栄者自安安 庸者定禄禄
あらすじ(BSフジより・・・ちょっと改定)&
ここからは、かなり長くなりそうなので・・・1話づつになるかも。
第33話 三顧の礼 ≪劉玄徳三顧請諸葛≫207年、隆中。
劉備は、去って行った徐庶の勧めの通り、関羽と張飛を連れて臥龍岡の諸葛亮を訪ねるが、諸葛亮は旅に出た後だった。12月、再び劉備は風雪をモノともせず隆中へと、赴くがやはり空振りに終わる。蔡瑁の妨害により、兵糧不足に悩まされる劉備だったが、関羽と張飛の意見に耳も貸さず、孔明に会うまでは新野を動くつもりはないと言い張り、春が来て三たび孔明を訪ねる・・・。
徐庶から勧められた諸葛亮に会いに行く三人・・・文句たらたらの張飛は
腐った豆腐だの、自分を“臥した竜”と言うふてえ奴だとさんざんに貶し、
関羽までも怠け者だと言う始末。徐庶のお陰で、ブレーンが必要だと悟った
劉備の、どうしても欲しい!って思ってる気持ち、なぜわからん(笑)
でも、兄弟たちに嫌味まで言われて落ち込むいじいじ劉備が
なんだか可愛いと思っているので、それはそれでいいのだけど(笑)
兄弟たちの言葉以上に落ち込む原因が、人違い・・・
崔州平に、石広元、孟公威、そして弟の諸葛均と
舅(奥さんの黄夫人は?)の黄承彦(吉幾三かと思った)・・・と、
そこそこ立派なのもいけないよねぇ~。でも、こんな人たちが
友達ならさぞ凄い人だろうと妄想は膨らみ、顔もわからないのに、
夢で語り合うくらいに恋焦がれてしまうのはかなりの重傷で
危険だとは思うが(笑)、亀占い(?)も危険じゃないかい(^^;)
お菓子でも入ってるのかと思いましたが、
いきなりひっくり返すんだもの何事かと・・・
あけてビックリ、亀の甲羅が6・7個(?)みんな表になってる!・・・もしかして、この占い、毎日やってた?・・・という疑問は横に置いといて(笑)、
とにかく大吉♪会いに行くぞ~!ということに。
途中、出会った弟の均くんに今日は会えますよ~なんて言われて、内心は
大騒ぎのはずの劉備だと思いますが、そこは冷静に・・・
訪ねたところ、まだ寝ている様子、
起きるまで、宝塚の入り・出待ちのように行儀正しく待ちます。
ここで、寝顔のサービスぐらいあっても良かったのに・・・と、思うのは私だけじゃないと思う(笑)
ところが、そんな劉備を見るにみかねた張飛が放火!でも、驚いたのは周りの者ばかり、ゆっくりと詩を詠いながら起きる孔明♪
大夢誰先覚 平生我自知
草堂春睡足 窓外日遅遅
爽やかですが、煙い(笑)早速トレードマークの“孔明扇”が活躍します。
部屋に外で、ひたすら待っていた劉備、念願のご対面にうれしさいっぱい♪
張飛の文句をさらりとかわすどこまでも爽やかで にこやかな孔明♪です。
お茶をすすりながら、心の内を語る劉備・・・孔明ったらそんな事とっくに知ってるくせに、
なぜ聞くの?・・・と言いたくなるのを我慢して(笑)、
孔明のご教示を仰ぎつつ、つづく・・・。と、あらら、1話で三顧の礼は終わらなった(笑)
ところで、・・・この第33話には、2回お茶のシーンがありました。
1回目は崔州平が携帯用の茶器セットを使い野外で一服。
2回目は孔明の草蘆で。野外でのは、桶のようなところからすくって
飲んでましたが、孔明のは急須・・・これが陰陽道の太極図を模ったもので、さすがは孔明♪です。
でも、崔さんのヤカン(?)も、カッコいい形をしていましたよ(^^)・・・
そんなところを見て、その昔、お茶は薬として飲まれていたと
聞いていていたので、ふと、この時代には普通に飲んでいたのかしら?
