インセプション☆犯罪現場は、お前の頭の中。

  どうせ夢なら派手にやろう
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インセプション
INCEPTION
2010年 アメリカ・WB
メディア 映画
監督・脚本: クリストファー・ノーラン
音楽: ハンス・ジマー
出演: レオナルド・ディカプリオ (コブ)
    渡辺謙 (サイトー)
    ジョセフ・ゴードン=レヴィット (アーサー)
    マリオン・コティヤール (モル)
    エレン・ペイジ (アリアドネ)
    トム・ハーディ (イームス)
    ディリープ・ラオ (ユスフ)
    キリアン・マーフィ (ロバート・フィッシャー)
    トム・ベレンジャー (ブラウニング)
    マイケル・ケイン (マイルズ)
    ピート・ポスルスウェイト (モーリス・フィッシャー)
    ルーカス・ハース (ナッシュ)
コブは、人が一番無防備になる状態、つまり眠っている時に夢を通して潜在意識に侵入し
他人のアイディアを盗み出すという犯罪分野におけるスペシャリスト。
だが、パートナーのアーサーと狙った今回のターゲット、サイトーは防御に長け、失敗。
逆に依頼主に狙われてしまう。そんな彼らを助けたサイトーは仕事を依頼する。
その仕事とは盗むのではなく、アイディアを植え付ける“インセプション”だった。危険だが、
成功すれば犯罪履歴を消して愛する子どもたちのもとに帰ることができる。
依頼を引き受けたコブはメンバーを集める。パートナーのアーサー、“設計士”のアリアドネ、
“偽造士”のイームス、“調合師”のユスフ、そしてサイトーを加え、ターゲットのロバートに近づき、
夢の中へ入り込んでいく・・・。

監督がクリストファー・ノーランで、出演者にレオくん、キリアン、トム・ハーディ、
そしてマイケル・ケイン にトム・ベレンジャー ・・・とくれば、
内容はどんなでも(笑)観に行くしかないでしょう♪とばかりに
前から楽しみにしていました。
前売り券を買って、できたら先行で・・・と思ってましたが
娘の部活の合宿と重なり、保護者としてついて行っていたので
叶わぬ夢となりましたが(笑)
ようやく観に行って来ました(実は27日)♪

予告編で観た、地面折りたたみのシーンとか
洪水?シーンとか、空中で寝てる?シーンとか、
?のシーンの謎が明かされ、すっきりしましたね(笑)
サスペンス、アクション、SF、恋愛、クライム・・・いろんなジャンルが
ちりばめられた欲張りな映画で、どこを切り取っても楽しめるのでは♪
何人もの人が同じ夢を見て、その中で別の人生が発展していく様は
『マトリックス』に似ていて、そういう世界が結構好きなものですから
結構わくわくしたりして・・・夢の世界が何層にもなっているのも
面白いし、記憶と夢の違いとか、その繋がりとか、
なるほど~・・・と、感心しながら観てましたし、
レオくんの抱える悲しさ、罪悪感が彼に見せる夢は
切なくて、泣きそうになったくらい。
想いの強さが夢を作り、現実を変える・・・そんなことを感じました。
夢と言っても現実の続きの様な夢で
何処から現実で夢なのか、そもそも現実が何処から始まっているのか
観ている方も解らないような作りで切り替えが大変ではありましたが(笑)
主人公自身の過去と夢、仕事場(?)である夢、それぞれのシーンの
雰囲気が違いますので、慣れるとバラバラな雰囲気が楽しくなってきますし、
後半の仕事場は多層構造になってますが、順に影響が出てくるのが
ハラハラ感を煽って面白かったです。
   無重力シーンはどうやって撮ったのだろう?
ラストは・・・う~ん、どうなんだろ~
なんだか、切ない方に向かいそうなんだけど・・・
こういう終わり方は、結構好きかも♪

