チャーチル 第二次大戦の嵐(海外ドラマ)

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  ONE MAN GAVE EVERYTHING
     FOR THE LOVE OF HIS COUNTRY
チャーチル 第二次大戦の嵐(TVドラマ)
INTO THE STORM
2009年 イギリス(BBC)・アメリカ(HBO)
監督: サディウス・オサリヴァン
脚本: ヒュー・ホイットモア
出演: ブレンダン・グリーソン (ウィンストン・チャーチル)
    ジャネット・マクティア (クレメンタイン・チャーチル)
    レン・キャリオー (フランクリン・デラノ・ルーズベルト)
    ジェームズ・ダーシー(首相秘書ジョック・クロヴェール)
    イアン・グレン (キング・ジョージ6世)
    パトリック・マラハイド (バーナード・モントゴメリー)
    ロバート・パフ (イズメイ将軍)
    エマ・ハミルトン(ベティ)
    ビル・パターソン (クレメント・アトリー)
1940年のイギリス。前年9月から始まった対ドイツとの戦争はフランスが攻略され、
矛先がイギリスへ向かいつつあった中で首相となったチャーチルは国防相を兼任。
チャーチルはヒトラーを信用せず、講和を拒む。ラジオや議会での演説で国民に
戦争協力を呼びかけ士気を高め、バトル・オブ・ブリテンを勝利に導いた。だが・・・。


WOWOWで4月中旬に放送され録画したままでした(^^;)
内容的に難しそう?とちょっと構えていたけれど
人間ドラマとしてはかなり上質で、
映画と見紛うような作りに感動しました。
背景になっている歴史展開も少しの知識で充分だったのも
ありがたかったです・・・コレを機に少しお勉強したりして(笑)
お話はチャーチルが首相になる日から始まり、
戦時中の彼の象徴的な活動を描きながら、
戦後の選挙での不安な様子を時折挟み込んで
彼の人となりを醸し出してくれています。
とはいえ、不勉強で彼については認識がありませんので
そうだったのか・・・と思うしかないのですが(笑)
演じたブレンダン・グリーソンはなりきっていたのだろうと
推測できるくらいの熱演で、史実とか関係なく楽しめました。
戦時下においては異常なくらい気が強くなければ乗り切れないし、
先見の目や雄弁さを併せ持たなければリーダーとしては
やっていけないけれど、平時に必要とされるのは別の人・・・
時代が人を作るのか、人が時代を作るのか、
そういうことまで考えるような面白さもありました。
そうそう、首相がVサインをする姿がみられたのですが
彼がやってから広まったのだとか。
(ちなみにピースサインはまた別のお話)

出演者については・・・いつものごとくお目当てがいまして(笑)。
チャーチル首相の秘書・ジョック・クロヴェール役のジェームズくん♪
観るまでどんな役なのか、見当もつきませんでしたが
いきなり素敵な姿で出てきて、ひゃ~♪状態(笑)
歴史的に名を馳せたとかいう人物ではありませんが
ぎりぎりまで神経をすり減らしているだろう
首相や首相の奥様のそばで全てを受け入れている雰囲気が
感じられました・・・かなり贔屓目で観てますけど(笑)

第二次世界大戦・・・描く国、人物が違うと全く別物に観えます。
中々、助けてくれないアメリカに業を煮やしかけていた時、
日本が攻撃し参戦したと知って、チャーチルがこれで助かった、
と言うシーンは何だか戦争のからくりをみたような
不思議な気分になりました。
観た動機は不純でも(これからもそうだけど)、
観て好かったと思える作品でした。

再放送、明日(27日)にあるようですので
お薦めいたします。

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