
一人の男だけが知る真実。
MI6 英国秘密情報部(前・後編)
FALSE WITNESS
THE DIPLOMAT
2008年 イギリス・オーストラリア
監督: ピーター・アンドリキディス
脚本: ピーター・ガウラー
出演: ダグレイ・スコット(イアン・ポーター)
レイチェル・ブレイク (ヘールズ)
ジェレミー・リンジー・テイラー(マーク)
リチャード・ロクスバーグ (チャールズ)
クレア・フォーラニ(ピッパ)
ドン・ヘイニー(クルーショフ)
スコットランドヤードの警部ヘールズは
ロシアン・マフィアの麻薬取引の捜査中、
英国に大量のヘロインを持ち込もうとした外交官
イアン・ポーターを逮捕する。
だが、ポーターはMI6の旧友チャールズからタジキスタンを拠点とする
犯罪シンジケートの大物クルーショフを追うべく秘密任務を受け、
クルーショフの懐に入り込んでいたところだった。
身柄を拘束され身動きができなくなった彼をMI6とクルーショフは
それぞれの手で開放しようとするが、ヘールズは彼の身を守ろうと、
オーストラリアへ移してしまう。
WOWOWで鑑賞♪
久々に見つけたリチャード・ロクスバーグの名に引かれ
観てみましたが・・・いいのか?というようなラストにビックリ。
秘密任務を受けた外交官の悲運なお話・・・みたいな印象。
それはそれで、人間ドラマのようでいいのだけど、
肝心のMI6やマフィアが今ひとつお間抜けで
折角のイギリスとオーストラリアの合作も、もったいない感じ。
WOWOWの紹介文には
1997年のソビエト崩壊時に作られた5つの超小型核兵器、通称“スーツケース核爆弾”。
今もなお行方不明とされるその“スーツケース核爆弾”とテロリスト達にインスパイアを受け製作された。
英国のロンドン、豪州のシドニー、タジキスタンという3カ国ロケを実現。
壮大なスケールとスピード感にあふれる展開、迫力満点のアクションなど見どころたっぷりだ。
とありましたが、最後の文は言いすぎじゃないかと・・・(笑)
お話は英国で麻薬取引現場を押さえようとした女性警部ヘールズが
その麻薬密輸に関わった外交官ポーターを逮捕した所から始まり
舞台はオーストラリアに移る展開になっているのですが、
何故にオーストラリア?・・・一応、その説明はあるけど
説得力が弱いんだな・・・オーストラリアにとっては迷惑どころか、
一歩間違えば国がなくなるかも!っていうことに・・・
まぁ、お話はそこそこにお楽しみは出演者で(笑)
お目当てのリチャード・ロクスバーグはMI6らしいのだけど、
それらしいことは何もしてなくて、逆に任務のためなら
何でもしてしまう、正義を履き違えてる奴だったりする・・・
う~んやっぱり、悪役っぽい役だったか・・・
それはそれでいいのだけど(笑)
自国オーストラリアには行ってないのが不思議・・・
オーストラリアに行くのは主役のポーター。
ポーターは事故で最愛の息子を亡くし、原因は自分だと
思い苦しみ続けている外交官で、それを解決しようと
スパイになるのだけど、元妻まで巻き込んでしまい、
愛する者を誰もまもれない結果が切ない。
ダニエルの『007』といい、辛い過去を背負う男って強いけど、
観ている方も単純に入り込めなくて辛いものがありますね。
演じたのはダグレイ・スコット。
『MI:2』では悪役でラストのトム・クルーズとの死闘が印象的。
ちなみに、リチャード・ロクスバーグはその時は彼の手下で
トムが彼に変相してたりします♪
その時のイメージがかなり残っていたり、
イアンという名は「デスパレートな妻たち」に
ゲスト出演した時の役名だったりするので
なんだか妙な感じではありましたが、
後半はポーターに入れ込んで見てしまうほど
素敵でした♪
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