司馬懿は孔明の進路を読み、密かに増兵していたが、
孔明の策にその地位を追われることに・・・。
第85話 罵って王朗を殺す ≪諸葛亮北伐大興師≫
諸葛亮の北伐を知った曹叡は、老臣王朗の反対を無視して夏侯楙を大都督に任命する。諸葛亮が雍涼を通って進軍すると読んでいた司馬懿は、戦いに備えて密かに増兵していたが、それが朝廷に漏れ、あらぬ疑いをかけられる。結局、司馬懿は曹叡に職を解かれ、故郷に追いやられてしまう。司馬懿のいない魏軍はもはや諸葛亮の敵ではなく、蜀軍は長安に向かって連戦連勝を重ねていく…。
孔明が北伐を開始した知らせを受け、対処法を朝議にかける曹叡。
孔明は漢中に陣を布き、趙雲は既に魏に入った模様。
趙雲と聞いて皆怯む中で夏候楙(父は夏侯惇、妻は曹操の娘)が
父の仇を討ちたいと進み出ます。しかし、王朗はまだ経験が
浅いからと反対し、曹真、曹休の出兵を進言。ところが曹真は、
夏候楙を出せば魏の威光を示せるとか言って、曹叡を
言いくるめてしまいます・・・曹真、曹休は戦いに行きたくないのでしょう。
曹操の時は凄い武将や文官がいたのに・・・他は地方の守りに出てるの?
進軍を続ける孔明の前に、呉からの贈り物・・・聞けば3日前に
酒100甕と馬100頭を預けたとの事。表向きは応援しているようですが
裏ではせいぜいがんばってね~と、共倒れを願う孫権です(^^;)
ムカつ奴ですが(笑)まぁ期待させておこうと軽く受け流す孔明です。
そこに趙雲から三叉路に来たからどっちへいく?と指示を請う使者が・・・
地図を見ながら馬謖、魏延と相談。右は斜谷(やこく)、左は祁山という
わかれ道、軍を二つにし、劣りの軍が斜谷へ、本隊は祁山へ進み長安へと
孔明は指示。すると魏延が3つ目の地図にない道を行けば早く行けると提案。
しかし、それは険しい道で逃げ場もなく危険であるし、蜀の存亡をかけた
戦だから危険な道を通ることは避けたいと孔明は止めます。長安を落とす好機を逃す気か・・・と、魏延は不満そう・・・それを聞いた馬謖、
丞相は危険を冒さぬから負けを知らぬと、フォローしますが・・・。
魏の動きは孔明にしっかりと伝わっており、夏候楙などは
軽くあしらう孔明でしたが、司馬懿が雍涼に就いたと知ると、動きを
悟られたかと警戒・・・しかし、兵を増やしていないのでそれはないであろうと
馬謖が見立て、ならば魏のお家事情を利用して、司馬懿の息の根を止めると
孔明は画策・・・なんだか嬉しそうな孔明です♪
そのころ雍州の雍涼では・・・孔明が来ると読み、司馬懿が密かに増兵を行っておりました・・・
上奏もせず、許しも得ずにする増兵はご法度ですので、息子は心配しますが、
そんな悠長な事をしていては間に合わないと司馬懿、そのまま
増兵をすすめてしまいます・・・そこへ、孔明の言葉による攻撃開始。司馬懿が
曹植を立て、曹叡を討つとの檄を街中に貼りまくり・・・曹休が、早速それに
飛び付き司馬懿が謀反を起こしました~と曹叡に上奏。曹叡は
それは離間の計だ、司馬懿はそんな人物ではないと、処分は自分で
見極めてからすることに・・・結構頭の良い人というか、普通に考えることが
出来る人だね、叡くん、ちょっと見直した(笑)
ということで、曹叡は司馬懿のところへ・・・。
司馬懿はここで逃げたら、司馬一族は皆殺しにあうと、腹をくくり曹叡の前に。
