『レッドクリフ』公開まであと数時間?
本日はチャン・チェンの過去作品で♪

ブレス
BREATH
息 숨
2007年 韓国
監督・脚本: キム・ギドク
音楽: キム・ミョンジョン
出演: チャン・チェン[張震] (チャン・ジン)
チア (ヨン)
ハ・ジョンウ (ヨンの夫)
カン・イニョン (若い囚人)
キム・ギドク (保安課長)
ハンソン刑務所に収監されている死刑囚チャン・ジンは二度目の自殺を図る。が、
今回も一命をとり止めた。一方、夫の浮気を知った主婦ヨンは、家を飛び出す。
行く当てのないヨンは、自宅でニュースを見て知ったチャン・ジンへ会いに行こうと
思いつく・・・。
『レッドクリフ』も公開までカウントダウンが時間表示だけとなった今日、
何をして待とうか・・・なんてことを考えてたら(嘘ですよ~笑)
孫権さんこと張震が出演した本作が上映してたのに気が付いた・・・
何時の間に?!何故今頃?!というのはほっといて、
前日はこれで決まり!とばかりに行きました。
小さな映画館(スクリーンがね、小さいの)での鑑賞でしたが
お客さんは私の他は男性一人(若いサラリーマン風)・・・
貸切か?って思ったのに(笑)
まぁ、12月にはDVDが出るからね~首都圏より遅れての上映だし
知名度が低いのはしょうがないですね。
それでも上映されてありがたいです♪
さて、本題に・・・
物語はダンナに浮気をされて心が壊れた主婦が
自殺を繰り返す死刑囚に近づいて・・・という、
韓国の刑務所はそういうのあり?みたいなちょっと考えられない
設定の中で繰り広げられる、これまた信じられない不倫ものみたいなもの。
こう書いてしまうと、なんだかな~?な感じなんですが、
女性の情念とか人間の身勝手な愛情と嫉妬など
あんまりあらわにしたくないようなものが
寓話的にギュッと詰まったものでした。
セリフも少なくて・・・ヨンがダンナと一言も口を利かないのは
凄かったけど、わかる気がする(笑)・・・閉鎖的。
そんな静かな空間を流れる空気とでもいいましょうか・・・
まさしく“息”使いが妙に心の内部をかき回すんですね。
上手くは表現できませんが、
焦がすとかくすぐるとかいうはっきりしたものではないのね。
ただね、若い時に観ていたら、
たぶんヨンの心情とかわからないんじゃないかなって思いました。
この歳になって、家庭もあって、という今だからわかる心情です。
もちろん行動には?なところもあるけれど(笑)。
ダンナのシャツをわざと落として捨てるのには笑ったぞ・・・でも
わかるよ、その気持ち。
さてさて、張震♪
セリフはありません・・・自殺をした時に傷つけたのが喉ということで
声が出せない設定になっております。
なので、演技は表情のみ、目だけの演技、素晴らしいです。
元々目が好いなぁって思っていたので当たり役みたいなものです。
無表情から涙まで、魅せてくれます。
ちなみに役名のチャン・ジンは張震の韓国語読みだそうです。
明日、観に行けるかな~
がんばって調整中(笑)です。
いずれにしても楽しみ♪
この記事へのコメント
空
コレ、凄く観たいな~って、思ってたんです!
観たら、また来ますね~(^^)/
「私たちの幸せな時間」ぽいのかな?って、思っていたのですが、違うのかなっ・・・!?
ひらで~
こちらにもおいでくださって
嬉しいです
「私たちの幸せな時間」は未見なので
わからないのですが・・・
これは、かなり非日常的なお話なので、
頭を空っぽにして観たほうが
いいかも・・・です。
お待ちしていますね