ドリフトニコくん祭、2作品目♪
順流逆流 TIME AND TIDE
2000年 香港
監督:ツイ・ハーク[徐克]
脚本:コアン・ホイ [許安]
ツイ・ハーク
アクション監督:ション・シンシン[熊欣欣]
音楽:トミー・ウェイ[韋啟良]
出演:ニコラス・ツェー[謝霆鋒]
(タイラー[阿杰])
ウー・バイ[伍佰](ジャック[阿政])
キャンディ・ロー[盧巧音]
(ジョー[慧])
キャシー・チュイ[徐子淇]
(ウォン[黄])
アンソニー・ウォン[黄秋生]
(ジー[吉叔])
ジョー・リー[李耀明]
( ホン、ジョーの父)
ジャック・カオ[高捷]
(警官隊・隊長)
バーテンダーのタイラーは成り行きで一夜をと共にしたウォンが
自分の子を妊娠して出産間近なのを知り、責任感から稼ぎが良い
未登録のボディガード会社に入る。ハクを付けるためにモデルガンを
買いに入った店で妻のためにオルゴールを買いにきたジャックと知り合う。
タイラーがボディガードの仕事で訪れた先はジャックの妻・ジョーの父の
誕生パーティ会場だった・・・。
“ドリフト”って邦題から、てっきりカー・レースのお話かと(笑)
それでも、徐克監督って名が出てきて、期待は大きく観ておりました。
ニコくんは将来が見えていない不安を抱える主人公・タイラー、
彼は成り行きで女性を妊娠させて、頼まれもしないのに
お金の工面をしようとする若者・・・この女性の職業は警官だし、
いきなり怒り出すしと、なんだか、王家衛監督作のような出だし・・・
そう思ったら、ニコくんがトニ―・レオンのように見えてきた(笑)
でも、若干二十歳のニコくん、困った顔はまだまだ幼く感じます。
どうやら、このお話は主人公がニコくんのほかにいるようで・・・
ウーバイさん・ジャック登場。ニコくんがいた店に、奥さんの唄を頼りに
オルゴールを探しに入ってきます。ジャックの奥さんジョーの実家は
大金持ちで、父親は得体のしれない婿なんて、もちろん許すはずがなく、
ジョーも父とは絶縁状態。
場面変わって、とある南国・・・
いきなりマフィアの抗争シーンが突然に繰り広げられます。
なんなんの?と思っていると、どうやらジャックは
以前、そのマフィアの仲間だったようで、
足を洗おうとしたジャックにまた仲間になることを持ちかけますが、
あっさりと断られ、その報復にジャックの命を狙う事に・・・。
う~ん、昔の香港映画にあったような展開です。
80年代に流行った感じの物語を20年経ったこのころ(2000年)に
リメイクしたら・・・って感じかな。
出演者は台湾の方が目立ってます。
私的にはSWATみたいな警官隊の隊長さんが
カオ・ジェ(ジャック・カオ)だったのがツボ♪
こんなカッコいい役、初めて観ました。
ニコくんは、何やってんだか(笑)
自分の思いとは裏腹に悪い方にと事が進み、
挙句の果てにジャックの奥さんの出産に立ち合う事に。
立ち会うどころか、産婆さん状態です(笑)
父親になる役柄とはいえ、結構ショッキングな構図・・・。
さすがは香港映画だわ。
ニコくんも、生まれたばかりの赤ちゃん守ったり、頑張ってましたが
ウー・バイさんの研ぎ澄まされたようなアクションに
アクション監督は『新少林寺』の敵役の熊さんですね。
目を奪われてしまって、影薄かったな・・・。
でも、ボディガードのビジュアルはカッコ好かったよ♪
ラストは、昔とは違いちゃんとハッピーエンドになっていて、
なんか好いなぁ~と、思ってしまった。
話は邦題に戻りますが、“ドリフトdrift”って、
漂うこと、流されるっていう意味なんですね。
それで、納得なんですが、わかりづらいのも確かです(笑)
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