中国ドラマ「三国志Three Kingdoms」６６☆漢朝落日

義の人ゆえに大きな壁に阻まれる劉備・・・その壁を
突き破ろうとする龐統ですが・・・。

第66話　落鳳坡　≪龐士元亡於落鳳坡≫
龐統の計略によって、劉璋は自らの部下である張松を殺し、西川軍を率いて劉備を討とうとする。さらに、落鳳坡で龐統が殺害されたことで、劉備はついに劉璋と戦う決心をする。龐統は自らの死をもって劉備に出陣の名目を与えたのだった。龐統が死んだという知らせを受けた諸葛亮は、荊州を関羽に預け、劉備の援軍に向かう。劉璋は領地を張魯に割譲し、劉備軍に対抗しようとする。

２１４年。益州涪城、劉備軍の逗留地。
劉璋にこき使われ、妻には出て行かれ やけ酒をあおる劉備は
龐統に、益州が欲しい！けれど、大義名分がなく、それができない！と
愚痴をこぼします・・・ちょっと酒乱入ってます（＾＾；）
不義を働いてでも取りたい自分と、義を重んじる自分との葛藤に苦しむ
劉備の姿を見て龐統は感動・・・私がどこから見ても立派な大義名分を
作りますから～！と、意を決します。

龐統はまず、張松が劉備と密約を交わしている証拠となる
嘘の密書を張松の兄・張粛に間違えたフリをして届けます。当然、それは
劉璋に報告されまして、張松は斬首に・・・その首は劉備に届けられ、
宣戦布告となります。すでに張任が迫り、劉備は受けて立つしかなく、
涪城を離れ兵量も充分で地の利も好い雒城を目指します。
その途中、伏兵が予想される谷で龐統は兵を３つに別けて進む事を提案。
そして、劉備の的驢を借り前軍を志願・・・劉備は嫌な予感に包まれますが

龐統は笑い飛ばし進軍・・・通る谷の名前は“落鳳坡”、
鳳雛と呼ばれる自分の死に場所にふさわしいと、伏兵の餌食となり、
その死を以て、劉備を益州を取る大義名分を作った龐統でした。

劉備は軍師の敵討ちと称し、雒城を落とします。

荊州、襄陽。
孔明が星空を見上げております♪傍らには、お久しぶりの馬良くん。

星が流れ、悲しい顔をするこんみん・・・罡星（こうせい）が西に傾き
不吉だ、直に敗報が届くだろう・・・罡星って何？“罡星”って調べても
ないんだけど（＾＾；）“天罡”で北斗七星って出た・・・そんな所へ
劉備からの急信が関平によって届けられ、龐統の死を知った孔明は
兵を率いて劉備のもとへ・・・主のいない荊州は関羽が守ることとなり、
不安はあるけれど（＾＾；）孔明は「北は曹操を拒（こば）み、南は孫権と和す」の
言葉を関羽に送り、張飛、趙雲と３万の兵を率いて出発します。

成都では、孔明たちの出兵に劉璋がほれ、みたことか、どうするんだ～！と
頭を抱えております。こうなったら、張魯に来てもらいましょうと、黄権・・・
そんな事ができるのか？と劉璋が問うと、張魯の軍師・楊松に益州の２０県も
与えれば言うことを聞くからと、黄権。しかたない、では頼んだぞ、と劉璋・・・
えっ？そんなことを、簡単にしちゃうの？なんだか、もうぐちゃぐちゃ（＾＾；）

そこで、黄権はさっそく漢中へ赴き、楊松に助けを求めますが、この楊松、
見るからにずるそうな人（笑）
そして、張魯の登場です。張任が虎って言ってたから、どれほど強そうな
人かと思っていたら・・・人の好さそうな感じの人で、あれ？って（笑）
張魯が誰が闘いに行くか？と武将たちに尋ねますと、馬超が立候補。

そのころ孔明は涪城へ来ており、劉備と成都攻略の策を練っております。
成都を力で落とすのは容易いが、それでは恨みを買ってしまう、
ならば、劉璋が劉備に譲る形にすれば良いと、孔明。
しかし、馬超がいるので簡単にはいかないだろうと劉備・・・
そこへ孟達将軍（法正と共に劉備に下った）のいる
霞萌関が馬超に攻められ危険との知らせが届けられると、
劉備は張飛を連れて霞萌関に向かいます。

霞萌関では馬超の従弟・馬岱が威嚇中・・・そこに到着した劉備たち。
早速、張飛が前に出て、貴様では酒の肴にもならん！と一撃・・・
馬超が来るまで城で酒を飲む余裕の劉備たちでした。
さすがにここまで来ると貫禄が付いてますね。
若い馬超、馬岱相手だから、そう思うのか・・・。

馬超が到着しても、敵の戦意が落ちるまで待てという劉備の言葉を無視して
城を出た張飛は馬超と対決。

両者一歩も引かないそれはそれは長い闘いとなり、夜まで続けられました。
途中、劉備が鐘を鳴らして、休戦させるシーンがありましたが
そういう、決まりがあるのですね～ボクシングとかのゴングみたい（笑）

第６５話　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第６７話　
前半は血なまぐさいような、すっきりしない展開でしたが
馬超が出てきてからは、なんだか元気な雰囲気に。

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