人生を賭けてつかんだ、美しき正義。
汚れた手でつかんだ、美しき人生。

DVD(エクステンデッド・エディション)で鑑賞♪
アメリカン・ギャングスター
AMERICAN GANGSTER
2007年 アメリカ
監督: リドリー・スコット
脚本: スティーヴン・ザイリアン
音楽: マルク・ストライテンフェルト
出演: デンゼル・ワシントン (フランク・ルーカス)
ラッセル・クロウ (リッチー・ロバーツ)
キウェテル・イジョフォー (ヒューイ・ルーカス)
キューバ・グッディング・Jr (ニッキー・バーンズ)
ジョシュ・ブローリン (トルーポ刑事)
ルビー・ディー (ママ・ルーカス)
1968年、ニューヨーク・・・
ハーレムのボス・バンピーの運転手として15年間仕えてきたフランクは、
バンピーの死後、東南アジアから純度100%のヘロインを直接仕入れ、
安く売るという、量販店のやり方を真似た販売方で巨額の富を手に入れる。
ニュージャージー州警察・・・
決して賄賂を受け取らず、賄賂が横行していた警察内部で
疎まれた存在になっていた刑事リッチーは、
検察官からエセックス郡特別麻薬取締局のチーフに抜擢される。
最近横行している安くて純度のよい“ブルーマジック”を追う、リッチーだが・・・。
劇場公開バージョンで観たほうが好いかな?って思ったけど、
二回観る時間もないし、どうせならわかるほうが好いかな~と
18分長いエクステンデッド・エディションの方を観ました。
イメージ的に現代版『アンタッチャブル』を想像してたのだけど、
意外とおとなしくて、昔は好かった・・・な雰囲気でちょっと、あれ?って(笑)
コピーが二人の激突を想像させるようなものだから、
勘違いしちゃうよね・・・でも、
デンゼルさんもラッ・クロさんも好きな私としては
両極にいる二人ですが、お互いその社会では異端児的で
何か共通するものがあっての結末・・・みたいな
不思議な縁を感じたお話として、面白いと思いました。
デンゼルさんは悪い事してるに悪人に見えないし、
ラッ・クロさんは正義感が強いのに身持ちは悪いし、
何なんだこの人たち?って思えるけど、
何かを象徴しているようですね(笑)
60年代末~70年代、ベトナム戦争を抱えて
転換期を迎えているアメリカの雰囲気も物語の背景に感じられました。
反面、
娯楽性に富んだ作品にしようとすればもっと派手にできるはずの内容を、
わざとそうしなかったのかはわかりませんが、
リドリー・スコット監督らしからぬ地味な感じを受けました。
でも、夜のニューヨークとか綺麗なシーンを見つけると
監督らしいなぁ~と感心したりして。
アカデミー賞では受賞は逃しましたが、
フランクのお母さん役のルビー・ディーが助演女優賞、
美術賞のノミネートがありました。
ルビー・ディーの出演シーンは少なかったですが
家族を大切にしていた時代の象徴みたいな感じがして好かったです。
ラストの浦島太郎的なシーン・・・
ここが受け入れられるか否かで評価が変わりそうですね(笑)
この記事へのコメント
マキサ
私はこの映画、劇場で見ました。
観ていると、デンゼルとラッセルの役柄って、逆じゃない!?って感じですよね(^-^)!
それに捕まってからの展開の方がビックリでした!
実話って言うのだから、本当に驚きです☆
ひらで~
いらっしゃいませ☆
私も劇場で観たかったのだけど
時間が合わずに(^^;)
デンゼルさんて品があるので
確かに頭の良いボスが似合うのかも
知れないけれどどうしても
悪い事する人には見えないのよね。
そう、実話を基にしてあるのですね。
後半の司法取引みたいなところは
スムーズにいったのかしらと
気になりますが、
意外とあっさり協力してるので
それも驚きでした(笑)