
タイタンの戦い
CLASH OF THE TITANS
2010年 イギリス・アメリカ(ワーナー)
監督: ルイ・レテリエ
脚本: トラヴィス・ビーチャム
フィル・ヘイ
マット・マンフレディ
オリジナル脚本: ビヴァリー・クロス
音楽: ラミン・ジャヴァディ
出演: サム・ワーシントン (ペルセウス)
リーアム・ニーソン (ゼウス)
レイフ・ファインズ (ハデス)
ジェマ・アータートン (イオ)
マッツ・ミケルセン (ドラコ)
リーアム・カニンガム(ソロン)
ハンス・マシソン(イクサス)
ニコラス・ホルト(エウセビエス)
ジェイソン・フレミング (カリボス/アクリシオス)
アレクサ・ダヴァロス (アンドロメダ)
ヴィンセント・リーガン(ケペウス)
ダニー・ヒューストン(ポセイドン)
ティン・ステイペルフェルト(ダイアナ)
ルーク・エヴァンス(アポロ)
イザベラ・マイコ(アテナ)
ピート・ポスルスウェイト(サイロス)
エリザベス・マクガヴァン(マルマラ)
ポリー・ウォーカー (カシオペア)
神と人間が共存していた神話の時代。
漁師のサイロスは海に流されていた小さな男の子を拾い
ペルセウスと名付け、実の子の様に育てる。
ある日、神々の心ない仕打ちに抵抗し始めていた人間たちは、
人間の王ケペウスの命により兵たちが神殿を焼き払い、ゼウス像を破壊してしまう。
冥界の王ハデスはその兵たちを神の力で一掃してしまう。その場に居合わせた
ペルセウス一家はハデスの力になすすべもなく、父母と妹を殺されてしまった。
一人生き残ったペルセウスは王宮に連れて行かれるが・・・。
予告を観た限りでは戦いシーンばかりで
どうしたものかな・・・とは思ってましたが、
出演者を観た限りでは
リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズ、リーアム・カニンガム、
ヴィンセント・リーガン、ハンス・マシソン等々、英国俳優がズラリ♪
あっ、主演のサム・ワーシントンもそうでした(笑)
そこへ加えて、マッツ・ミケルセンが♪となれば、気にはしていましたし、
近くの映画館では2D上映しかないので、
そのうちダンナのお休みにでも車で遠出して3Dに挑戦してみるか・・・
ぐらいに考えてたりして、のんびりしておりましたが、
とある方の情報でマッツ・ミケルセンが好い!とあって、
これは戦いシーンが9割でも観に行くしかない!と(笑)
だけど、GW中は身動きとれず、やっと明けて静かになったところで
観に行くことができました。
もう、2Dで充分です(笑)
戦いシーンは思ったより少なくて、偏りもなく程良い割合。
予告編を観て感じていたテンポの良さも本編にはあって、
それに似合った音楽も好い感じでした。
余計なものは省いてどんどん話が進むのは
フランスのアクション映画っぽくて好いよね~そして、
大好きな役者さんたちを存分に楽しめて、嬉しかったです♪
ギリシャ神話は部分的に知ってるような・・・
名前は知っていても繋がりはよくわからない、そんな程度(苦笑)
少し前に観た『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』を
思い出しながら観たりして(笑)
その時も思ったけど、
愛を糧にするのはいいけど、行動をみると自分しか考えてない奴だよね~と
思ってしまうゼウスや、弟に負けて悔しかったら、堂々と自分でやれば
いいのにと思うハデスとか、人間だったら、ダメダメだよね~
どうして、そんなお話が神話として語り継がれているのだろう?
