第53話 孫権、兵符を返す ≪孫権被周瑜激怒≫
孫権は即位以来、常に周瑜を尊重してきたが、勝手に出兵した周瑜の独断専行ぶりに激怒する。周瑜は統帥権の兵符を置いて去っていく。呉国太は、孫権に君主としての心得を説き、大勢を考慮して周瑜の計画を採用するようにと助言。孫権は母の度量に心打たれる。
孫権は周瑜に兵符を返し、周瑜もそれを受け取って、荊州攻撃を正式に願い出る。孫権を追ってきた魯粛(ろしゅく)は猛反対するが…。
「呉公は私だ」と自分に言い聞かせているかのように
周瑜の自分を無視しての行動をたしなめる孫権の言葉に
さすがの周瑜も諦めたようで、大都督の兵符を返します。
これは大都督、戦いができない事より、孫権にそう思われていた
事がショックだったのではないでしょうか・・・でも、行き過ぎていたのは
事実だからね~。孫権もそう言いながら落ち込んでるし・・・まぁ、
この二人の関係上、いつかは通る道だわね。
と、そこへつーちん。落ち込む孫権を励ますかと思えば・・・
巴陵の兵は周瑜にしか従わないと・・・えっ?言っちゃう?それ・・・
と思った瞬間、孫権どっか~ん!です(^^;)正直過ぎだよ、つーちん。
単に、間が悪かったのか・・・
周瑜はやけ酒です・・・それを殴られても止める呂蒙・・・やっぱり住み込み?
鎧姿ってことは勤務中?瓶に重ねた手のアップが意味深(笑)、というのは
どうでもいいののだよね(笑)・・・呂蒙の心配もよそに、周瑜の怒りは
孔明に向けられどうにもおさまらず、最後には自分は江東には無用と
拗ねてしまう始末・・・
孫権は巴陵の甘寧がすんなり撤退しないことに腹を立て、みんな罷免だ~!と
苛立ちの頂点にいて自分でもどうにもならない様子。そこに権ママ、
周瑜に兵符を返しなさいと進言。周瑜の策では劉備との戦は避けられないと
心配する孫権に、母の経験から戦は起こることはない、それよりも今は
臣下と心を合わせることが大事と諭します。
早速、孫権は周瑜の家へ。
僕が悪かったのです。今の僕や孫家があるのは、公瑾のお陰、
江東になくてはならない人です。だから戻って来てください・・・と、孫権。
こういうところは、弟分らしく上手です。
荊州も好きに攻めていいよ~と言ったところにつーちん、
話しを聞いてたらしく・・・孫権を追って来たわけじゃぁないよね(笑)
劉備に手をかければ曹操と同じ国賊になると反対します。
そして孔明は敵であり友であり、敵と見るか、友と見るかは
我らの知恵次第であると、説きますが、今までそうして来たのに
荊州を取れない苛立ちが爆発したのか、孫権またどっか~ん!です。
自分を主君と思わない奴は臣下とも思わない!と、
つーちんの贊軍都尉の職を解いてしまいます。
贊軍都尉ってどんな職?ちょっと調べたけどわからん(^^;)
周瑜を立てれば魯粛が・・・と、どうすりゃいいのさ?と、
キレてしまったのかもしれません(^^;)情緒不安定になってる感じです。
周瑜もあれ?どうしてこうなるの?って思ったのでしょう、
職を解かれたつーちんの自宅を訪ねます。これがまた質素なおうち。
思わぬ訪問客に喜んだつーちんは酒を酌み交わそうとしますが、
お酒を買うお金がない・・・お給料は孤児たちに寄付・・・ならば、
今着ているものを質にいれて・・・そんな生活してたのね。
喧嘩状態で居心地の悪い思いをしている周瑜に
今争っているのも私情ではなく、天下のことだ・・・と、
どこまでも心が広く強いつーちんです。
自分には時間が無いから、近道を行くと決めた周瑜ですが、
それには大きな難関が・・・権ママ・呉国太です。
権ママは孫権、周瑜、張昭らを前に、お説教。
周瑜の策は愚策!とバッサリですが悪いの臣下ではなく、
主君である孫権と、遠まわしに周瑜の立場を明らかにしてます・・・
さすがは権ママ、ゴタ息子(笑)たちの浅知恵の後始末を考えます。
嘘を真にしてしまうというもの。周瑜にしてみれば、それはまずいこと。
反対しますが、言えば言うほど墓穴掘り~(^^;)
そこで、まず小妹に劉備の品定めをさせて、気にいるかどうか
見てから決めましょうと提案。ですが、周瑜は劉備暗殺しか
頭にないようで、呂蒙に密かに指示を出します・・・
さて、こんな騒動のなかで待ちぼうけを食ってる劉備のもとに
魯粛が事の次第を告げに来て、周瑜が命を狙っているから
逃げることを勧めます。しかし、劉備は逃げたら戦になるし、
自分を小妹が気にいれば周瑜も手出しはできないだろうと、
強気発言・・・かなり自信がおありのようで(笑)
それに対してつーちん、気にいられる勝算は一割もない・・・って、
正直なのはいいけれど、それがつーちんの弱点だよね(^^;)
強気発言した劉備ですが・・・お見合い(?)はどうなりますか(^^)
つーろんの活躍も期待できそう♪
第52話


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