どんな罰でも受ける、
その代り、
ずっとそばにいてくれ。
男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW
무적자(無敵者)A Better Tomorrow
2010年 韓国
監督:ソン・ヘソン
製作総指揮:ジョン・ウー
テレンス・チャン
脚本:キム・ヒョソク
イ・テッキョン
チェ・グンモ
キム・ヘゴン
音楽:イ・ジェジン
主題歌:CHEMISTRY “a better tomorrow”
出演:チュ・ジンモ (キム・ヒョク)
ソン・スンホン (イ・ヨンチュン)
チョ・ハンソン (チョン・テミン)
キム・ガンウ (キム・チョル)
キム・ヘゴン (チョン社長・テミンの伯父)
イ・ギョンヨン (パク刑事)
キム・ジヨン (おばさん)
イム・ヒョンジュン (イ刑事)
韓国・釜山。脱北者のヒョクとヨンチュンは、武器密輸のコリアン・マフィアの
組織の大物になっていた。兄貴分のヒョクは脱北の際に離れ離れになった弟が
気がかりで仕事の傍ら弟チョルを探していた。
ある日、チョルが脱北者の収容施設にいるとの知らせを受け、
会いに行くが、チョルは家族を捨てた兄を許さなかった。
ヒョクは弟を思いながらタイへ取引のために赴くが、ボスの甥で弟分のテミンの裏切りにあい、
逮捕されてしまう。ヨンチュンはヒョクの敵討ちに単身タイへ乗り込み、重傷を負ってしまう。
テミンが三年間の服役を終え釜山に帰ると、チョルは警察官となり、テミンは組織のボスに、
ヨンチュンは落ちぶれた生活を送るようになっていた・・・。
WOWOWで鑑賞♪(1月5日)
『男たちの挽歌』シリーズ放送の最終日は
韓国でリメイクされたもの。
公開時、気にはなっていたけれど観れなかった作品で
放送を楽しみにしていました♪
あのお話を、映像を、韓国に置き換えるとどうなるか?ですね。
でも、キャラクター&俳優においては、オリジナルは別格ですから
そこは、完全に別物として観てみました。
脱北の際に生き別れとなり
兄に対して自分たちを捨てたと怒りを感じ、
罪を犯す兄を逮捕したい一心で警官となる弟、
常に弟に罪の意識を感じつつ、
嫌われていても傍にいたいと願う兄・・・
オリジナルと違い、この兄弟の関係を強調し、
韓国ならではの脱北者の姿も絡めて描かれているのに、
ちゃんと、オリジナルの物語どうりに展開していくので、
思った以上に引き込まれて観ることが出来ました。
韓国映画は久々に観ましたが、
血の量が、韓国映画だわ~と思わせてくれました(笑)
銃撃戦も香港映画とは違った雰囲気で
木の屑みたいなのがいっぱい散らばるのが
迫力を出している感じ・・・
でも、映像の面白さは香港映画の方があるかな。
あの、マークが偽札燃やして煙草に火を付けるシーンとか
報復戦での植木鉢に拳銃を隠しておいて撃つシーンとか、
駐車場で、脚の補助器具の音を響かせながら歩くシーンとか
挙げればきりがないのだけれど、
そういうのがどれも印象的だったオリジナル、
やっぱり、好いわ~♪・・・どれも、って言いながら
マークのシーンばっかりかも(笑)
そのマークにあたるヨンチュン役にソン・スンホン。
今まで観た作品が『ひとまず走れ!』と 『ゴースト』なので、
ヤクザなイメージがなかったのだけど・・・
う~ん、どうなんだろ?
私としてはソン・スンホンを観るなら優しいイメージの役が好いな。
ヒョク役のチュ・ジンモ、どこかで観た?と思っていたら
『MUSA -武士-』で、注目していた方でした。
内面的に葛藤するような難しい役がちゃんと出来る方ですね。
弟のキム・ガンウは『シルミド』しか過去作品を観ておらず
ちゃんと名前とお顔を認識したのは本作で。
オリジナルと一番違っているキャラクターですし、
重要な役どころになっていて、難しかったのでは・・・
一度くらい、笑顔が観たかったです。
役柄的に面白かったのが、テミン役のチョ・ハンソン。
オリジナルのチーホンより悪い奴(笑)
この憎たらしい感じが話を面白くしてくれてます。
ラスト・・・そうなりますか~
脱北者の悲劇的な話は多いのですかね・・・
助けを求め、夢を抱いて来たのに、こういう話が多いと
悲しくなるよね・・・どうにかならなかったのかなぁ。
それとも、韓国人好みの落し前の付け方なのかしら・・・
まぁ、ちょっとラストは私的に納得いかないのだけど、
面白い話は、環境変えても面白いのが、よ~く解りました♪
この記事へのコメント