
シルク
詭絲 SILK
2006年 台湾
監督・脚本: スー・チャオビン[蘇照彬]
美術監督:種田陽平
音楽:ピーター・カム
出演: チャン・チェン[張震] (チートン[葉起東])
江口洋介(橋本良晴)
カリーナ・ラム[林嘉欣](杜佳維)
チェン・ボーリン[陳柏霖](胡守仁)
バービー・スー[徐煕媛](蘇原)
チャン・チュンニン[張鈞寧] (和美)
津嘉山正種
様々な電磁波を吸収できるという〝メジャー・スポンジ〟を発明した
物理学者の橋本は日本政府を後盾に幽霊を捕獲する研究をしていた。
橋本は古いアパートに出現する少年の幽霊の捕獲に成功。
少年の身元と幽霊になった原因を調べるために読唇術ができ、
並外れた動体視力を持つ刑事、チートンを仲間に入れる。
チャン・チェン主演ということで前から観たいと思ってましたら、
何気に見たレンタル店の棚にあって♪
DVDを手にとって初めて江口洋介さんと共演の
ホラーだと知った次第(笑)
台湾ホラーは初めてで、台湾の映画賞(金馬賞)で
最優秀視覚効果賞を獲ったということもあって
怖いけど、期待はいっぱいで・・・
そもそもこの作品は台湾シネマ・コレクション2008として
日本に紹介された作品でしたが、
チャン・チェン出演作とは名前だけは知ってましたが
そんなの知らなかった・・・私だけ?
主演は江口さんと紹介されてますが、
どう観ても主演はチャン・チェンです(笑)
でも江口さん演じる橋本が物語の主導権(?)を握ってますので
結構日本語が出てきます。
ビックリしたのが津嘉山さん♪
かなり嫌な人物です・・・どうなるかはお楽しみ(笑)
どうして日本人が政府のお金でこんな研究を?とか、
橋本って何がしたいの?とか、
幽霊のホントの目的は?とか
いろいろ考えちゃうところもあったり、
幽霊もそんなに怖くないので
ホラー映画としては?な作品ではありますが、
幽霊の捉え方とか、現世に生きる人とのつながり、
題名にあるシルクで現される因縁のようなものが
面白いので、“国が変わるとこう違う”的な見方ができます。
もちろん、チャン・チェンのファンにとっては観る価値“大”♪
かわいらしい、日本語とか幽霊に慄く表情とか
今までに観たことないチャン・チェンが♪♪
江口さんも日本では絶対演じないような役で(笑)
ところで、この作品の最大の謎が
メンジャースポンジと呼ばれるもの。
実際にあるらしく、
セラミックスと同じような構造の物でできていて
特定の周波数を持つ電磁波を内部に留めて
熱に変えるのだそう・・・詳しくはまさしく謎ですが(笑)
そういう、実際にあるものと幽霊と人間の心情を絡ませて
あるので、不思議とあるかも・・・と
思ってしまう・・・ことは、ない?・・・やっぱり(笑)
お話はともかく・・・おいおい!
私的には台湾ドラマ「ザ・ホスピタル」出ていた
麻酔医チャン・チュンニンのビックリな姿や
外科医レオン・ダイ[戴立忍]の特別出演も
楽しかったです♪
・・・って、楽しかったの?ホラーなのに?(笑)
この記事へのコメント