
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON
2008年 アメリカ
監督: デヴィッド・フィンチャー
原作: F・スコット・フィッツジェラルド
脚本: エリック・ロス
音楽: アレクサンドル・デスプラ
出演: ブラッド・ピット (ベンジャミン・バトン)
ケイト・ブランシェット (デイジー)
タラジ・P・ヘンソン (クイニー)
ジェイソン・フレミング (トーマス・バトン)
ジュリア・オーモンド (キャロライン)
マハーシャラルハズバズ・アリ (ティジー)
ジャレッド・ハリス (マイク船長)
ティルダ・スウィントン (エリザベス・アボット)
イライアス・コティーズ (ガトー)
1918年、ニューオーリンズ。
第一次世界大戦が終わった晩、ある夫婦の間に男の子が生まれるが
母親は亡くなったうえに生まれた子は老人のような容貌をしていた。
ショックを受けた父親は子を老人養護施設に置き去りにする。
施設を営むクイニーはその子を息子としベンジャミンと名づけ、
施設内で育てあげる。まるで今にも天に召されそうな風体のベンジャミンだったが
成長するごとに若返りをみせる。少年期のある日、入居者の孫娘で6歳になる
デイジーと運命的な出会いをするのだった。
『おくりびと』がアカデミー賞外国語映画賞を受賞した興奮が伝えられる中、
作品賞など13部門の候補にはなったけれど、
終わってみればメイクアップ賞、美術賞、視覚効果賞の3賞止まりだった
本作を観に行ってきました。
何ゆえ3賞しか獲れなかったかを確かめに、という訳ではありませんが(笑)、
前から観たかったのだけど、なかなか時間が合わず、ようやく・・・。
数々の映画賞にノミネート、または受賞しているだけあって、
なかなか興味深く、不思議な内容の物語ではありました。
時間がさかのぼってしまう人生・・・
だったら、またそれはそれで面白かったのだけど、
肉体の成長に限ってだけ逆行しているだけで、
精神的には普通なのね・・・というのが、正直なところ。
不死にとか、人より長生きできるわけではないので、
見た目だけ特別であとは一般的な生き方だったりする・・・
施設の老人に“人の死を多く見るのでかわいそう・・・”とか言われていたけど、
あの施設の中に限ってのことでしたね・・・
まぁ、子どもにとっては“死”は遠いものだから。
でも、こうした対極が入れ替わる発想は
老いに対する恐れと畏敬が見て取れて、面白いと思いましたし、
時間に対するこだわり方は監督のデヴィッド・フィンチャーらしいったら、
らしいね~♪と、そのあたりは楽しめました。
時代の流れの中に納める展開は『フォレストガンプ』みたいだったけど(笑)
見た目の違いで中身を判断する危うさや悲しさも感じられたし
いいお話だったとは思いますが・・・
あ~それで終わりなのか~という思いもあって、
3賞止まりの理由がなんとなくわかったりもして。
でも、
ブラピ&ケイトの若い時、老いた時のメイクは
賞を獲っただけのことがあって見事でした。
ブラピはカッコいいお爺ちゃんになりそうだぞ♪
そんな楽しみもあるね(笑)
ブラピの若い時のを観てたら
『リバー・ランズ・スルー・イット』が観たくなった♪
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この記事へのコメント
SOAR
あ~同じです。若いブラピの姿、『リバー・ランズ・スルー・イット』が思い出されますよね!
ひらで~
若いブラピといえば、『リバー~』ですよね。
でも、老いたブラピもなかなか好くて、
デイジーを拒むシーンでの表情は好かった。
ノミネートの理由もわかります。
でも、メイクアップしてない作品で
勝負して欲しいな・・・勝手すぎ?(笑)
なな
やっぱり娯楽作品のジャンルかもしれません。
ただ,ブラピは若返りメイクには感動しましたが
彼自身はそんなに演技力は発揮する機会のない作品なので
主演男優賞は,そりゃ無理でしょって思ってました。
「リバーランズ」私も先日ついついレンタルしてしまいました。
近々記事を書くかも~。
ひらで~
大人のファンタジーとして
充分に楽しめる作品でした。
ブラピは充分に演技力がある方ですから、
主演男優賞はいずれ・・・ですね。
『リバー・ランズ~』の記事、
楽しみに待ってま~す♪