キャンディ☆きみを あきらめることより うしなうことが こわかった

WOWOWで鑑賞♪
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キャンディ
CANDY
2006年 オーストラリア
監督: ニール・アームフィールド
原作: ルーク・デイヴィス
脚本: ニール・アームフィールド
    ルーク・デイヴィス
音楽: ポール・チャーリアー
出演: ヒース・レジャー (ダン)
    アビー・コーニッシュ (キャンディ)
    ジェフリー・ラッシュ (キャスパー)
    トニー・マーティン (キャンディの父)
    ノニ・ハズルハースト (キャンディの母)
    トム・バッジ (シューマン)
    ロベルト・ミザ・モント (ジョージ)
詩人志望のダンと画家志望のキャンディは出合った瞬間、恋に落ちる。
二人とも親から逃れるように自由な生活を求めたが
ダンが ヘロイン常習者だったために、キャンディもヘロインに手を出すようになる。
安定した収入がない二人はヘロインを手に入れるために万引きや盗みなどを働くが、
それでも足りず、キャンディが街頭に立ち身体を売り始める。
だが、キャンディの妊娠を機に二人はヘロインを絶つ事を決意する・・・。

できることならヒースが生きているうちに
映画館で観たかった・・・
ヒースが亡くなって半年以上が過ぎて、
最後の作品も公開されてかなりの高評価を得てますが、
私としてはこういう作品で評価を受けて欲しかったな・・・とも。
勝手なのは承知だけど。
一見、柔だけど一途な心を持っている・・・
誤解される所も多いけど、繊細な心を持っている・・・
型にはめるわけではないけど、そういうヒースが好きで
今までに観たヒースの作品は
そういうヒースだったからこそ好きで観ていたから。

ここでのヒースもそうだったよ。
家族と何があって勘当されたかはわからないけど、
詩人の志は何所へやらのジャンキーに陥って、
恋人までも道連れて地獄を見る羽目になるダンは
本当に、何やってるんだ!と思ってしまうけど、
最後、多分初めて自分のためにじゃなくて
人(恋人)のために流した涙がヒースらしくて、素敵でした。
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水中に漂う二人の姿は
痛々しい現実の描写の中にあって
浮遊感とか、自由や若さ、
そして少しの息苦しさとか
二人だけの世界を
象徴しているようで、
ヘロイン常習者の世界を描いた
映画だと忘れてしまうくらい
素敵だった。





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亡くなってから観ると、
セリフや行動に
ヒースの最後と
重なるような所があって
正直、素直に
受け入れられない所が
あったのも否めないし、
ヒース中心に観ていたので
作品の本質からは
ずれている印象を持ったのかもしれないけれど、
涙と共に洗い流されたラストは希望があり、
観ることができて好かったと思いました。

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