正直に増兵したこと、孔明の進軍を予期し、そうしなければならなかったことを
話す司馬懿でしたが、曹叡は曹休の手前、官職を剥奪、郷里に戻るよう
処罰を下し、司馬懿の代わりに曹休が雍涼を守るように命令しますが・・・。
叡くんとしては、これがギリギリの所なんでしょうね。
話には関係ないが、叡くんの衣装、魏には珍しく白・・・若者って感じで
好いですね♪背も高くて衣装映えのする叡くんです。
司馬懿はそんな処罰でも、命あっての物種と、受け入れ故郷に帰ります。
偉業を成さんと志し半ばで亡くなっていった者たちを間近で見てきた
司馬懿の言葉は、負け惜しみではなく本心でしょうね。
孔明の進撃は南安などを軽く落とし、勢いが止まりません。
負け戦の報告ばかりで苛立つ曹叡。
夏候楙は生け捕られた様子・・・威勢は良かったんだけどね
天水の将、姜維が蜀に降りました。曹休は敗走・・・やっぱり(笑)
孔明たちは長安まで百里足らずの所まで迫っています。
どうするのだ~!と曹叡。そこへ王朗がここは曹真でしょうと進言。
曹真は私には荷が重すぎます!と慌てて断りますが、何言ってんの?
他にいないでしょ~と曹叡。そこへ私も行きますから♪と王朗。
ちょっとまて、76歳ではむりだろ~と曹叡。しかし、まだまだ
衰えてはいない!孔明が妖術使いだろうが任せなさい!
妖怪対人間だ~!(爆笑)と息巻く年寄りは誰も止められません(^^;)
魏では孔明は妖怪ってことになってるんだね♪
祁山。孔明と対峙する王朗、陣前での舌戦を孔明に仕掛けます。
それを許す曹真、戦う気はあるのでしょうかねぇ~(笑)
前に出た王朗、得々と太祖、文帝の偉業を語り、天の道理になぜ逆らうか?と
孔明に語ります。静かに聞いていた孔明ですが、嘗ては漢に仕え恩を受けた身、良心があれば
漢を再興はずだ、それなのに官位欲しさに逆賊に手を貸した、
そんな小狡い者が陣頭で天命を語るとは笑止千万!!と、反撃。
漢に仕えていた者にとっては、一番痛いところ・・・勝負は簡単につき
王朗の落馬に慌てた曹真は全軍撤退・・・これには孔明もやれやれ
って顔つきでした♪でも、王朗が亡くなり、曹真も孔明は妖怪だって
思ったみたい(笑)・・・王朗の死を聞いてマジ?って顔の
曹真、面白かったです・・・って、ここ笑うところか?それでも曹真は、これじゃぁまずいっていうんで、一計を案じます。
そのころ孔明の陣営では・・・孔明は北伐で投降した武将・姜維を呼び、近辺の地理に詳しい彼から渭水に陣を張る魏軍攻略について、
意見を請うところ・・・姜維は孔明たちの偵察に出たところ、
上司がさっさと逃げてしまい、帰るところがなくなって已む無く孔明に
投降したようです・・・姜維は渭水は増水しやすいので渡るのは危険と
指摘し、王朗の葬儀の様子がいつもの葬儀の仕方と違うと進言。
孔明は王朗が亡くなって、少々ショックを感じてます・・・喜ばないところが
好いよね♪・・・が、すぐに気持ちを切り替え、姜維がそれに気付いたことを
褒め、曹真の裏をかく策を練ります。
洛陽。曹真の敗退で・・・この戦いもセリフですまされてます(^^;)・・・華歆に
自らの出兵の上奏を受けた叡くんは、鐘太傅にどうすべきかを問います。
すると鐘太傅は臣下に心を向けるようにある人物の登用を促します・・・
それは曹真、曹休を恐れぬ孔明が唯一恐れる人物ゆえに、
