中国ドラマ「三国志Three Kingdoms」57☆ 周瑜絶命

劉備の荊州立ち退きをせまる呉に対し、力不足を理由にかわす孔明。
そこで周瑜が取った策は・・・。
第57話 周瑜の死 ≪周瑜兵敗抱憾而亡 ≫
魯粛は、周瑜と程普が太守となったので、南都、江夏からの立ち退きを劉備に迫る。兵力と兵糧の不足を言い訳にして動こうとしない諸葛亮に対し、魯粛は呉が代わりに西蜀を攻略することで、荊州と交換するという取引を成立させる。周瑜は西蜀への遠征に乗り出すが、荊州を通る際に劉備たちを滅ぼすことを計画した。諸葛亮は周瑜の書状から計略を見抜き…。
210年、襄陽。
周瑜と程普がそれぞれ南郡と江夏の太守に任命されたので、
早速劉備たちの立ち退きを迫る魯粛。
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孔明の劉備が荊州牧になるので、
周瑜と程普は劉備の支配下に入るがいいか?との問いにも、
魯粛は南郡と江夏から立ち退いてもらえれば問題ないと返します。
そうは言っても、周瑜と程普が入ったのでは物騒で困るのでやめてほしいと、
孔明は引き下がりません。
そうですか・・・と魯粛、では本題へ・・・って、今までは何?と、劉備。
のほほんとしてる割には、つっこみは忘れない(笑)
魯粛は以前交わした約束の西蜀の話しを持ち出します。
なぜ、いつまでたっても攻めないのか?と魯粛が劉備に問いますと、
劉備は攻めたくてもできないのだ~!と急に不機嫌になり、唐突に退場・・・
面倒くさいから、あとはよろしく♪孔明、って感じです(^^;)
なに?なにかしました、私?と不思議がるつーちんにこんみんが説明。
蜀を治める劉璋は無能で攻めるのは容易いが、劉備とは血縁であるから
攻めあぐねている。それなのに嫁の家からは早く返せ~とつつかれて
板挟みで辛いのです、と・・・血縁に向かって無能だと言いきるのはどうかとも
思うけど(笑)こんみん、お得意の、困ってるから、助けてくださいっ!ていう、
“いつの間にか被害者作戦”だよね~(笑)
それに対し、つーちんは、そんな道理は通じないし、周瑜が許さないと反論し、
ならば、5年待ってもらえれば何とかしますとこんみんが譲歩すると、
今すぐじゃないとダメ!と、つーちん、突っぱねます。
でも、そんな力は今はないんです~、だから無理!とこんみん。
だったら、力がある周瑜が代わって取って来ますから、
それと交換しよっ!と、つーちん。
だったら、おねがい♪と、こんみん・・・
周瑜の思惑どおりに一応は展開してますが、つーちんはなんだか不満そう・・・
魯粛を見送る劉備と孔明も、周瑜の出方が心配そう・・・
劉備は西蜀をとるのは忍びないみたいですね~
そんなこと思ってたらいつになっても漢室再興は望めないですよ~とは
言えない、こんみん、西蜀を攻めるなんて周瑜のハッタリですからと、
とりあえず、劉備を安心させますが・・・

柴桑に帰ったつーちん、孔明は手ごわかったと、周瑜に愚痴をこぼします。
やっぱり、劉備たちは侮れないと、敵意しか見いだせない周瑜は
荊州を取るために、若手の将軍が孫権に直訴してOK貰ってあるから、
任せとけ!と、強気です・・・いつもそうなんだけどなぁ~(^^;)
今度ばかりはつーちんも乗り気・・・かなり頭にきてるようだ。
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これから代わりに西蜀を取りに行きますので、よろしくね♪と、
呉からの知らせを受け取った劉備、孔明は本気で来るの?と
少々焦っている様子。ところが書をよくよく読んだ孔明、
そこに隠された策略を見出します・・・
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道を借りて虢(かく)を滅ぼすの計[假途滅虢之計]とは、
紀元前7世紀の晋が行った、滅ぼしたい国・虞に対して
他国虢(かく)を攻めるために道路を借りると称して中に入り、
その国を滅ぼすという作戦だそうで、
西蜀に行くふりをして、荊州を取ると予測。
断れないのを逆手に取ったこの策に対して、孔明はその軍の将が
程普であったら協力し、周瑜だったら、撃退しましょうと提案。
更に、兵力の差を気にしていた劉備に、実は・・・と、孔明。
内緒で、3万の兵をへそくりしてたんですぅ~・・・しっかりしてます(^^)
それは心強い!と劉備・・・君主に黙ってそれだけの兵を隠しておくなんて、
謀反とか、他に財産ため込んでんじゃなかろうかと疑いをかけられそうだが・・・
仁徳のなせる技なのか、単に劉備が気にしてないだけなのか(笑)
周瑜は呉の中でも厄介な存在だから、もし勝てれば双方にとっても
良いことになると、もうひと押しする孔明です。

