第65話 江を遮り阿斗を奪う ≪魏延舞劍意在劉璋≫211年。益州涪城、劉備軍の逗留地。
龐統は劉備に西蜀を取らせるため、宴会で魏延に剣舞を踊らせ、劉璋を暗殺しようと企てる。しかし、劉備は剣舞に不快感を示して止めさせる。その後、劉備は張魯軍に対して出陣し、劉璋を感動させるのだった。劉備が荊州を出たことを知った孫権は、攻撃を仕掛けるために、妹で劉備の妻である小妹を江東に戻らせる。趙雲は小妹が連れ出した劉備の息子・阿斗を取り返しに向かう…。
張松からの密書で劉璋が来ると知らされた方正、龐統は
劉備に劉璋を討つチャンスだと薦めますが、劉備は迎えに来た
親戚を殺すのか~!そんな事をすれば、天は許さず、民は恨む、
仁者がやるべきことではな~い!と、大激怒。龐統は劉備をまだ
理解してないのね・・・そこで、龐統、腹黒策に転じます。
魏延を呼んで・・・劉璋一行を迎える為に劉備は酒席を設けますが、
出席したそれぞれの将軍たちは殺気を出しまくり・・・
魏延は剣舞で酒宴を盛り上げるますと前へ出ますが、
そこへ黄権から劉備は危険だと聞かされていた張任が
剣舞には相手が必要だと、魏延と剣を交え、ならば我々も!と
武将たちが次々と・・・戦場か?と思うような殺気の場に耐えられなくなった
劉備はここは鴻門の会ではなく、私は楚の覇王でもない!と、
これを止めさせ、張任たちに劉璋に手は出さないことを誓います。
鴻門の会・・・これは知ってる♪漢文の授業に出てきたし(遠い昔の事ですが)、
項羽と劉邦の話の中では有名だよね♪劉璋も気がついてはいたようですが、劉備を信じなくては劉氏も終わりだと
張任にそして自分に言い聞かせます。
そんな時、張魯が攻めて来たとの知らせが・・・
劉璋は劉備の真意を測るために早速出兵させました。
一方、劉備が益州に入ったとの知らせを聞いた柴桑では程普らが、
今が荊州を奪い返すチャンスです!と孫権に訴えますが、
孫権は西蜀を取ったら返す約束したのだから待て・・・と、なだめます。
実のところ、今荊州を攻めれば孔明が妹の小妹を人質にすることを
心配しておりました。内心は取り返したくて仕方ない孫権、
病気で伏せっている魯粛を訪ね、副都督に呂蒙を推薦します・・・
将軍たちの若返りも踏まえてますが、周瑜の近くにいた彼こそ、
一番荊州を取りたがっているからでしょう。魯粛は自分の命がわずかだと
察しており、呂蒙がいずれ大都督をするよう孫権に推し、残りの命を
孫権の荊州奪還にかけることを誓います。そして呂蒙が副都督に就任・・・ここの呂蒙、可愛いなぁ・・・。
そのころ、襄陽には小妹の所に母・呉国太からの使者・周善が秘密裏に訪れ、
母が病気だと知らされます。書簡も3通送ったのに、孔明が止めていたと
不信感をあおり、呉に帰ることを促します。帰国を決心した小妹は置手紙を書いて襄陽を脱出。
それを見た孔明は趙雲に追いかけさせます。
孔明、ちゃんと国のお仕事をしておりましたね~♪
小妹は母がいなくなってはかわいそうだと阿斗を連れだしておりました。
でも、これは人質だよね~小妹も母と今生の別れをしてきたのだし、
今の状況を考えれば、息子を連れ出すことや自分が帰る意味ぐらい
わかっていそうだけど、どうなんだろう・・・
趙雲は阿斗だけは置いて行くように告げます・・・が、それを拒んだため、
競り合いになりますが、趙雲の敵ではなくあっという間に阿斗は趙雲の手に。そこへ張飛がやって来て、騒ぎは更に大きく(^^;)小妹が命をかける姿に
趙雲・張飛は小妹を見逃します。趙雲、相変わらずカッコいい♪その知らせは、益州の劉備のもとへ・・・
いつかは出て行くと思っていたとか言ってますが、
もっと大切にしておけば良かったんじゃないか~、でも、
大事のために仕方なかったとか言い訳してるあたり、
仕事で家庭を顧みないで妻に出て行かれたダンナそのものです(笑)
やけ酒飲んでるし~~~張魯を約束通り破ったのはいいけれど、
終わればぞんざいな扱いで、劉章に失望的になっているところですから、
そのダメージは大きい・・・そこで、劉備、
本心を酒の相手の龐統にもらします・・・益州がほしい!と・・・。
女性がダメなら、仕事一筋に行くしかない・・・か?(^^;)
第64話


漢中の張魯・・・名前だけでまだ一回も姿が見えず・・・
そういうのあり?(笑)
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