離間の計で離された人物・・・司馬懿か?と、叡くんは気がつきます。
司馬懿だけが孔明の祁山進軍を予見し、それを見越して増兵までしたのに
罪人にした事を大反省する叡くん・・・ちゃんと、反省するのも偉いぞ。
快進撃の孔明軍。
このままいけば、半年で中原を平定できそうと孔明も嬉しそう♪
そこに李厳の息子、李豊が急ぎの知らせ・・・さては呉が蜀に進軍したか?と
気を揉む孔明でしたが、李厳からの書簡を読んで喜びの表情に

だめだ~こんな素敵な笑顔をされたら、またお話が跳んで行ってしまう~(笑)
その書簡には李厳が魏の孟達(関羽が呂蒙に追われた時に魏に降る)を
説き伏せ、新城の兵と帰順させたとありました。更に今なら洛陽は
御林軍(近衛兵)しかいないとあり、進軍するなら今だと孔明。
馬謖は内容の信ぴょう性を問いますが、孟達が魏に疎まれている存在で
あることを理由に信じるに足るとし、李厳を大いに褒め
“9月10日に洛陽を攻め落とせ、同日私は長安を攻める”との密書を送ります。 普段は馬謖が書くのですが、自ら書いてしまうほどの喜び様・・・。
故郷で逼塞している司馬懿。
司馬邸では、孔明に圧され続けている魏を心配する息子の司馬昭が
こんなになってまで、なぜ上奏しないのかと、司馬懿に迫っています。
息子は父が何を考えているのかわかりません。司馬懿は琴で
「知友」の故事の「高山流水」(自分を理解してくれる真の友人の意)を
弾き応えます。息子は直に知友が帝であることを察しますが、
帝は父の事を天敵としているのだから期待できませんと返すと、
天敵は往々にして知友となりえると司馬懿・・・そこに詔が到着。
それを聞いた司馬懿、突然琴を掻き鳴らし、感無量の表情。詔は華歆が持って来ておりました・・・帝に一族で頭を下げて
司馬懿の復帰を願って来た、今までの事は悪かったと頭を下げる華歆です・・・
魏の最後の頼みとなった司馬懿、早速仕事に取り掛かります。
なんだか、劉備が呉を攻めた時と同じような展開になって来たような・・・
快進撃の後に、相手が新しい策士を立て反撃・・・でも、孔明だから・・・。
第84話


孔明の出演時間が長いのは嬉しいが、つい観入ってしまい話しが飛んで、
また見直して・・・の繰り返し(笑)残りが少ないと思うと、先に進むのが
勿体ない気もするし・・・あと10話、今まで以上に心して観るぞ~♪
おまけ・・・今日のつーろんセリフなし・・・
別撮りっぽいネ(笑)
この記事へのコメント
ちはる
三国志が好きで諸葛亮贔屓のちはると申します。
私は老版の三国志好きなんですが、友人に勧められ新版三国を見始めたらハマってしまい、俳優さん(ルー・イー)にもハマってしまいました。あぁ、これも孔明の罠でしょうか(笑)
三国とルー・イー情報を探して、あちこちネットを彷徨ってましたら、ひらで~さんの素敵なサイトを発見!毎日、こっそりお邪魔してこんみんの画像を見ながらニマニマしてました。
DVDを購入して全話視聴済みですが、BS放送と並行して見ています。最終章に入り孔明がすべてを背負いこみ苦悩する姿を見たくないですが、ひらで~さんのサイトの素敵なこんみん画像に癒されながら、最後まで見ようと思います。
今日も素敵な画像ありがとうございます。危急存亡篇でもこんな素敵な笑顔されてたんですね!
