あらすじ&感想(勝手な解釈付き)
第37話 儒者たちとの舌戦 ≪諸葛孔明舌戦群儒≫208年、江夏。
曹操は、蔡瑁が水軍の訓練を終え次第、長江を下り、江東の孫権を滅ぼすことにする。その頃、劉備のもとに、江東の魯粛が訪ねてくる。諸葛亮は、魯粛に随行して孫権を説得に行き、共に曹操に対抗しようと進言する。しかし、張昭をはじめとした老臣たちは孫権に曹操への投降を勧めていた。魯粛に連れられ、孫権に拝謁した諸葛亮は、居並ぶ群臣たちと舌戦を繰り広げ…。
劉琦の助け舟で首が繋がった劉備・・・ちょっと落ち込んでいる様子。けれど、孔明はいたってポジティブ(笑)このままでは、江夏も危ないので、
江東を巻き込んで曹操に対しましょうと提案。噂をすればなんとやら・・・で、
そんな時に江東から劉表への弔問の使者が訪れたとの知らせ。
昔の遺恨が絡んで弔問される義理はないと不思議がる劉琦から
話を聞いた孔明は劉備に曹操について聞きに来たのでは、と推測。
時は来た!と、張り切る孔明です。大敗して、うつ状態のような劉備に対して
これに乗じて、私が孫権を説き伏せに行きますと語るなんと生き生きとした
表情の孔明♪観ているだけで嬉しくなります♪
ところで、誰が来たのか問いますと、魯粛との答え・・・魯粛と言えば、
江東のNO.3にあたる人物で、孫権が後を継いだ後、
周喩の推挙で孫権を教育し、お陰で孫権は立派になったとの事・・・
気難しい周喩のお気に入りで、孫権の教育係、
そんな重要な人がなぜ?期待と不安を抱えて、魯粛と初対面です。物静かな、癒し系の魯粛さん・・・字は子敬で、中国語発音だと
“つーちん”に聴こえて、これが何とも似合った響きなんです♪
孔明は“こんみん”♪これもまた、可愛くて好いねぇ~。
と言う訳で、以後“つーちん”、“こんみん”と呼ぶかも・・・です(笑)つーちんの武器は“正直さ”なんですね。正直に静かに語ることで、
ある者は心が強くなりますし、ある者には真っ直ぐに突き刺さるのです
・・・って、かなり贔屓目でつーちんを観てますけど(笑)
対して、こんみんは呉に乗り込んで行っては
そんなつーちんの正直さを逆手に・・・あとでの、お楽しみ♪(笑)
一方、曹操は江東を攻めるには水軍を鍛えねば!と、寝返ったばかりの
蔡瑁に3ヶ月で何とかしろと命令。そして、孫権宛てに“一緒に劉備を潰そう!”と書いた檄を長江に流し、
江東の民に“逆賊の劉備に加担したら、攻める!”と警告。
・・・印刷とかなかった時代ですよね~3000個、手書き?
船で向かったつーちんとこんみんはこの檄文を見て、
曹操の怖さを実感・・・したのか?そーには見えないが(笑)
江東では、張昭が進んで孫権に曹操への降伏を勧めている所・・・
後を継いで8年、立派な主君と成長した孫権再登場♪
喋り方も落ち着いた感じです。
魯粛は孫権に降伏すればどうなるか、正直に静かに語ります。
孫権の心にそれが刺さった様子・・・。
いよいよ、孫権に会う日・・・出迎えたつーちんとごあいさつ(^^)
子敬:なんだか張り切ってますね~
孔明:口達者な方が多いので楽しみなんですよ~ 子&孔:わっはっはっはぁ~
なんていう会話にきこえましたよ(笑)
そして、曹操軍のホントの数は言わないでね、と釘をさすつーちんにわかってま~す♪と軽く答えるこんみんでした。
孫権に会う前に、文官達が孔明の品定め、舌戦開始です。
張昭:孔明を得ても逃げ回る事になっているのはどんなものかね~
ってな感じで、意地悪なお言葉。
まぁ、周りからみればそうだよね~って内容ですが、 孔明:大鵬の志を分からない小鳥たちがこんなところに集まって、
さえずっているようですね~
と、いきなり、大きく出るこんみんです。
劉備は漢の末裔だからという大義名分と、
曹操の大軍に抵抗し続けている強みがありますから、
曹操軍がどんな集まりかも知らず、うわさだけで恐れて
戦わず恭順策を進めようとする江東の文官達は
そこを突かれると、弱いのですね。
更に、孔明は力が強いからと従う者がいるから
世をダメにし、それは忠義に欠けることだと説きます。
遠まわしに、屈すれば漢賊になるぞ、と脅してKO勝ち。
問いに答える、というより問いに蓋をしてしまうような
孔明の舌に敵う者は、いないってってことでしょうけど(笑)魯粛に舌で殺すと言われた孔明、さすがに見応えがありました♪
演じたルー・イーの意気込みも大きかったようで、好い顔をしています。
あまりに素敵♪なので↓携帯の待ち受にしました(笑)4ページもあるセリフを間違えることもなく、監督を感動させたとの事。
音声同時収録だそうで、それぞれのセリフも長いことですから、
その緊張感は並々ならぬものだったでしょうね~
そして、いよいよ孔明は孫権に会うことに・・・ここで、またつーちんがホントの事は言わないように、
しつこく注意しますが、こんみん、相変わらずかる~く受け流します。
「りーちぇ、りーちぇ(理解、理解)」って言っているのですが、
全然理解してないのが、伝わってきて可笑しい(笑)
孫権は孔明からホントの曹操軍の在り様・・・魯粛に言った時の
倍になってる(笑)訝しげに聞いてるつーちんが可笑しい♪・・・を聞いて、どうすればいいのか孔明に聞きます。孔明は孫権の父上は劉備と一緒に董卓倒すために戦いましたが、
今は曹操を恐れて、戦う者は彼を恐れない劉備しかいませんので、
勝てると思うなら戦いなさい、それができないなら
投降した方が良いですよ~、自分で考えなさいって感じであっけなく、どうして劉備は戦うのかと聞かれると、孫権とは違って
漢の末裔だから、死んでも投降なんてしない、と
感じの悪い言い様・・・孫権はそれを聞いて、なんだ?こいつは?
って感じでプイッっと、出て行ってしまいますが・・・
孔明のわかってないね~やれやれ・・・って感じのラストの表情が
また何とも好いですね~♪そうして、ここから、江東の人たちはツンデレ孔明の術中に
知らず知らずに陥ってくのですね~
私はそんな素直で強い江東の人たちが大好きです♪
第36話


37話その他の画像 1 2 3
この記事へのコメント
まみ助
新版三国の‘つーちん’こと魯粛。とても良いですよね。仕種や眼の演技が好きです。
孔明の舌戦シーン。こちらも好きで繰り返して観てしまいました。
鋭い弁舌、高まる緊張感、ドキドキします!(ドキドキするのは、こんみんのお姿の所為だけではないと思います…たぶん(汗))
ひらで~
つーちん、大好き♪
いつも穏やかに静観していて
出しゃばらない。頼りなさそうだけど、
ちゃんと観ていてくれる安心感があります。
それに、動きが可愛い♪
舌戦・・・張昭さん、いきなり厳しく
つついてきて、どうなる?って思いましたが、
涼しい顔してやり返す孔明、カッコ好かった。
吹き替え版も好かったですが、中国語の
テンポが何だか心地好くて
もっと長くても好かったのに・・・って
思うほど、好いシーンでした。