柴桑。周瑜の軍が出発しようとしています。かなり周瑜は弱っている様子。
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折角、賈華が與車を用意してくれたのに・・・強がっても、馬にまともに
乗れないでしょうに。大都督のそんな姿に、感動して呂蒙たちは
陶酔してしまうんだろうなぁ~、よくわからんですこういう男たちの世界は・・・。
そして、命を下します・・・荊州を取れ!
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しかし、待ち構えていた趙雲、関羽、張飛らに撃退され、
周瑜の兵たちは動きの取れない状態に・・・食料も乏しくなり
もはやこれまでかと悔しがる周瑜の元に孔明からの便りが届きます。
「西蜀をとると言うので、食糧や武器などを用意して待っていたのに、
攻めてくるから守るために仕方なく、戦いました。こんなことをしてたら
お互い為になりません、仲良くしましょう。尚、お帰りは東口からどうぞ・・・」
呂蒙は罠だから、攻めまくりましょうと言いますが、周瑜は諦めます。
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帰り道、取れなかった荊州を目に焼きつける周瑜です・・・。

柴桑に戻った周瑜は最後の時を迎えます。
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見舞に駆け付けた孫権に、もう力になれないと別れの言葉を告げ、
今までの無礼を詫びます。けれど、孫堅、孫策と主君を亡くし
バラバラになりそうだった呉をまとめる為にやむを得ず、
強硬な態度をとってきたのであって、孫権なら、それを許してくれると
分かっていたからと、本心を語ります。
そして、次の大都督に魯粛を推挙して・・・・
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「天は周瑜を生みながら、なぜ諸葛亮も生んだのか」と、
言い残し亡くなりました。36歳、若い死です・・・。
呂蒙の大都督(たーとーとー)と、消え入りそうなセリフが泣かせます・・・。
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ドラマでは、孔明に最後まで勝てずに恨んで亡くなったような感じですが、
実際には蜀を取り、関中の馬超と同盟を結んで曹操を討つ計画中に
巴丘で病のために亡くなったそうです。
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周瑜の死は孫権によって魯粛に知らされます・・・
孫権は周瑜は自ら命を縮めたような口ぶりですから、
やっぱり、周瑜はちょっと邪魔だったのでしょうかねぇ~
嘆いているばかりでは主君は務まりません、先の事も大事ですから・・・。
でも、今一つ孫権の性格とか分かりませんが・・・
これから、出てきそうですね本性が・・・。
第56話                           第58話
とうとう、周瑜退場です・・・孔明に畏怖と尊敬の念をを感じながらも
呉のために強がって頑張った短い生涯でした。
孫策が生きていたら、本来の彼で居続けられたではないかと思うと、
損な役回りだったなぁと思います。
演じたビクター・ホァン、このドラマで初めて観ました。
周瑜に似合っていたかは未だ、よくわからないのですが(笑)
孔明を引き立てる役柄としては、魅力的でした・・・変な褒めかたですが(笑)
ただ、髭はやっぱり似合わないと思うけど(笑) ご苦労様でした。
2010年、彼はこの役で中国広東の南方電視台の最も人気があった方に
送られるんじゃないかと思われる(…だって訳がないんだもん)賞、
最具人气男演員奖を獲りました。
その模様です。中国サイト「搜狐视频」ですので再生に時間がかかるかも
2010南方电视剧盛典之黄维德
ドラマは吹き替えでしたので、彼のホントの声ですね。
歌手でもありますので、唄声も披露してます(^^)が、
なんて言っているかは・・・中国語のわかる方に聞いてください(^^;)


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この記事へのコメント

  • くりりん

    ひゃぁ~あ!ビクター・ホァンの動画面白かったですぅ。

    私は個人的に、彼は好きです!そして髭も!
    三国志もそうですが、韓国時代劇なんかも俳優さんは髭が多いですよね。
    私は、男性の髭はセクシーでとっても好きです。
    (ケースバイケースですが・・・)

    それにしても、周瑜が死んじゃったら、呉は誰に魅力があるんだろう?って不安なんですが、これから、素敵な人物出てきますかぁ?
    2012年06月20日 15:39
  • ひらで~

    くりりんさん♪
    何を言っているのか、
    よくわからなくても(笑)、
    面白いですよね~この人・・・
    私も好きです♪
    髭は・・・う~ん、ない方が
    爽やかで好いな♪実を言うと
    ドラマ「大唐游侠伝」を観てから好きに
    なったのですが(笑)
    髭は鼻の下のがどうも(^^;)
    孔明のはOKですから♪
    韓国の時代劇は殆ど髭ありますね。
    強そうに見えますからね~

    呉の今後・・・そうですね~私は孫権が
    結構お気に入りなので、これから出番が
    多くなる事に期待してます♪
    中国の役者さんはよくわかりませんが、
    陸遜を演じるシャオ・フォン邵峰さん、
    好さなそうな感じがするので、
    楽しみなんです♪
    2012年06月21日 09:55

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