シャッター アイランド(超日本語吹替版)

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  全ての“謎”が解けるまで  
        この島を出る事はできない。
シャッター アイランド
SHUTTER ISLAND
2009年 アメリカ
監督: マーティン・スコセッシ
原作: デニス・ルヘイン
    『シャッター・アイランド』(早川書房刊)
脚本: レータ・カログリディス
音楽監修: ロビー・ロバートソン
出演: レオナルド・ディカプリオ (テディ・ダニエルズ)加瀬康之
    マーク・ラファロ (チャック・オール)志村知幸
    ベン・キングズレー (ジョン・コーリー医師)有本欽隆
    ミシェル・ウィリアムズ (ドロレス・シャナル)
    マックス・フォン・シドー (ジェレマイアー・ネーリング医師)
    パトリシア・クラークソン (真実を知る謎の女)
    エミリー・モーティマー (レイチェル・ソランド)
    ジャッキー・アール・ヘイリー (ジョージ・ノイス)
    イライアス・コティーズ (アンドルー・レディス)
ボストン沖合の“シャッター アイランド”と呼ばれる孤島・・・
そこには精神を病んだ犯罪者を収容するアッシュクリフ病院があった。
1954年9月、レイチェルという女性患者が忽然と姿を消してしまう事件が起き、
連邦保安官のテディは新たな相棒チャックと共にその捜査のために訪れる。
テディはレイチェルの部屋でレイチェルが書いたと思われるメモを見つけるが、
意味がわからない。患者などにも聞き込みを始めるたテディだったが、事件には
関係ない“アンドルー・レディス”という男の存在も同時に質問していた。
その男はテディの妻を殺した男で、その男を捜すことが
テディがこの島にやってきたもうひとつの目的だった・・・だが・・・。

予告などであまりにも“超日本語吹替版”が目立っていたので
そんなに言うなら・・・と、吹替版を観に行きました(笑)
ちゃんとした声優さんで吹き替えしてますというだけあって、
慣れると(笑)イメージがぶれることなく観ていられました。
   どなたが演じているのかわからなくて、
   本編のあと、しっかり観てましたが、時間も短くて
   知っている方でもなかったし、主要3人を演じた方の名前を
   記憶するのが精一杯で(^^;)あとはわかりません。
   パンフには載っていたのかな?買ってこなかったからなぁ~
   ネットで調べても載ってないのね・・・まぁ、そのうちわかるか・・・。

確かにオリジナルの声も鑑賞の醍醐味で、
ほとんど字幕で観ますし、
どっちか選べ、と言われたら字幕ですね~
でも、映画を理解するには日本語の方が絶対にいいわけで、
娘達と観た『ハリ・ポタ』などは登場人物も多いし、
アニメなどは映像の情報量も多いので
吹替版で正解だったと思っています。
理解したあとでまたオリジナルを観ればいいのですから・・・
今回も、しっかり映像を見られたから、
吹替でよかったのでしょうね~
謎に関しては本編上映前の“映画の見方”のようなものが
ご丁寧にも上映されてましたが、それこそが見方をぶれさせるのでは?
と思うようなもの・・・そんなので洗脳されちゃいけないよ(笑)
   既に吹替版の宣伝に洗脳された私が言うのもなんだが・・・

以下ネタばれ含みますので観てから読んでね♪
おち、と言いますか、真相はやっぱりな~という感じ・・・
あれだけ、妙な設定だったら主人公が実は・・・って思うもの。
でも、映画ならでは映像の楽しみがたくさんあるから
私はこういうの好きなんだよね~

ネタ的には新しいものではなくて、例えば
ジョニ・デの『シークレット ウインドウ』と同じで、
度を越した恐怖とか罪悪感からの逃避のために妄想を見たり、
良い方に思い込む世界から、現実に戻るまで・・・という感じかな。
こういう物語は本人が罪を償いたいとか、
現実を認めたいとかという心も
逃避や否定の心と同時に持ちあわせているから、
本人が見る妄想(仮の現実?)に歪みが出てきて、
そこが謎として楽しめるので、私としては結構好きな部類でした。
本作は大掛かりにも複数の人の手を借りいるので
余計にその人たちとの関わりが面白かったですが、
レオくんとマーティン・スコセッシ監督だから面白く観れたような気もする。
アビエイター』のさらにその上を目指したような感じでしたが、
伝記モノとは違って、ちょっと冒険とか遊びが許される部分で
重々しい雰囲気の中でも楽しめたような気がします。
   例えば・・・レオくんのネクタイ、出てきた時、どんな趣味?とか思ってましたら
    あとで、また出てきて・・・レオくんの台詞は想いを断ち切る台詞だったのだけど
    趣味に関しては思わず同感!とか思ったし(笑)

50年代という私好みの時代でしたから、
衣装も素敵でしたし、主人公の夢のシーンなどは
怖さと悲しさを伴う美しさでした。
スコセッシ監督に対しては、以前
今村昌平に捧ぐ~スコセッシが語る映像哲学~ 」というTV番組でも
話していた通り、監督が興味を持っている人間の本心とか
心に潜む暴力も描かれていて、こだわリ続ける姿勢に感心しました。
それにしても、意外とホラー作品も結構いけるんですね~(笑)
   あれ?いつの間にホラー?
そして、レオくんですが・・・やっぱり好いですね~♪
特にラストの表情♪・・・このときの台詞とこの顔のために
今までがあった・・・って思わせて、切なさと癒しが同時に感じられました。
時間があったら、字幕でもう一回レオくんを堪能したいなぁ♪
    ということで、字幕版も観ました♪
    感想はコチラ→シャッターアイランド(字幕版)
ファンとしては穏やかで楽しいレオくんも見たいのだけど、
本人がこういう追いつめられた状態の役が好きなようで、
こうなったら、気の済むまでやってください・・・ですね(笑)

もう一回と言えば・・・今年はレオくんもう一回、別なので楽しめるのよね♪
この夏(7月23日)上映の『インセプション』公式HP
レオくんには珍しいSFモノ?・・・初めて?で、
クリストファー・ノーラン監督とくればそれだけでも期待してしまいますし、
共演者には キリアン・マーフィ、 トム・ハーディ、 トム・ベレンジャー、
マイケル・ケインと気なるお方ばかりで♪
そういえば、渡辺謙さんも出演しているのですよね。

この記事へのコメント

  • 悠雅

    こんばんは。
    超吹替え版の「超って何」と思いながらも、全く迷いなく字幕版を観たんですけど、
    吹替えなのに違和感なく楽しめたのならよかったですね。
    でも、あの前フリのせいで、余分に身構えさせられたのが残念。
    もっと気楽に観て騙されようと思ってたんだけど。

    『インセプション』、楽しみですね。
    監督の名前だけで是非観たいと思うけれど、
    観たい俳優たちだらけなので、期待が高まります。
    2010年04月11日 22:31
  • ひらで~

    悠雅さん♪
    超って大きく出たな~って感じです(笑)
    違和感が全くないわけではなく
    どうしても声質の違いは感じました。
    でも、慣れると気にならないものです。
    あの前フリ・・・
    一種の騙しの手口ですよね(笑)

    『インセプション』、待ち遠しいです♪
    予告観た限りでは、
    これもなんだか難しそう(笑)
    2010年04月12日 08:36

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シャッター アイランド <超>日本語吹替版 (試写会)
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