さてさて、出演者♪(ネタバレ注意!)
レオくんは相変わらず妻に先立たれる役(笑)
お陰で(?)、切なさを背負いながらも幸せを求める男の表情が
どんどん素敵になってきてますね♪
モルに別れを言うシーン、子どもの顔をようやく見たシーンの表情は
涙ものでした・・・かなり贔屓目?(笑)
それに、久々のすっきり顔&スーツ姿にはうっとり気分♪
ファーストクラスに乗り慣れてる雰囲気・・・これも贔屓目?(笑)
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イームスのトム・ハーディくん、“偽造士”らしく変身が楽しかったですね~
行動もなかなか大胆で、大活躍が嬉しかったです♪
みんなのターゲットになっていたロバート役にはキリアンくん。
ピート・ポスルスウェイト演じる父親とは溝があるけど、
実は・・・夢での展開だけど、そういう方向に向かうのが好いよね♪
素直な青年で好い役だったよ(^^)
マイケル・ケインはレオくんのお父さん役で登場♪
少ない出演シーンでしたが、存在感は大きいです。
トム・ベレンジャーは実体(?)はトム・ハーディ という不思議な役(笑)
久々にお目にかかりましたが、渋さが増していて中々♪
レオくんの相棒・アーサー役のジョセフ・ゴードン=レヴィット。
まともに観たのはこれが初めてでしたが・・・何事が起こっても冷静で
淡々と仕事を続ける姿は魅入りましたね♪
アクションもカッコよくて、以後チェック!ですね(笑)

夢とか記憶というのは、はっきりしているようで実は曖昧なものですので
映画の中では色々な表現がなされて、他の映画と見比べるのも面白いかも・・・
そういう私は、「夢は覚めなければ夢でなくなる」、「夢が現実を変えた」
というセリフが印象的に残っている鈴木清順監督の『陽炎座』の世界を
一番先に思い出しておりました・・・古い映画ですが強烈でしたね~(笑)
記憶ではスティーヴン・キングの小説が原作の『ドリームキャッチャー』に出てきた
“記憶倉庫”が気にいってまして、コブの記憶(を基にした夢)がエレベーターに
なっていたのを見て思い出しておりました・・・お話はとんでもなかったけど(笑)
こんなことを感じるなんて、映画を観るだけで
いろんなことを“インセプション”されてたんじゃないかと
思ってしまったのでした(笑)

なんだかまとまらない感想だなぁ~(^^;)

この記事へのコメント

  • 悠雅

    こんばんは~♪
    ここ10日ほど、すっかり生活が狂ってしまってて、
    この作品についてお喋りできるのがとても嬉しいです。

    これって、感想が巧く纏まらない作品ですよね。
    繰り広げれられる映像、つまりは監督の想像力の世界と、役者たちの魅力。
    明かされるものと、あえて明かされないもの…
    それぞれについて語り始めると長くなってしまいますね。

    それにしても、あれだけの映像を見せながらも、
    基本的にはCG合成ではなく、実写を重んじて撮影されているのが凄いし、
    無重力状態のジョセフくんのシーンは、外側の建物をぐるんぐるん回して撮影したらしく、
    スタントを使わずに挑んだ彼も凄いなぁ、と感服するところだらけです。
    これは、できたらもう1回は観たいと思います。
    2010年07月29日 23:10
  • ひらで~

    優雅さん♪
    自分だけの時間が少なくなると
    映画とか時間を食うものが
    真っ先に犠牲になってしまいます・・・
    でも、家族と一緒に過ごすほうが
    楽しいですものね。
    少々面倒なことでも(笑)
    ・・・夏休みに入って、
    毎日お弁当作ってます(--;)

    感想、思いつくものを並べた・・・
    って感じになってしまいました(笑)
    大風呂敷状態で観ていたつもりですが、
    きっと零れ落ちてしまったものも
    多いのでしょうね~
    もう一回、観るべきなんだろうな~

    無重力シーン、昔ながらの手法なんですね~
    人間サンドイッチ浮遊状態は?(笑)
    人形なのかしら?
    2010年07月30日 10:15

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Excerpt:
Weblog: 悠雅的生活
Tracked: 2010-07-29 23:01

『インセプション』お薦め映画
Excerpt: 渡辺謙の堂々たる存在感。 人によっては、更に深く深くストーリーを検証し、違う解釈を導き出される方もおられるだろう。 あまり考え過ぎると、作品さながら夢の中でも考え込んでしまうのでご注意を。 観客の頭脳..
Weblog: 名機ALPS(アルプス)MDプリンタ
Tracked: 2010-08-02 00:41