と思いまして、ちょいと調べてみたりして(笑)
すでに6~7千年前からお茶はあったそうで、お茶の飲用の歴史の
スタートは“茶葉をそのまま湯で煮て飲む”形だったようです。
唐代に、陸羽が記した世界最古といわれているお茶の書「茶経」には、
最初薬として飲まれていたことを記しているところがあるそうでして、
それ以前の三国時代(220年~265年)の資料には、茶葉を餅状に固めて
保存、飲む時はその塊を火であぶって湿気をとりつつ香ばしさをだし、
ひいて粉末にしてから茶碗に入れてお湯を注いで飲んでいたそうです。
更に、これにネギやミカンの皮を入れスープ状にして飲んでいたとか。
固めてあるので持ち運びが便利ですから、流通も盛んになったそう。
崔さんはこの固形茶を持っていたのかしらね。
ちなみに日本に茶文化を最初にもたらしたのは遣唐使らしいのですが、
広く知られるようになったのは鎌倉時代・・・
日本人の知らないところで(笑)既に大昔から中国では
薬として、お茶として、食用としても用いられていたのですね。
では急須は?となりますと、どうも唐の時代に茶器文化が発達した
過程で一般化したようで、それを考えると急須で出した孔明は
かなり先進的なんではないかと(笑)・・・って時代考証してるよね~
臥龍岡の外観シーンは、“江南第一瀑布群”と呼ばれる、嵊州百丈飛瀑で
撮影されたそうで、19話の貂蝉が呂布の亡骸を綺麗にするシーンも
この瀑布で撮影されるなど、ロケ地として有名だそうです。
第27話~第32話 第34話
33話その他の孔明画像
この記事へのコメント
まみ助
みかんの皮を入れる…。今で言うところのフレーバーティーみたいな物でしょうかね?!
ひらで~
お茶好きが多い?ってほど、
よく登場しますよね、このドラマ。
最初に観たのがこの回でしたので
孔明の茶器に反応してしまい(笑)
気になってました。
みかんの皮・・・陳皮(ちんぴ)ですね。
ハーブティーのような、漢方薬のような、
さすがに中国!って感じです。
ちなみに、効能は胃腸を元気にしたり、
気管を潤したりと、かなり良いようです。
さっちゃん
この草庵にかけてあった鉄瓶ですが、なんと周瑜大都督の自宅の中にも出てきます。
あの家の中にはこの草庵の中にあったものが小道具として使いまわされていて笑えました。
孔明はお茶にほんの少し塩を入れて飲んでいたという記述がありました。でも当時のお茶の作り方を調べるとさすがにちょいと・・・という感じです。
ちなみに私はコーヒーが飲めないので緑茶です。
ひらで~
鉄瓶がそんなところに
使いまわし(笑)
今度ゆっくり見てみよう♪
お茶・・・ドラマにはよく出てきますが
作っているところはなかったので
謎ですよね。
「レッドクリフ」には出てくるのですよ。
お茶を点てる(?)シーンが・・・。
師匠~、コーヒー駄目ですか?
私も得意ではないけれど、
インスタントは楽なので、つい・・・(笑)
さっちゃん
鉄瓶だけじゃありませんでした。
大都督のお宅で子敬と話しているシーン(色々あるけ)陣地などを配する台のようなものがあるところでうれしそうに子敬が走ってそこにくるとその場所の常夜灯。これ隆中の家の中にあった常夜灯と同じです。
ついでに見てください。
ますます「レッドクリフ」見ようかな・・・と思うようになってきました。(笑)
ひらで~
鉄瓶だけじゃなかった?(笑)
37話でのシーンかな?
観てみま~す♪
「レッドクリフ」ではたおやかに小喬がお茶を
入れるシーンがあります。こんな感じで
入れていたのかと感心したのを覚えてます♪
ドラマがこの映画をどれだけ意識して
作られているかも、見どころかも(笑)