最後の希望・・・・・その名はヤマト。

SPACE BATTLESHIP ヤマト
2010年 東宝
監督: 山崎貴
脚本: 佐藤嗣麻子
音楽: 佐藤直紀
主題歌: スティーヴン・タイラー
“LOVE LIVES”
出演: 木村拓哉 (古代進)
黒木メイサ (森雪)
柳葉敏郎 (真田志郎)
緒形直人 (島大介)
池内博之 (斉藤始)
高島礼子 (佐渡先生)
堤真一 (古代守)
橋爪功 (藤堂平九郎)
西田敏行 (徳川彦左衛門)
山崎努 (沖田十三)
声の出演: ささきいさお(ナレーション)
上田みゆき(イスカンダル)
緒方賢一(アナライザー)
伊武雅刀(デスラー)
外宇宙に突如現れた正体不明の敵・ガミラスからの攻撃が始まってから5年・・・
2199年の地球は攻撃による放射能で汚染され滅亡の危機を迎えていた。
地下に逃れ暮らすわずかに残った人々の中に、かつてのエース・パイロット
古代進の姿があった。そんなある日、地球に遥彼方の惑星イスカンダルより
放たれた通信カプセルが届く。そこには放射能除去装置の存在、
イスカンダルの位置とエンジンの設計図が入っていた。地球防衛軍は最後に
建造していた宇宙戦艦ヤマトに望みを託す。
ヤマトを実写版・・・その話を聞いて、
オリジナルが大好きだった者はかなり複雑な気分になった・・・よね(笑)
そういう私も大好きで、中学生の時に観た『さらば宇宙戦艦ヤマト』では
大泣きして、後にも先にも観たアニメ作品の中の特別な存在になってます。
シリーズ化されて最後の方はなんだかよく分からない状態になってたけど
それでも、古代君の声を演じていた富山敬さんの声が大好きでもあったから、
ず~っと観ていて、そしたら富山さんが亡くなって、ヤマトも終わったな・・・と。
でも、違う声で復活しちゃって、まぁそれも観たけど、
プロデューサーの西崎さんも亡くなって、これも続きはあるのか?
そんな状態になってて・・・やっぱり、『さらば~』で終わりにしておけば
良かったのに・・・との思いもあっての実写化のお話、観てみたいけど今までの
東宝の、だけじゃなく日本の、SF映画の出来を思うと本当にできるの?って
心配の方が強くて・・・。
だけど、やる時はやるんですね~
役柄の設定やガミラス、イスカンダルなどの設定を変え、何より、
一作目と『さらば~』を併せた展開で単なるリメイクではなくて
新しいモノにしてあるのが良かったと思います。
戦闘シーンもアニメ以上に興奮できるもので、このあたりを描かせたら
ハリウッドには負けないよ~って強気な声が聞こえてきそうでした。
コスモゼロの急停止、変形するあたりが日本製らしいよね(笑)
これなら、オリジナルを知らない若い世代も楽しめる・・・はず。
ただ、上映時間2時間半・・・映画としては長い方だけど、
展開としては端折りすぎてわからないことが多いかも・・・
ガミラスとイスカンダルの在り方は特にわかりずらいよね。
デスラーとスターシャを実写化しないための苦肉の策だったんだろうけど。
でも、伊武さんと上田さんの声、そしてアナライザーの緒方さんの声が
聴けたのはうれしかったです。その、アナライザー、
トランスフォーマーか!と、びっくりのカッコ良さ♪
もっと活躍が観たかった!!
キャストもオリジナルをよく考えてのもので
沖田艦長や真田さん、徳川機関長は違和感がないくらいそっくりでした。
サブキャラの中で好きだった相原さんが女性になったのは残念だったけど、
今時の話となれば女性がもっと活躍してもいいんだものね、仕方がない。
だから、森雪も黒木メイサさんらしい
活発なキャラにしたのも好感が持てますね。
島君も、既婚者になってて驚いたけど、緒形直人さんが
あの地味だけど誠実な雰囲気を上手に表現してくれていて、好かったです。
突っ込みどころはあるとは思うけど、オリジナルからのファンは
ほとんどがアラフォー世代(以上かも)ですから、
もう細かいこと気にしないし(笑)
我らが古代君が木村さんだったら、文句も付けないだろうし(笑)
よく、ここまでやったね、頑張ったね、って労いたい気分です。
初日の初回上映、映画の日でもあったので少しは込んでいるかな・・・
と、気楽に考えていたらこんな田舎でも満席になりました。
客層の年齢は高いけど、なんだか嬉しいよね(笑)
帰り道、頭の中ではヤマトとイスカンダルのテーマが♪
家に帰ってオリジナルの音楽集を聴いてます(笑)・・・ただ、
カセットテープなんだよね・・・30年近くも前に買ったテープなので音が怪しい(苦笑)
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