さっちゃん
孔明がひげを束ねてなでていたあのシーン。私なら「う~~~んマンダム」といいそう。(堀内さんはまさにこの世代だし)
魏の王様の声は岸尾だいすけさん。遊佐さんとならんであちらの世界では有名な(わはは)
ひらで~
はじめまして(^^)
孔明の罠に嵌りましたね(笑)
ルー・イーの孔明は文句の文句の付け所が
ないほどの孔明ですよね♪
孔明が好きな方にも納得でしょうと
おススメの孔明です(笑)
ルー・イーの情報もドラマの情報も意外と
少ないですよね。三国志の情報はたくさん
あるけど、俳優さんに関しては全然(^^:)
私も探すの苦労してます(笑)
中国サイトへ行くと、いっぱいありますけど
言葉がわかりませんから(^^;)
ないなら、自分でやってしまえと
せっせとやってますが、
こうして喜んでいただけると
嬉しいです。
これからもよろしくお願いします♪
ひらで~
つーろん、肌艶はいいですからね~
老けメイクでも若く見えるかも。
孔明の髭なでシーン・・・マンダムって
今の若い子は?ですよね(笑)
あちらの世界・・・娘は得意ですが、
私は娘の話しを聞きかじるくらい・・・
でも岸尾さんって、私が毎週観ている
韓ドラ「ゲベク」のキョギ王子だ♪
王子系が似合うお声かしら?
吹き替えでは、私は『ロード・オブ・ザ・
リング』のヴィゴ=王様でファンになった
大塚芳忠さんに注目(耳?)
でも、魏延はあんまり好みじゃなくて
複雑ですが(笑)
涼子
ひらで~
こちらこそありがとうございます。
コメントは、皆さんの思いが伝わるもの
ばかりで 私も楽しく拝見し、
ルー・イーの ファンがここにもいた♪と
嬉しく思っています。
そう、いい男は爺ちゃんになっても
いい男なんですよ♪
近々、そちらにまたお邪魔しますね。
残りも10話、最後まで
よろしくお願いいたします♪
さっちゃん
ほほほ。お嬢様は岸尾君のお声を御存じなのね。今回は叫んだり怒るとアニメ声になるのがいやかな?
最初漢字でお仕事されていてある方に紹介されたとき甲高い声で「キシオ ダイスケ」ですと・・・
笑えた。
大塚さんの声はちょっと好き嫌いですよね。やっと「トンイ」がおわり「おおひさま=====」というのから解放されたんですが(笑)
堀内さんの飲みなかまだからもう少し我慢かな?
ひらで~
娘は、存じてました・・・私が
「ケベク」を観ていた横で
きしお~!とか言ってましたから(笑)
大塚さん、今日は出番多いです♪
「トンイ」は残念ながら未見。
お出になったたんですね。
今度機会があったら♪
まろ
久しぶりに孔明さまのステキな笑顔にやられました!
だって、ここに至るまでツラい出来事ばっかりでしたもん。
王朗を舌先三寸で殺っちゃう(本人もびっくり)ドSっぷりもよかったな~。
いきなり姜維出てきたり、流れが駆け足気味なのが気になる所ですが(汗)
馬謖のちょっとした表情の変化とか、ストーリーを知ってる分、こういう伏線をチェックしつつ観るとすごく面白いドラマですよね。
BSはもうすぐ終わりそうですね。
私はブルーレイ5,6,8,9買いました!
今、ここです(笑)
最終回に追い付け…るかな?
ひらで~
この回の孔明、笑顔が多くて
楽しかったですね♪
王朗との舌戦、相手が弱すぎましたね~
でも、孔明が相手なら本望か(^^;)
姜維の登場も唐突で、途中経過は?と、
あわてて調べた私です(笑)
でも、調べながら観るのも面白くて、
どんどん深みにはまっていきます(笑)
ドラマ化するのに、削ったところが
多いでしょうから、自分で穴埋めしないと
わからなくなってしまう・・・
ブルーレイ購入完了?
ここまで来ればあと少し、
きっと一気に観たくなりますよ(笑)
私はとりあえず全話観賞しました・・・
TB放送に合わせて、残り3話の感想UPを
残すのみ。
でも、簡単には終わらせたくないなぁ~