抜け穴の会議室 ~Room No.002~☆松本公演

  不思議な縁で結ばれた男二人、
  時空を超えてなぜ生きているのかを探る旅が始まる!


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Team申 “抜け穴の会議室 ~Room No.002~”
2011年1月8日(土)
まつもと市民芸術館 実験劇場

作・演出:前川知大
出演: 大杉漣 
    佐々木蔵之介

不思議な縁で結ばれた男二人が、生と死の狭間にあるらしい会議室(Room No.0002)と、
前世、現世、来世を行き来しながら、生きてゆく意味を、
自分と他者が織りなす人間模様のなかで、
惑い、探し、求め、そしてやがて希望を見出していく――。


佐々木蔵之介さんを、生で観ることができるなんて、
思ってもなかったのですが、新聞に公演告知が載っていて、
これは、行くしかない!と(笑)
2公演しかなくて、大ホールじゃないのでダメもとで
チケット買いに行ったら、後ろでしたが何とか買えて・・・。
小劇場のお芝居みたいのは、20年ぶりぐらいか?
お隣さんと近いホールの雰囲気も久しぶり。
舞台の作りも一見、簡単そうに見えて実は仕掛けがいっぱい。
昔の小劇場っぽいのは雰囲気だけで、観てないうちに
舞台の作りは進化していて、浦島太郎になったよう(笑)
都会に行かなくても、こういう舞台が観れるのは幸せです。

どうやら、魂になっているらしい二人の男。
一人はその場に来たばかり。
ここは生きていた時の記憶の復習をするところらしい。
周りには二人の記憶が書かれた本がいっぱい。
二人が接した時の記憶の本を同時に触ると、
記憶が再現される仕組みになっていて・・・。
この二人、人が生まれてからず~っと、生まれ変わっては
何かしらの繋がりを持っていたらしいけれど、
前世と、前々世の記憶が甦り、二人の関係が明らかになっていく・・・。

人生の中には後悔することがたくさんあって、
修正出来るものならしたいけれど
叶わぬものと分かっているから、
こんなお話のように修正とまではいかなくても、
納得できたり、相手を理解できたらいいな、
と思いながら観てました。
でも、そういう思いは男性の方が強く思うのでしょうね。
男って過去にこだわるものなのね~と、
最近観た映画でも感じてましたから、
そのあたり面白く観ていました。
女ってつぇ~な~というセリフは
間違ってないよね(笑)
愛と憎しみは裏表とはよくいわれるけれど、
二人の過去を見ていると
裏表がくるくると入れ替わるように
不幸だと思っていたことの先には幸せが待っていたり。
舞台の上には二人の男しかいないのに
彼らの物語の登場人物が見える。
そうして、いくつもの過去を復習してたどり着くものは・・・
たぶん、終わりはないものだと思うけれど、
感謝して逝きたいというのが人としての本望だろう。
作り手の意図としていることは他にあるのかもしれないが、
人の存在、その繋がりには大きな意味があるのだと感じた。
ともあれ、
芝居の作りが難しいものでなくてよかった

お目当ての佐々木さん、やっぱりいい男だわ
昨年もTVドラマで楽しませていただきましたが、
舞台の方なんだな、と実感いたしました。
大杉漣さんも、映画やドラマでの役の印象・・・
私の勝手なあまり良くない印象(ごめんさい)・・・と違い、
すっきり楽しい雰囲気が素敵でした。

舞台って好いな♪
新年早々、幸せな思いをいたしました。
なんだか、いい年になりそう

この記事へのコメント

  • ひょんな

    少し遅くなりましたが今年もよろしく、です。

    おお~、寒い中行って来たのね。
    やはり「ナマ」はいいよね!
    私も分野にこだわらず、地元公演はなるべくチャレンジしようと思います。
    また一緒に観に行きましょう。
    2011年01月09日 17:24
  • ひらで~

    ひょんなさん♪
    あけおめ
    こちらこそ、よろしくです。

    行ってきました~♪
    お天気も良く、
    姨捨からの眺めや北アルプスがめちゃ
    綺麗でしたよ~!!
    そして、ナマ蔵之介さん♪
    遠めだったけど、好かったです。

    今度は何行く?
    冬眠明けまでダメかな?(笑)
    2011年01月10日 11:05
  • 悠雅

    こんにちは♪
    まぁ!佐々木さんの生の舞台を観れたんですか!凄い、羨ましい。
    っていうか、ひらで~さんはいつも松本でいい作品をご覧になってますよね。
    そんな機会があることが何より羨ましいです。
    わたしも行こうと思えば、大阪まで遠くはないのに、最近はチケット代も含め、
    もう何年生を観てないのか、と思います。

    佐々木さんの舞台は映像でしか観たことないけど、舞台映えするし、色っぽいし、
    やっぱりこの人は舞台の人だなぁと思いますよね。
    ああ、やっぱり生の舞台に叶うものはないなぁ・・・と
    映画ばっかり観ながら思います。。。
    2011年01月12日 17:10
  • ひらで~

    優雅さん♪
    お返事が遅くなり、すみません!!

    そうなんです♪生の佐々木さんの舞台。
    ドラマとはまた違った雰囲気で
    素敵でした♪

    松本の市民芸術館は串田和美さんが
    館長さんをしているので、
    コクーン系のお芝居がよくやってきます。
    東京へ行くより安上がりなので、
    注目しているのですが、公演日が少ないし、
    やっぱり松本までは旅なのでそう簡単には
    いけません。でも、年に一回、二回ぐらいなら
    いいかな~と、演劇好きな友人たちと
    誘い誘われ行っています。
    今年は、娘たちの用事も減ると思うので、
    出来るだけ行きたいと思ってます♪
    もちろん、映画も(笑)
    2011年01月15日 09:00

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