
チェ・ゲバラ&カストロ(TVドラマ)
FIDEL
2002年・アメリカ
監督: デヴィッド・アットウッド
脚本: スティーヴン・トルキン
音楽: ジョン・アルトマン
出演: ピクトル・フーゴ・マルティン (フィデロ・カストロ)
ガエル・ガルシア・ベルナル (エルネスト・チェ・ゲバラ)
パトリシア・ヴェラスケス (カストロの妻・ミルタ)
セシリア・スアレス (セリア・サンチェス)
モーリス・コンプト (ラウル・カストロ)
トニー・プラナ(フルヘンシオ・バチスタ)
アメリカの資本が流れ込み、搾取による貧困にあえぐ1950年代のキューバ。
アメリカの傀儡政権であったバチスタに対抗しようと、元弁護士のフィデロ・カストロは
武装勢力を組織、1953年7月26日モンカダ兵営を攻撃するも失敗。カストロは逮捕され、
投獄されるが、メキシコに亡命。そこで、エルネスト・チェ・ゲバラと出会う。
「7月26日運動」を掲げたフィデロは1956年12月「グランマ号」でにキューバへ帰国するが・・・。
『チェ 28歳の革命』、『チェ 39歳 別れの手紙』を観たので、というのと、
ガエルくんが出ているという興味もあって観てみました。
『チェ・ゲバラ&カストロ』と題名はなっていますが、
原題が示すとおり、カストロさんの物語です。
アメリカで製作されたTVドラマですので
やっぱり、イメージが映画とでは違いますね。
そもそも、自分も映画を観るまでは
アメリカ側の言い分しか耳にしていなかったので、
カストロに対しては独裁者っぽい悪いイメージがありました。
イメージだけで何をしたのかも知らないくせに・・・です(^^;)
そんなこともあって、
せめてドラマでお勉強もいいかなと思って観てましたが、
カストロさんというのは武力に頼ったところは別にして、
思想的には強く自国を憂い、
なんとかしようと本気で戦った人なのだと感じました。
チェに対しては、映画とは別人のような描き方で、
ガエルくん目当てに観るとちょっと残念かも。
『モーターサイクル・ダイアリーズ』で同じ人物を演じたとは思えないくらい。
キューバ危機に対しては、
『13デイズ』で観たホワイトハウス内での経緯しか知らなかったので、
ソ連への不信感を抱くカストロを見ると、大国とやりあう難しさが
感じられました。
もちろん、このドラマだけでわかった気にはなりませんし、
そもそも、アメリカ製作のドラマということで言語は英語なので
雰囲気がちょっと変なのも否めません。
ラストは可愛そうなカストロさんになってるし・・・。
カストロさんて、まだご健在なんですよね・・・
こういうの、どう感じてるのでしょうか。
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