中国ドラマ「三国志Three Kingdoms」75☆天下三分

内憂を排した曹丕、次は帝の座を狙います。
司馬懿の根回しで献帝を追いつめて・・・。
第75話 退位を迫る≪漢獻帝兩詔禪曹丕≫
司馬懿から帝位に就くための根回しについて説明を受けた曹丕は、喜んで同意する。司馬懿は司馬家の名が泥をかぶらぬよう、華歆に命じて漢献帝に禅譲を迫る。退位を迫られた漢献帝は取り乱し、祖先に伝えるために宗廟に行き、そこで曹皇后に慰められる。朝廷に戻った漢献帝は、要求を飲み、玉璽を差し出すのだった。曹丕は漢献帝の禅譲の詔が気に入らず、もう一度発布し直すよう求める…。

献帝を廃し、魏王が帝位に就くべきと、司馬懿に言われ
先王がならなかったのに?と戸惑う曹丕・・・先王は、帝位に就かなくとも
皇帝より力があり、その必要はなかった、だが魏王は実績、功績が先王より
劣るため、それを補うため帝にならなくてはならないと司馬懿。
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なるほど!では、すべてを任せる、そして自分は“三辞三譲”すると曹丕・・・
恭謙にみえて、狡猾な丕くんです、もう表情が嫌らしい(笑)
でも、それをも包容してしまうのが司馬懿の凄さですね~
代々漢室に仕えてきた司馬家の事を考えて、表には出ないように画策。

功を上げたい華歆にその役を譲り、華歆は献帝に堯と舜に倣って
禅譲(ぜんじょう)するように上奏。禅譲とは、その地位を血縁に沿わず他人に
譲ることで、平和裏に行われた場合が禅譲、無理やりな場合が簒奪・・・
とはいえ、禅譲も表向きはいいけれど殆どが無理やりで、かなりの根回しが
あってのことだったようです。曹操が魏王になった時にはその半分が
出来ていたようなもので、献帝も予感はしていたと思いますが・・・
漢を自分の代で絶やすのは忍びなかった事でしょう。
少しは抵抗します(^^;)華歆は先祖に顔向けできないと嘆く帝に
図讖(としん:自然現象などから未来の兆候を探る学問由来の未来の
吉凶を予言した書)を投げつけます。詳しくはわかりませんが、
ここに漢の災いは魏に移ることで吉となると予言されいるので、先祖には
これを見せて説明すればいい、と引導を渡すような感じですかね。

譲らないと、天変地異が起こります、とかいろいろ言われるものですから、
ぼ、ぼく、ご先祖さまに相談してきますぅ~(><;)と献帝・・・
泣きつくところはもうご先祖さましかない献帝ですが、そこに
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曹操の娘でもある皇后が現れ、元気づけますが、
武装した曹洪、曹休がやってきて、早く戻れと催促。
廟にまでこんな姿で入ってくるなんて、それだけで無礼なのにね~
礼を尽くす相手ではないといことなんでしょうか・・・

献帝は諦めて詔を出すことにし、詔勅に必要な内印の管理をする符宝郎の
祖弼(そひつ)を呼び印を渡すように言いますが
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祖弼は董狐(とうこ)に倣い抵抗します。
董狐は春秋時代の晋の史官で、圧力に抵抗し真相を歴史に
記したことを讃えられている者で“董狐の筆”としてことわざになっている
・・・らしい・・・ここで、初めて知ったよ(^^;)勉強になりますね~
そんな、祖弼を帝は佞臣(心ない臣下)に勝ると褒めますが、曹洪に
あっという間に切って捨てられててしまいます・・・

そんなやり取り、私には関係ないとばかりの丕くんに妹の皇后が会いきて
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父もしなかったことをどうしてするのかと問い詰めます。丕くんは父は
喜んでいる、曹家の悲願を邪魔するなと言い聞かせますが・・・
皇后は最後の手段にでます。差し違えを覚悟した皇后でしたが、いつ、
そういうことが起こっても良いように準備を怠らないのが丕くんです。
これも曹パパから学んだことです。

詔を書き終えた献帝、許宮に戻り・・・
ここから、丕くんと献帝の“三辞三譲”劇場の始まりです。
一回目の詔は悲哀に満ちていて、無理やり書かせたみたい
(実は脅されてるし)でこれでは世間の謗りを受けてしまうので辞退・・・
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書き方が悪いから嫌ってことですね(^^;)。
華歆は魏王の命令で断りの上奏文を書いて帝に会いに行き、
詔を書いた者を処してしまいます。
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そして、帝自ら詔を書き直し、魏王に手渡すことをを迫ります。

二回目、帝自らの詔に私には帝になる徳がありません、と曹丕は
謙虚な姿勢をアピールして辞退。
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なんで?と、訳がわからない献帝に華歆は禅譲の受け方を説明・・・
一度で受けないのが最高の徳、ご存知ない?と、辱めること甚だしく、
もう、献帝もやってられるか~!と、怒りも頂点に・・・いっそのこと
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死んでしまおうかと、先祖由来の剣を手にしますが、痛いのは
嫌いな帝はやめときます(^^;)・・・こんなに小心者で、よくここまで居られた
ものと感心してしまいますが、これも漢を守るためと頑張っていたのでしょう。
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そこへ司馬懿が現れ、頭を下げます。誰もそんことをしなくなっているので、
帝の気も少しは和んだことでしょう。そんな帝の心に入り込もうとする
司馬懿がミエミエです(笑)。司馬懿は華歆が勝手に受禅台を
築いていることを帝に教えます。そんなことを、許した覚えが
ないという帝ですが・・・。

第74話                       第76話
長いね~このお話・・・さっさと譲ってすっきりすればいいのにって
思うのだけど、実際には18回も丕くんは辞退してるのだとか・・・
それを3回に縮めたってこと?(笑)
孔明観たいのに・・・でも、次回、やっと登場です♪

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この記事へのコメント

  • まろ

    私もバリバリの人形劇世代ですよ~(笑)
    三国志好きのきっかけは人形劇から始まってます。
    基本ベースは吉川三国志です。
    さて、禅譲、長いですね!
    曹丕の計算高さが際立ってまいりました。
    そして、やっぱり、私は司馬懿が嫌いだと、あらためて気付かされました。
    それに比べると、孔明さまの下心のなさ、忠誠心、高潔なんですよねー。
    早く次回の孔明さまに会いたい~。
    このあたり、めっきり出番がないんで餓えてるんですけど…
    次回の寝所でのお姿に鼻血吹くかもしれない…(笑)
    2012年07月29日 14:50
  • ひらで~

    まろさん♪
    まろさんも人形劇世代でしたか~!
    歳がばれますが(笑)
    人形が素晴らしかったですよね。
    当時、部屋に人形展で仕入れた
    関羽のポスター貼ってました(笑)
    私は岩波文庫版で読みました・・・が
    遠い昔なので忘れてます(笑)

    この回、なんでこんな事までするんだ?って
    思いますよね~ここまでしたのに、世間には
    簒奪したって思われるんだから
    さっさと獲っちゃえって(笑)

    こんなに引っ張られると、早く
    孔明が観たくてうずうず・・・
    次回の寝所・・・かなりヤバイですよ~
    2012年07月29日 17:18

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