙に、
江東の人間は人を見下しも、見下されもしない、人を見下すものは
必ず滅びる・・・と魯粛は諭します。その晩、呂蒙は魯粛のために
普通は下男がやるはずの世話をかって出ます。止める魯粛に、
いつまでも私の師であり、恩があるから・・・と、呂蒙・・・なんて
健気なんでしょう、こうやって周瑜の世話もしてたのだろうね・・・。
関羽は周倉だけををお供に、魯粛の陣へ赴き会見に臨みます。
ろくに話も進まぬうちに、武将たちが殺気立ち関羽と一触即発の
雰囲気に・・・魯粛は酒を関羽に振る舞うフリをして近づき、
自分を人質にして逃げるようにと、囁きます。
関羽は助ける訳を問いますが、貴方を助けたい訳ではなく、孫劉同盟の
維持のためであって、貴方が切られれば戦になるのは必至、そうなれば
曹操に両者とも呑みこまれてしまう、それだけは避けたいから、と魯粛。
そんな魯粛の心にうたれた関羽、魯粛を英雄と呼び、三郡を返すことに。
しかし、魯粛は無理をした為、病状は悪化。床に伏せる魯粛を心配そうに
のぞきこむ呂蒙・・・魯粛は今後の行動について、平素を装い、時を待てと
言い聞かせます。呂蒙の願いを知りつつ・・・周瑜の願いも叶うのだと・・・。
そこへ、曹操が漢中の張魯を攻め落としたとの報告が入ります。
これは呉にとっては朗報・・・魯粛は劉備と曹操の間でいつも強い方を
友としていれば、呉は常に勝者でいられると説き、呂蒙に後を託して
息絶えます。呂蒙、二人も師と仰ぐ人を見送って、志まで継いで・・・
そんなのって、哀しすぎる。
元気な武将が多い江東で不思議と癒される存在だったつーちん(子敬)、
周瑜と孔明、周瑜と孫権の間を往ったり来たりで大変でした。
その正直さは時に天然?と思えるほど、火に油を注いだりしてましたが、
それが一番の魅力でした。ドラマでは2年ほど早めの退場ですが、
217年、46歳で亡くなっています。
216年、許都。
曹操を前に、百官達が献帝に曹操を魏王とすることを上奏。
王になるだけでなく、十二旈の冕冠(べんかん:皇帝が被るもので、
旈と呼ばれる簾のような物を前後に12本づつ垂らしている)を戴き、
6頭立ての金根車(天子の輿)と天子の儀仗(兵・武具)を
許すべきだとまで願い出ます。それでは王ではなく、皇帝そのものです。
曹操は一応断ります・・・形だけ(笑)が、まわりはなおも薦めます。
ただ一人、反対する荀彧・・・いつの間にか、ヨロヨロのお爺さんになってる・・・
曹操は漢室を助けるのが務め、謙譲さを守りとおすべきである、また、
異性は王を称する事を禁ずと、漢を創立した高祖皇帝が律法を定めている、
これで曹操を王にしたら、民の非難は必至である、そうならないように
反対するのが我々の正しい勤めであると。
それに対し、程昱は詭弁だと反論・・・漢の簒奪を狙っている孫権、劉備を
押さえる為にも、因習に囚われずに民の願を聞いてほしい・・・荀彧以外は
すべてが賛成し、献帝に頭を下げます。こうなると、願いを聞くしかない献帝です。
荀彧は反対が自分だけだと悟ると、一人出て行ってしまいます。
助けるものが誰もいなくなった献帝は、悔しさを抑え勅命を出します。これで、
曹操は皇帝とほぼ同格の身分になりました。ず~っと、こんな感じで
曹操の機嫌を伺いつつ、おどおどしながら過ごしてきたのですね・・・。
その上奏に身を連ねていた曹植くん、曹パパが王になるお祝いの詩を
作ろうと、お出掛けしようとします。近道を行くことになり、ならば白馬門が近いというので、
通ろうとしましたら、ここは天子の車しか通れない禁門であると、止められます。
が、植くんは曹パパの権威の笠をひろげ、通してもらうことに・・・そこへ
荀彧が現れ・・・決まりを無視する親が親なら子も子だと、ひと問答に・・・。
荀彧が普通に正しいのだと思うだけど(^^;)
第67話 第69話
この記事へのコメント
よし@リーダシップ
結構どんなパターンでもわくわくします。
ぽんた
そうとは知らず、毎日1話ずつ1日の最後に、録画しておいた三国志を観るのが、私の唯一の楽しみだったので、たった1日の延期でしたが、残念でした。
明日、この68話を観ます。
ひらで~さんは、DVDでご覧になってらっしゃるのですか?
ひらで~
ご来訪、ありがとうございます。
三国志・・・人それぞれの思い入れがあり、
それぞれの楽しみ方がある・・・それが
面白さを増長させてくれる元なのかも
しれませんね。映像化する場合には
捉え方によって違ってくるので、
その違いを楽しむこともできますね。
これからも、三国志でわくわくしましょう♪
ひらで~
一日の終わりを三国志で閉める・・・
ファンにとっては素敵な楽しみ方ですね♪
延期は、残念でした。今日は昨日の分まで
楽しんでくださいね。
私は、最近発売されたBlu-ray版で観ています。
発売に合わせてTV放送されているようで、
観るペースが放送と同じになるのです(笑)
あらすじ、BSフジからコピペさせて
頂いてますので、私の方は今日、お休み
しようかな(笑)・・・でも、これも
日課のようなものになっているので、
観ないと、落ち着かないかも
というより、ルー・イーが毎日観たい
だけなんですけど♪
まろ
このドラマ、子供が寝た後の唯一の楽しみです。ブルーレイも買うべくヘソクリをかき集め中です。
ひらで~
呂蒙、健気ですよね。
周瑜の時から、お世話をするのが
好きそうでしたが、受けた恩を
還そうと思っていたのでしょうね。
魯粛は、のんびりしてそうで
肝は太いですから、考え方もしっかり
してますよね。
関羽の髭、手入れが大変そうですが(笑)
それだけに、人に見せたいのでしょう。
私は仕事が休みの平日、子どもが学校に
行っている間に観てますが・・・
夏休みに入るのでどうしよう