愛を失い、正義に縛られた刑事
愛の狭間を、彷徨い続ける女

ムービング・ターゲット(劇場未公開)
2004新紮師兄
MOVING TARGETS
2004年 香港
監督・脚本:バリー・ウォン[王晶]
音楽:マルコ・ワン[溫浩傑]
出演:ニコラス・ツェー[謝霆鋒]
(キット・チョン[杰仔])
エディソン・チャン[陳冠希]
(ガイフォン[倪峰])
ジリアン・チョン[鍾欣桐]
(キットのいとこ・ ウィンチー[穎芝])
サイモン・ヤム[任達華]
(キットの父、チョン・ティマン[張鐵民])
ラム・シュー[林雪]
(フォンの母親の内縁の 夫・チャ)
ミッシェル・ヤム[米雪](キットの母)
ロイ・チョウ[周永恆] (コウ)
ケン・トン[湯鎮業]
(やくざのボス・パーパイ)
キットとフォンは親友で警察学校の同期生。
配属された先は、キットが幼いころ、母を捨て憎み続けてきた父・チョンの下だった。
フォンは金銭のトラブルに巻き込まれた母の内縁の夫・チャを助けたことから、
やくざのボス・パーパイに目を付けられ、罠にかけられてしまう。
ニコくん祭は一度閉めたのですが・・・
観られるときに、観てしまおう!と、
また、しょーこりもなくレンタル(笑)
エディと共演♪二人って同い年なのね。
2004年って、23、4歳・・・眩しいわ(笑)
バリー・ウォンが監督・脚本ってあったから、
どんなになってる?って覚悟はしたものの(笑)
オープニングの10分、
サイモン・ヤムの若作りに、へっ?って思った程度で、
これはかなりまともなんじゃないか・・・って、
失礼ながら思ってしまったほどに、驚きました・・・褒めてます♪
仲良し二人に共通する父親の負の存在、効いてます。
片方は誤解だったけれど、片方は悲劇の引き金になる・・・
香港映画らしい展開です。
そしたら、元ネタは1984年に放送されていたTVドラマとの事。
トニー・レオン、マギー・チャン、ラウ・チンワン、カリーナ・ラウ等、
今思えば超豪華な出演者です。
その後、続編や映画も作られた程の人気作品だったらしい・・・
内容は警察学校同期の二人の物語のようですが、
日本でビデオ化、DVD化されてないところをみると
内容、作りが日本に合ってないのでしょうね・・・と言う事に(笑)
でも、本作は題名や登場人物の名を借りた別物とのこと。
何となく古い香港映画の匂いを感じつつ、
フレッシュなひゃ~!なんて古い言い方なんでしょ(笑)雰囲気。
ニコくんが父親の本当の事情を母親から聞いた時、
父親とちゃんと話した時の表情、めちゃくちゃ好いです。
エディも、はめられたと悟った瞬間とか、
母親とのシーンとか好いよね。
二人とも母親大好き!って感じで、こんな息子だったら♪と、
娘しかしないは母はおもったりするわけで(笑)
二人の父親・・・サイモン・ヤムって、当時から、
こんな影のある役、出来たんですね~・・・って、
今ごろ失礼ですが(笑)感心しました。
ラム・シューさんは、もうあなたしかいないでしょ!って感じの
愛すべきダメ親父、見事です。
1995~2005年ぐらいまでは
子育て真っ最中で、映画どころではなかったので、
今更ですが、当時の作品を観てみますと、
好い作品いっぱいあるじゃないですかね~♪
香港映画界は返還を挟んで試行錯誤の時代だったんじゃないかと
想像してますが、一度香港を出た人たちも帰ってきて
煮詰まった観のあった香港映画の風通しを良くした感じがします。
まだまだ、未見作品がいっぱいあるので
楽しみはいっぱいだ♪
・・・と、言いながらニコくんのTVドラマに触手を伸ばしてしまった・・・
どこまで行くんだ?自分にもわかりません(笑)
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