-このミュージカルはあなたの人生を変える-
キャスト
ジャン・バルジャン: 山口祐一郎
ジャベール: 岡 幸二郎
エポニーヌ: 坂本 真綾
ファンテーヌ :シルビア・グラブ
コゼット: 神田沙也加
マリウス :山崎育三郎
テナルディエ :安崎 求
マダム・テナルディエ :森 公美子
アンジョルラス: 原田 優一
前から一度は観たいと思っていたミュージカル「レ・ミゼラブル」、
願いが叶って、松本公演の初日を観てきました♪
地方TV局の開局45周年記念ということでしたが
何であれ東京へ行かなければ観れないと思っていた舞台が
身近な所で観れるなんて思ってもいなかったので
とても嬉しかったです。
ジャン・バルジャン役は 山口祐一郎さんと今井清隆さんでしたが、
山口さんが観たい!と、これまた以前から思っていましたので
山口さんの回を希望。初めは土曜日に予約したのですが
もしかしたら抽選になるかも・・・といお電話を頂いて
ならば、まだ余裕のある金曜日に移動しました。
早めの移動なら席も悪くないですよ~という、電話の声を信じて
金曜日にしましたが、一緒にいった3名(ママさんバレーの仲間+その友人)は
却って金曜日でよかったということで、これまたよかった♪
おばさん、4人ですから賑やかです(笑)
電車で松本まで小一時間ですがおしゃべりは尽きませんで、
あっという間に劇場です。
まつもと市民芸術館は去年、「平成中村座 夏祭浪花鏡」を観に来て以来・・・
お祭り気分一杯だった雰囲気とはまた違った風情で・・・というか、何もない(笑)
これが普通だよね~でも、松本の観光パンフとかは配っていました。
それでも入り口で「レ・ミゼ」の絵の入ったクリア・ファイルを頂いたので
それだけでも好い記念になって嬉しかったです。
さて、舞台は・・・もう、なんだか、初めっから感激しっぱなしで、
改心するシーンでもう泣けてきました・・・早すぎか?
でも、
お話って実はよく知らなかったのね~と自分で今気がついたという感じ(笑)
パンを盗んだ男が長く刑務所に入れられてしまい、出所しても
食べるものがなく、施しを受けた教会で銀の燭台を盗んでしまうが
捕まったところで、牧師さん(神父さん?)がそれは譲ったものですと
かばってくれたので改心した・・・とかいう子どもの時、聞いたお話だったり、
以前観たリーアム・ニーソンの主演の映画で
執拗に警察署長ジャベール(ジェフリー・ラッシュ)に追われ、
最後は小競り合いをしてジャベールが川へ落ちてしまう(だったけ?)のを
観たぐらいで、しっかりと知らなかったので、
観ていてそ~いうお話だったのかと感心してしまいました。
語られる年月はかなり長いのでどんどんお話は進んでいきますが
関わる人は限られていまして、
ここでこの人がこう関わって、最後にはこうなるのね・・・と
主人公が時と共に代わっていくみたいで、
どこをとっても舞台の山場という感じでした。
特にテナルディエ夫婦は良くも悪くも(笑)面白くて
実は暗い世相が背景で、悲劇的な要素が多いこのお話を
暗くせず魅力的にしている二人でした。
森久美子さんは地元の方言を使って場内を沸かせてくれまして
ホント好い人だなぁ~って思いました(笑)
ジャベールの最後はかわいそうだった・・・映画では自業自得っぽかったけど、
舞台では自分が信じた正義と世間の正義とのずれに苦悩して自ら去る姿に
泣けました。岡さんの声が好いですね♪正義感あふれる声でした。
最後は橋の上から川へ(映画も川でしたが岸からだった)・・・
舞台の上に乗っていた橋からどうやって落ちるのだろう?と思ってましたら、
これがちゃんと落ちる!かなりの高さを感じました。
「オペラ座の怪人」を観た時にも思いましたが、
舞台上の効果と人の想像力が高さとか深さとかちゃんと感じられるのですね。
こういうのが舞台の“妙”ですね。舞台って好いよね~と思う所のひとつです。
そして、山口さん♪
再生を感じさせる力強い唄、慈しみの溢れるささやくような唄、
どっちも素敵でした・・・ラストは・・・涙です(涙腺弱すぎか?)
カーテンコールも気持ち好かった。
お芝居の中ではあまり笑うことのなかった役の方々の素の笑顔がたまらない♪
舞台と会場と一緒に拍手して、手を振ったり、声かける人もいたりして
始まる時も好きだけど、このカーテンコールの時も大好き。
やっぱり舞台は好いよね~と思う。
盛り上がったカーテンコールの後は・・・
終わってしまった寂しさはあるけど、次はアレ観たいね♪と
楽しみに代わっていきます。
できれば帝国劇場へ行きたいとか、
『エリザベート』をまた上演したら、観にいこうとか
おばさんたちは帰りの電車の中でも賑やかでした(笑)
次の日の昼の部は今井清隆さんのジャン・バルジャンで
通算2400回目の上演を達成♪おめでと~
後日、出演者の方々の中にご自分のブログで松本公演について
書かれているのを見つけました。
岡さんのブログでは「客席も大盛り上がりで気持ち良い松本初日でした」とあり、
とっても嬉しくなりました♪
10月、11月には帝国劇場で上演されるとのこと・・・
いいなぁ~・・・縁があったら、ですね。
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この記事へのコメント
悠雅
都会へ出なければ観れないと思っていたものが、地元で観れたら・・・
しかも、『レミゼ』だったら、どんなに嬉しいことでしょう!
日本中の歴史の原点のような奈良だけれど、文化は大阪や京都に持ってかれて、
エアポケットのように何もない県なのが悲しいです。
とは言え、頑張れば1時間で大阪の中心まで行けるんだけれど、
最近、人混みに紛れることとか、夜の公演に出かけることがしんどくて、
自分で自分を舞台から遠ざけてしまってたりもします。
それにしても、山口さんでジャン・バルジャンがご覧になれてよかったですねぇ。。。
いや、ホントに羨ましいの一言に尽きます。
ついで、と言ったら何ですが。
ひらで~さんには正直に告白いたします。
トニーに惚れました(これでいったい何人め…)。
ひらで~
まさか、地元で観れるとは!
本当に嬉しくて、
チケット発売日の朝などは大変でした(笑)
文化のエアポケット状態なのは
長野市も同じなんですよ。
一時間、って結構“気”がないと
行けない距離だと思いますよ。
松本だって同じ県内とはいえ
めったに行かないですし
行くとなれば“旅”状態(笑)
それにいつでも行けるものではなく、
年に1,2回行ければいいかな・・・
大きなお芝居はお値段も
それなりですからね。
“生”山口さん♪それはそれは
至福の時でございました。
こうなりますと、山口さんの怪人や
トートが観たい♪と夢が広がります。
ついでに・・・お~!
遂にカミングアウトしましたね♪
やっぱり自分には正直にならないと(笑)
今のトニーが多分一番だとは思いますが、
若いときも、なかなかですので
ゆっくり彼の過去も観てあげてくださいね。
ただ・・・
当たり外れが大きいので
今のうちにご覚悟を(笑)