第54話 甘露寺に婿を招く ≪孫小妹劉備成親≫
孫小妹とのお見合いのために、甘露寺に赴いた劉備。劉備を殺すため伏兵が潜んでいたが、趙雲はそれを見抜いていた。命拾いした劉備は、漢の再興のみが自分の志であり、それを疑うなら殺してよいと言い放つ。劉備の演説は皆の心を打ち、小妹は笛を吹く。それは、小妹が劉備との結婚に同意したという呉国太への合図だった。孫権は劉備を殺すのをやめ、縁組みすることを決意する。
見合いの日の朝。呉国太は娘・小妹に父の形見である簫を手渡します。
亡き兄も身に着けていた簫に込めた思いを語り、孫家の娘としての心構えを
伝えたかったのでしょう。女の戦いへの出陣式のように見えました。
甘露寺。お見合いの席が両家の初対面の日となりました。お互い、どう感じたのでしょうか・・・権ママ、劉備を見て皇族の風貌が
おありだとか仰ってますが・・・そうなのか~、権ママが言うなら(笑)
と、そんな中、密かに抜かれた剣の音を聞きつけた趙雲が入って来て、
伏兵たちを顕わにします。周瑜が呂蒙に言いつけた伏兵ですが、孫権も
知っていたのではないでしょうか。知っていて、劉備を試したような
感じもします。孫権落ち着きすぎてるし・・・芝居くさいのよネ(笑)
劉備は仁義に欠けた行いを詫び、漢室再興のためにやむなくそうした行動に
出たのであって、再興の折には田舎に帰るつもりであると説き、
呉国太を感動させます。私欲のためではなく、これが私の使命なんです~と
言われてしまえば、荊州が取れなくて悔しいから劉備を騙して殺します、なんて
周瑜の思いは吹き飛ぶ感じです(^^;)そして、劉備は趙雲から剣を取り
この命で江東に詫びると、呂蒙に渡します。剣が振り降ろされようとする時
簫の音が・・・剣は趙雲が取り返し・・・つーろん、カッコいい♪見合いが済んだ後、寺の庭(?)の石の前に立った劉備はある願を賭け、
剣を石に振り降ろします・・・その願とは、無事に荊州に戻れるか・・・
見事石は真っ二つ。
それを見ていた孫権に石に恨みでもあるのかと聞かれるのですが、
曹操を倒せるか天に聞いたと答えます。
それなら僕も♪と石を切る孫権。心では荊州が取れるかと聞き、劉備には漢の再興と言っているあたり、
天はどっちの味方?それは分からないよ~って言ってるようで、
面白いシーンでした。
婚礼の日。劉備、かなり飲まされてます。赤い顔が可愛い(笑)
お嫁さんは婚礼の席はいないのね・・・宴が終わって漸く、対面。
でも、なんだか様子が変・・・武装した女官(?)たちが並んでお出迎え。
部屋の前で剣を取らされた劉備、いきなり花嫁に切りつけられます。
ここから、意外な劉備の姿が(笑)武侠ドラマ版に変身です。
剣を首に当てられても動じない姿に、落ちました?孫小妹・・・
お父さん、早くに亡くしてるし、ファザコン気があったのか?
まぁ、ここで気にいらないとは言えませんでしょうから、
彼女なりの小さな抵抗の現れだったのかとも取れますが、
こういうのも可愛いでしょうね~劉備にとっては(笑)
でも、紳士に接してるので印象は好いです・・・ってどんな感想よ(笑)こうなってしまっては手も出せない周瑜は・・・劉備を返さずそのまま
取り込んでしまおうと計画変更。劉備は敢えてその策に乗ります。
策に乗ったと、周瑜を油断させ、その間に荊州の兵力を高めるつもり。
そんな劉備の考えも知らず、劉備おもてなし作戦を開始する周瑜ですが・・・
贅沢三昧の家に通されて、珍しがるつーろん、可愛いぞ♪
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