いま、ひとつの悪夢が、その網をくぐり抜けてしまった。
ドリームキャッチャー
DREAMCATCHER
2003年 アメリカ(ワーナー)
監督:ローレンス・カスダン
原作:スティーヴン・キング
「ドリームキャッチャー」(新潮文庫刊)
脚本:ウィリアム・ゴールドマン
ローレンス・カスダン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:トーマス・ジェーン(ヘンリー・デブリン博士)
ダミアン・ルイス(ジョンジー)
ジェイソン・リー(ビーバー)
ティモシー・オリファント(ピート)
ドニー・ウォールバーグ(ダディッツ)
トム・サイズモア(オーウェン・アンダーヒル)
モーガン・フリーマン(アブラハム・カーティス大佐)
精神科医のヘンリーは幼馴染の大学教授ジョンジーと、大切な友人ダディッツに
会う約束をするが、ジョンジーが事故にあい生死の境を彷徨うな大怪我を負ってしまう。
6ヶ月後、ヘンリーと傷の癒えたジョンジーは同じく幼馴染のピート、ビーバーの4人で
北方の森にある狩猟小屋に集まった。ヘンリーとビーバーが買い出しに行っている間に
留守番をしていたジョンジーは森を彷徨う一人の男を小屋に迎い入れるが・・・。
森では異変が起きていた。
WOWOWで久々に再見♪
初めて観たのは7・8年前かな?確かその時もWOWOWだったと思うのですが、
何気に観て、その意外な展開に驚きつつも、
なんだか気にいってしまった作品。
トーマス・ジェーンに落ちたのも(笑)
たまにトムになるよね
さて、物語は・・・以下ネタばれです
はじめは友情モノと思っていたら、彼らには特殊能力があって、
それは子どもの頃いじめられていた障害をもつダディッツを助けたことで
備わったらしいとか、思わぬ方向へ話が飛び、そのうち
森の中はとんでもないことに・・・で、いきなりエイリアン登場!
その登場の仕方といったら、下品と言うかグロいというか・・・
さすがに初めて観た時は観ながら何じゃこりゃ?状態だったのですが(笑)
観終わって、自分の頭を整理しますと、意外と良くできた話じゃないかと
思うようになるので不思議です。
原作まで読んでしまったよ・・・図書館にあったから(笑)
なんだか、キングさんの作品の面白い部分だけ集めたような
それでいて、SFパニック映画のパロディのような雰囲気もあって
結構楽しめる作りになっていると思います。
私にはわからないけれど小物とかセリフにも多分、
いろいろな意味がこめられていて、知っている人だったら
もっと楽しめる作りになっていのではないでしょうか・・・。
そして、
一見、現生活では不要だとか不便だとか思っている能力が
あることの為だけに備わっているとしたら・・・
それが人類を救うためのものだとしたら・・・
なんだか凄いことだなって思ってしまう。
エイリアンの気色悪い容姿やモーガン・フリーマン演じるカーティス大佐の
狂気めいた行動とかに惑わされると奥底に眠るものが見えて来ないかも。
でも、そういう描写も楽しみの一つなんだけど(笑)
カーティス大佐の存在は面白かった・・・だって、昔からエイリアンが
来ていた、っていう設定なんですから、アメリカらしいよね(笑)
楽しかったといえば、ジョンジーの“記憶倉庫”の描写。
大学教授らしく、古めかしい書庫のような雰囲気が気に入ってます♪
そう簡単にお勧めできそうな映画ではないですが(笑)
ハマるとね、愛しい“迷作”です♪
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