不思議だ(笑)
そして、神と人間の間に生れし子が苦悩するお話まであるのだから
尚更、不思議だ・・・だけど、
人の不幸が人を幸せにするのだろうね~(^^;)・・・この場合、神だけど・・・
とういことで、本作。
原作どうりなのかは解りませんが、
人間では歯が立たない怪物を退治するための兵器(?)をさがす旅がメインのお話。
よくある話だけど、このお話の方がとても古いのですから、
今まで観てきた洋画のファンタジーやSF映画の元ネタを観たような
そんな気になりました。とはいえ、一つ一つ、どれがどれとは言えませんし、
もしかしたら、逆に今までのファンタジーやSF映画の映像に
お話をあてはめたのかもしれませんが(笑)
だって、黒沢明監督作を思わせるとこあったし・・・
監督は日本の漫画『聖闘士星矢』の大ファンらしいし・・・
それでもペガサスの自然な動きとか凄かったし、
巨大サソリを乗りまわすのは好いなぁ~
CG技術は、もう行くところまで行ったのでしょうね~
戦いシーンもごちゃごちゃしてなくて好感持てました。
でもなんたって、いい男たちですよね♪
主役のペルセウス、サム・ワーシントンくんは本作が初見。
度胸のよさや正義感がにじみ出ている雰囲気が好かった。
坊主頭はどうなんでしょ~(笑)
神さまたちのリーアム・ニーソン、レイフ・ファインズ♪
“白と黒”で他の役柄とも被って、もう、そのまんまのイメージ(笑)
裏切らないのが好いね~
人間界では・・・
ところどころで笑わせてくれた初老の兵士、リーアム・カニンガム♪
落ち着いた雰囲気の役もいいけど、こういう飄々とした雰囲気が好きだな。
久しぶりのヴィンセント・リーガン♪
『300 』の時の様な活躍を期待してましたが、
奥さんの尻に敷かれ気味の王様でしたね~(^^;)
カシオペアっていうんだ奥さんの名前
でも、ブルーの目が観れましたので好いことに♪
そして、マッツ・ミケルセン♪♪
二か月前に『シャネル&ストラヴィンスキー』を観ましたので
作曲者から兵士へと、その大きな変化を楽しむことができました。

観るまでは出演時間は長くないかも・・・
と、心配していましたが、こんなに重要な役だったなんて♪
剣さばきは『キング・アーサー』で披露済みですが、台詞も多いし、
兄貴的存在の彼は初めて観たので、それだけで嬉しくなってしまう。
変な彼が観れる『フレッシュ・デリ』も
兄貴的存在と言えばそう言えるかもしれないけど(笑)
もともと、体育会系でダンサーもしていましたので動きは良いのですよね・・・
主人公の導師的な役柄なので、途中退場は
お約束のようなものなのですが・・・やっぱり残念だな。
若手ではハンス・マシソン・・・ジャック・スパローっぽいメイクで
おいおい(^^;)なとこありましたが(笑)、どこかで観たな~
そ~いえば、リーアム・ニーソン主演の『レ・ミゼラブル』や
TVドラマ『ドクトル・ジバコ』で観てました。素顔は結構可愛い感じです。
クリーチャー界(?)では
やっぱり、ロバ化した巨大サソリが好いね♪・・・スコーピオンというらしい。
山の稜線みたいな危ない道で足が一本、踏み外しそうになるあたり、
可愛らしく思える(笑)ラストのバトルにも参戦してるし、
乗ってた二人も面白かったけど、いいキャラクターです。
目玉のない三人の魔女も面白かったですね~
彼女たちの素性が凄く気になる(笑)
人間とクリーチャーの両方を演じたジェイソン・フレミングは
どちらも素顔がわかりませんでしたが、
『ベンジャミン・バトン 数奇な運命』のお父さんだ~ね
この方が一番可愛そうな運命だったような。
ゼウスも罰を与えるなら一人だけと言ってる割には、
一人だけに納まらないじゃないのね~・・・おばさん的意見です(笑)
メインのクラーケンはどんな姿なのかイマイチわかりませんでしたね~(笑)
メドゥーサは『パーシー・ジャクソンと~』のユマ・サーマンのが
印象強くて、あまり怖くなかったけど、
あんな風に使われる運命は同じなんですね~
思った以上に面白かったのでその先も知りたくなってきた・・・
原作(?)きちんと読まないとダメかも。
と、やっぱりそこに行き着くんだな(笑)
この記事へのコメント
悠雅
マッツ・ミケルセン、よろしゅうございましたでしょう?
お話自体が古典的なのはもう仕方ないので、
それ以外で大いに楽しめるポイントを見つけた者勝ちな感じです。
サム・ワーシントンも英国出身なんですよねぇ。忘れがちだけど。
でも、やっぱり脇にぞろぞろ出てくる英国俳優たち(とミケルセン)、いいなぁ。
リーアム・カニンガムとヴィンセント・リーガンに反応してる我々って
相当にマニアックですよね(笑)
でも、何にせよ楽しめたならそれが一番♪
ひらで~
お陰さまで、楽しむことができました。
バトルばかりで
人間は大して出てないと思っていましたから
悠長に構えてましたが・・・
悠雅さんのお言葉で、これは行かねば!!と
期待を膨らませて行ってきました(笑)
その、期待以上でした~!!
感謝です♪ありがとうございました。
マニアックでも、好き者でもなんとでも
いいですよね~楽しめれば(笑)
出ている人が好いと、どんなお話でも
いいお話に思えるし、よく観れば
演出だって映像だって悪くないですよね。
あんまり好きじゃないバトルシーンも
程々に抑えてあって良かったです。
巨大サソリとの集団戦はカッコ好かった♪
思わぬ作品で
思わぬ楽しみを見つけるのは
ホント、楽しいですね。
これだから、やめられない(笑)