
イエスタデイ・ワンスモア
YESTERDAY ONCE MORE
龍鳳鬥
2004年 香港
監督: ジョニー・トー [杜琪峰]
脚本: オー・キンイー[歐健兒]
音楽:チュン・チーウィン[鐘志榮]
主題歌:サミー・チェン[鄭秀文]
“如果你有事”
出演: アンディ・ラウ[劉德華](トウ[盜生])
サミー・チェン[鄭秀文](トウ夫人[盜太])
ジェニー・フー[胡燕妮」 (アレン夫人)
カール・ン[吳嘉龍](スティーブ)
ラム・カートン[林家棟](保険会社の調査員)
夫婦で泥棒をして富豪生活を送るトウ夫妻。
ある日突然、夫人は夫から離婚を宣言されてしまう。
それから2年、彼女は資産家アレン夫人の息子 スティーブにプロポーズされる。
彼女は彼の母親の持つネックレスのプレゼントを条件に結婚を承諾。
だが、結婚目前にネックレスが盗まれてしまう。
手口から夫の仕業と考えた彼女は宝石を追うが・・・。
まさか、NHKのBSでアンディのラブ・コメが観られるとは・・・
ダンナに言われるまで気がつきませんでした(笑)
中国語題『龍鳳鬥』の“鬥”は日本の漢字にはありませんが
“闘”の部首“とうがまえ”または“たたかいがまえ”と呼ばれるもの。
二人の人間が向き合って手を突き出して争っている様を表したものだそうです。
・・・いきなりトリビアめいた話になってしまいましたが、
初め、“門”に見えてどんな意味なんだろう?って思ったので
調べてしまいました(笑)
確かにね、元夫婦が化かし合いめいたことを繰り広げていくので
そんな題名がついているのだろうと思うのだけど、
英語題が“YESTERDAY ONCE MORE”なのね・・・
この二つの接点がね、最後にならないとわからないのが
この作品の隠れた面白さかも。
以下ネタばれです。
いきなり離婚を突きつけて、再婚や仕事(?)を邪魔する元夫って、
やっぱり、わからないよね~
放り出された妻も、やっぱり私がいいんでしょ・・・って思うよね。
でも、消えちゃうのよね夫は・・・
ホントは、ものすごく深刻な理由なんだけど、
そこは軽く、おとぎ話のようにしちゃってるの・・・
泥棒が愛とか語れるか?ってとこもあるけど(笑)
命が限られてしまった男からの
最後のプレゼントのお話なのね。
こんなカッコ着け男が似合うのはアンディだけです。
途中、もうちょっと練られた話になっていれば
ラストはもう少し泣ける仕上がりになったと思うのだけど・・・
わざとかなぁ~。それにしても
ちょっと、中途半端だったかも・・・設定が派手すぎるのか?(笑)
ジョニー・トー監督&アンディ&サミーというのは
2000年の『Needing You』[孤男寡女]と
2001年の『ダイエット・ラブ』[痩身男女](劇場未公開)があります。
残念ながら『ダイエット・ラブ』は未見ですが、
・・・追記:観ました♪感想は→『ダイエット・ラブ』
『Needing You』でも、
後半は
そんなものかな・・・と(笑)
でも、アンディのまなざしが昔より優しくなったというか
歳を得てきたせいもあるけど(老眼鏡かけちゃうのね)、
心の大きさも感じられるようになってきたので
ファンとしては嬉しいよね♪

にしても、
香港のお金持ちの象徴って
今でも葉巻なのか?
イメージが爺臭いのだけど、
アンディなら許す・・・か?
この記事へのコメント
マリー
コレって、ちょっとおバカそうで~実はかなり泣かされる(私だけ?)映画ですよね。
あんなに優雅に生活できる泥棒さんは、あまりいないと思うけど(思い込み?笑)ああいう生活スタイルが似合う2人だよね~~~。
おっしゃれ~~~。
ひらで~さん、『ダイエット・ラブ』未見?
あれは名作!(迷作?)私、大好きで~アンデイものでかなりリピート率高いです!!機会があったら是非是非♪
ひらで~
実は泣かされてもいいはずの
お話なんだけど、
優雅な泥棒さんという設定が
ちょっと待て!ってなるのね(笑)
『Needing You』の続きで
二人とも実業家として競い合っている
ような設定だったらいいのに・・・って
思ってしまいました。
『ダイエット・ラブ』も観たいけど、
レンタル店になくて・・・買うほどの
度胸もないし(笑)
中古のを探すしかないかも。
『Needing You』は
発売時に買ったのだけど・・・。