
帰ってきて・・・私のところに・・・
激しく燃えあがる慕情が時をこえて、今
ある日どこかで
SOMEWHERE IN TIME
1980年 アメリカ
監督:ジュノー・シュウォーク
原作・脚本:リチャード・マシスン
音楽:ジョン・バリー
出演:クリストファー・リーヴ(リチャード)
ジェーン・シーモア(エリーズ)
スーザン・フレンチ(老エリーズ)
クリストファー・プラマー(ロビンソン)
ビル・エルウィン(アーサー)
ジョン・アルヴィン(アーサーの父)
1972年、脚本家を目指す大学生リチャードが公演を終えたところへ
見知らぬ老婦人が現れ、「私のところへ帰ってきて」と告げながら
金時計を手渡して行った。
8年後、仕事に行き詰まった彼は気分転換に母校へ行こうと思い立ち、
近くのホテルに泊る事に。
ホテルの資料室でリチャードは飾られていた女性の写真に目を奪われる。
その女性は70年程前、ホテルに公演に来た女優エリーズで、
あの老婦人の若き日の姿だった。彼女への思いが日増しに強くなる彼は
時間を超えたという大学の教授に教えを乞い、彼女に会いに時間を超えようとする。
ジョン・バリーの音楽が大好きで
映画もお気に入りになった本作。
前回観たのは7年ほど前・・・その時の事はコチラ
TVのサイズでしか観たことがなかったので、
“午前十時の映画祭”で上映があると知って大喜び♪
やっぱり違いますね~スクリーンで観るのは・・・
ジェーン・シーモアが綺麗!
リチャードが心を奪われるのが理解できるぐらい。
それでも、若い頃に初めて観た時は(笑)
恋焦がれて、会いたい!と念じるリチャードの思いの強さに
ちょっと引いたような記憶があって、
別れの唐突さになんで?って戸惑いも印象に残ってましたが、
金時計は一体、誰の物?とかという突っ込みも(笑)
今回は違いましたね~。
歳をとったせいもありますか(笑)
映画で語られている時間以外の時間・・・
リチャードが突然いなくなって、金時計を渡すまでの
エリーズの事まで考えていたのですよ、
そしたら、ラストのエリーズの姿で涙がでまして
自分でもびっくりでした。
隣に座っていた私より少し年上の女性が
リチャードが死にそうになっているあたりで
泣き始めて、何で?って思っていた矢先です。
リチャード目線で今まで観てたのでしょうね、
ラストも、単純にそうするしかないよね、って
今までは思っていたのですが、
エリーズ側に立って観れば、
金時計をあの時に渡した想いが
ラストですーっと、入り込んできたような感じ。
リチャードより、エリーズの方がず~っと想っていたわけで、
その想いの強さに、涙です。
男性側が恋焦がれて女性に会いに行くお話として
語られてはいあるけれど、裏を返せば
予見されていた時から、ひたすら待ち続けるお話なんですね・・・。
なんだか、巧く言えないのですが(笑)
とにかく、観て好かった♪ってことですね。
帰ってから、サントラず~っと聴いてます。
いつ聴いても、素敵なメロディです♪
そうそう、観終わって気付いたのだけど・・・
物語の舞台となった1912年って・・・中国じゃ・・・
『1911』と『新少林寺』をみたばかりだったので、
なんだか複雑な気分にもなりました(笑)
この記事へのコメント