DVDで再鑑賞♪

上海グランド
新上海灘 SHANGHAI GRAND
1996年 香港
監督: プーン・マンキ[潘文傑]
脚本: プーン・マンキ
サンディ・ショウ[邵麗瓊]
音楽: ウー・ワイラップ[胡偉立]
出演: アンディ・ラウ[劉徳華]
(ディン・リク[丁力])
レスリー・チャン[張國榮]
(ホイ・マンキョン[許文強])
ニン・チン[寧静]
(ティン・ティン[馮程程])
ウー・シンクオ[吳興國]
アマンダ・リー[李蕙敏]
ラウ・シュン[劉洵]
チョン・ウソン[鄭雨盛]
1930年代、日本が台湾を統治していた時代・・・
満州で蜂起に失敗し、捕らえられた台湾反日同盟のホイ・マンキョンは
護送中の船から脱出し、嵐の夜の海へ同僚の命を奪った
チャイナドレスの女と葉巻をくわえた男の姿に復讐心を燃やしながら飛び込んだ。
かろうじて上陸した先は上海・・・。
上海のシンボル“自由の神像”の下で横たわっていたマンキョンは
汲み取りの仕事をする青年ティン・リキに助けられるが・・・。
DVDを買って一度観ただけなので、10年ぶりぐらいでしょうか(笑)
香港映画祭というかアンディ映画祭というかちょっと個人的に盛り上がっていて
昔の作品なんかも引っ張りだしてきて観ています。
『欲望の翼』あたりはLDなので大変なんですが(笑)
それ観てたら、レスリーも観たい♪と思って、
アンディとレスリーが一緒に観れるこの作品を出してきたわけで(笑)
やっぱり、カッコいいわ♪この二人♪♪
物語のオリジナルは80年代の香港のTVドラマ「上海灘」で
發仔大好きだったころ、ダイジェスト版で観ました。
香港ならず、中国本土でも大ヒットしたドラマだそうで、
主題歌など、誰でも知っている程なんだとか。
それを、ツイ・ハークの製作総指揮でリメイクしたのがこの作品。
設定なども変えてありますし、アクションなど香港映画らしい雰囲気も
てんこ盛りですので別物を観るようで、オリジナルを知らなくても
単品の映画として楽しめるようになっています。

で、久々に観たのですが・・・
カッコいいです♪
久しく観てなかった理由としては
レスリーが亡くなってから
しばらく彼の作品が観れなかった
ということがありまして、
やっぱり、
今観ても切なさがありますね・・・。
でも、いつまでもそんなことを
言っていてはいけないよね。
しっかり、観続けていかなくちゃ・・・
今となっては自分より年下になってしまった彼らが
なんとも愛しくて、映画自体の作りの古臭さも愛しい。
なんだか、自分の宝箱を開けるような感覚(笑)
大げさに嫌味を言うボスとか、得体の知れない蛇女とか、
ごちゃごちゃした上海の雰囲気とか
日本人には心苦しい歴史背景とか
ぎゅっと詰め込んだ感じが楽しい。そして
オレ様アンディの野心的なところ、
レスリーの復讐心を胸に秘めながらも紳士然と振舞う姿は
オリジナルを壊さずに彼らなりの丁力、許文強になっています。
ボスの娘との関係が映画ならではの面白さがあって
この三人の関係を中心にしたのが好かったのですね。
そしてラスト、許文強が 丁力に殺されたと思った許文強の仲間が
丁力に復讐する形で終わりますが、この仲間に
多分香港映画初出演のチョン・ウソン。
今観るととても初々しくてぽっちゃりしていて可愛らしい♪
若いときはただ彼らの結末が心に痛いだけだったけど、
いつ殺されても仕方ないような時代で
互いを認め合いながら逝けた彼らの一抹の幸せを感じたり、
若いときには感じなかったり見えなかったりしたものがあって、
歳を重ねてから観るのも好いものね♪なんて思ってしまいました(笑)
この記事へのコメント
マリー
この作品の2人は、本当にステキ。
儚くも美しい・・・みたいな。
先日レンタル落ちビデオ(今時ですが)で、TV版ユンファさんの見つけて買ってしまったけど(50円)まだ未見。時間みつけて見てみたいです。
ひらで~
結末の悲壮感を感じさせながらも
不思議な高揚感を抱く主題歌ですよね。
イントロで涙が出る感じ、わかります。
あの時代、あそこだけで見ることできた
夢なのでしょうね~
ラストの二人のショットが哀しかったです。
ビデオ・・・実は発売時に買いました・・・
一本○万円の時代です(笑)