
約束の楽園・・・
父さんは海亀になる。
海洋天堂
海洋天堂 OCEAN HEAVEN
2010年 中国
監督・脚本:シュエ・シャオルー
音楽:久石譲
出演:ジェット・リー[李連杰]
(ワン・シンチョン[王心誠])
ウェン・ジャン[文章](ターフー[大福])
グイ・ルンメイ[桂綸鎂]
(リンリン[玲玲])
ジュー・ユアンユアン[朱媛媛]
(チャイ[柴嫂])
カオ・ユアンユアン[高圓圓]
(ターフーの母[大福母親])
ドン・ヨン[董勇](水族館館長[唐總])
中国・チンタオ。小舟から脚に重りを付け海に飛び込む父と息子・・・
自閉症のターフーの父・シンチョンは末期がんで余命が少ないと知ると、
大福の行く末を心配し心中を図るが、失敗に終わる。
家に帰ると何も知らずに隣家の女性・チャイがいつものように
世話を焼いてくれた・・・。
リンチェイがアクションを封印・・・
それも宣伝文句になるほどのリンチェイ主演の本作。
その上、大きな息子の父親役?って、と、
気になって、観に行ってきました。
お話は
のどかな海に浮かぶ小さなボートの上で心中を図ろうとする
父と息子のシーンから始まります。
海に飛び込んだのはいいけれど、息子は泳ぎがうまく
助かってしまいます。
自閉症と知的障害を併せ持つ息子は何がなされたのかも
理解しないまま、家に戻ると、なにもなかったよう・・・。
父親は末期がんで余命幾許もなく、自分の死後の息子が心配で、
一緒に死のうと考えていたけれど、周りを見直し、
前向きに生きようとする姿をとても自然に優しく描いていきます。
今までにも、似たようなお話はありましたが、
大変さを押し付けるでもなく、
また、不公平さや不満を言うのでもなく、
そんな状況で父親がどうしたのかを描くもので
悲しいお話だけれども、とても温かい気持ちになれました。
今のリンチェイだからできた映画ですね・・・
好い感じに歳を重ねてるよね♪
不器用だけど、正直に生きてきたお父さんの雰囲気が
にじみ出ていて、今のリンチェイにとてもあっていました。
仕事や、私生活での今までのリンチェイの積み重ねが
シンチョンをより素敵なお父さんに作り上げたような気がします。
だから、周りもちゃんと手を差し伸べてくれるんだよね。
人柄の良さが善い人を引き付ける感じがとても自然です。
普通だったら、職場であそこまでやらせてくれないよね。
水族館の館長さんの、シンチョンの真っ直ぐな思いに
ちゃんと応えてくれる姿が嬉しかったです。
自分にとっても他人ごとには済ませられない内容の物語でした。
先の事をちゃんと見つめる時期なんでしょうね。
観て好かったな~と、心から思える作品でした。
作品について、リンチェイ主演ぐらいしか頭に入れてなかったので、
中国映画にしてはふんわりとした映像だな~って思っていたら、
撮影がクリストファー・ドイルさんでした。
音楽もこんなにも優しい雰囲気の曲を作れる人いたんだ~って
思っていたら、久石譲さんであらまぁ!って感じ(笑)
こういうのも、リンチェイのなせる技なんでしょうね。
公開が地方故に今頃になりましたが、
折しもリンチェイが世に出た『少林寺』を冠した作品が
全く違った姿で公開中で、先日観たばかり・・・。
リンチェイの新しい『少林寺』も観たかったのも、
正直な所・・・。
目指すものが違うって、言ってしまえばそれまでだけど、
若きリンチェイが切り開いた世界は、ちゃんと引き継がれているし、
今のリンチェイが目指そうとする世界はしっかり開かれたし
ファンとしては楽しみが増えたって感じです。
次作、注目です♪
追記:これ↓観たい!
中国での最新作『龍門飛甲』 予告編(Mtime com)
ツイ・ハーク[徐克]監督の3D武侠映画
追追記:↑観ました♪感想は→『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝 』


この記事へのコメント
kira
この作品は、日本公開に向けて署名活動をされている方に賛同された方の呼びかけで、
微力ながら昨年夏より応援してきましたので
公開されてとても嬉しかったですし、
期待以上のいい作品でした。
>私生活での今までのリンチェイの積み重ねが
シンチョンをより素敵なお父さんに作り上げたような
本当に、慈愛に満ちた素敵な父さんでした。
安心して逝きたい・・
最期まで息子と共にいたい・・想いが伝わってきて心に沁みました☆
マリー
私も観ました~。でもまだ書いてないのです・・・
水の青さが心に残ってます~
哀しいお話でもあるんですが、とても温かな気持ちになりました。
書いたら(近日中にアップ予定)TBいただきにきますね~~。
ひらで~
日本公開に向けて
そんな活動があったことも知らず、
軽い気持ちで観たのですが・・・
本当に、好い映画でした。
演技というより、
自然なリンチェイでしたね。
私生活でも素敵なお父さん
なんでしょうね・・・。
ひらで~
心にいろんな思いが
湧きあがってくる作品ですから、
感想まとまるには難しいですよね。
ゆらゆらした感じの映像・・・
いいなぁ~って思ってたら
カーウァイ監督作品でおなじみの
ドイルさんでしたので、
納得でした(笑)
感想、楽しみにしてますね♪
小枝
的を得ていると思いました。
子供から教えられることの多さに
親を学ばせてくれるのは子供だと…
美しい青に彩られた本作は
私の中では夏に観たくなる、
そんな深い愛に満たされる秀作です。
TBさせていただきました。
今後もよろしくお願いいたします。
ひらで~
コメ&TB、ありがとうございます。
幾つになっても、子どもには心配して
そこにはおろおろする自分がいます。
でも、時は待ってくれず、結局は
なるようにしかならなくて、子どもは
どんどん先へ・・・。でも、想いは
通じているってこの映画を観て
思いました。子どもの姿を見ていられる
事が親にとっての一番の幸せですね。
美しい映像は、物語を彩り、深く心に
残りました。
こちらかもTBさせていただきました。
よろしくお願いします♪