血と報復の掟

我が家のビデオで再鑑賞♪
画像
血と報復の掟(劇場未公開)
捕風漢子(香港題)英雄熱涙(台湾題)
HE WHO CHASES AFTER THE WIND
1988年 香港
監督・脚本: アルバート・ライ〔賴建國〕
出演: アレックス・マン萬梓良 (カオ〔高〕)
    エリザベス・リー李美鳳(オリビア)
    チャウ・シンチー周星馳(シン〔阿星〕)
    シン・フイオン成奎安(強盗)
    キャリー・ン呉家麗(同僚)
    アンソニー・タン鄧浩光(アンソニー)
警察官のコウは帰宅途中に
ある家の前に止まる不振な車を発見。
その家を見て回ったところ
二人組みの強盗に入られていた。
コウに見つかった強盗は
丁度帰ってきた夫婦を人質に取ろうとするが
銃撃戦となり一人は即死。コウも撃たれ、一人を逃してしまった。
コウの同僚は事情徴収のため夫婦に聞こうとするが、
妻オリビアの方はなかなか話をしたがらないので押収物の
オリビアの日記を持ち出して、コウに渡す。
違法行為と知りつつも、日記を読んでしまうコウ。
そこにはオリビアの満たされない姿が書かれていた・・・。

“香港映画&周星馳祭り開催中”であります♪
って、雰囲気のこの頃です。
結婚してから封印もどきに奥にしまいこんだ昔のビデオ・・・
ついに引っ張り出してきました。
しかし、ビデオデッキが怪しい・・・老体に鞭打って再生しました(笑)

このビデオ、録画ではなく、セル・ビデオです。何であるんだ?(笑)
萬梓良が観たくてレンタル落ちのを買ったのかな?
と、購入経緯も忘れているくらい昔のビデオです。
当時は周星馳なんてまだ知りません・・・萬梓良と成奎安だけです(笑)
内容も、邦題から想像するものとは方向が違います(^^;)
ダニー・リーやティ・ロン主演の映画と“掟”シリーズと称されてはおりますが、
“掟”といっても、何のことやら?といった内容です。
当時は『男たちの挽歌』から爆発した香港ノワール一色で、
周潤發出演作を中心に共演者の主演映画を
“挽歌”だの“掟”だの“野獣”だの端から付けて発売されておりました。
本作もしかり、です。
そのうえ、台湾版ですので言葉は北京語の吹き替えです。
なので、誰にもお薦めいたしません(笑)
    特にシンチーくんファンの方には痛い一本ですから、観ない事をお薦めいたします。
一応、銃撃戦もあるのでそれらしい部分もありますが、
本筋はメロドラマです・・・それもかなり、“いけない”内容(笑)
他人の日記を盗んで読み、持ち主に興味を持ち近づいていくというのは
1984年のアメリカ映画『誘惑』からのいただきのようですが、
そちらは泥棒。しかし、こちらは警察官です。
だいたい、お話の導入から???なのね。
いくら正義感が強くて、怪しいと感じたといっても
勝手に人の家に入り込むのはあり?と、いきなり思ってしまう(笑)
吳家麗の同僚も押収物を勝手に持ち出しておいて、
返せというならご自分でどうぞって、上司に向かって・・・そんなのいいの?
で、しっかり読んでしまう上司・萬梓良です。
読んだら、恋心を抱いてしまう哀しい独り者。
同居している後輩・・・これがシンチーくん・・・に協力を頼み、
彼女に身分を偽って近づく・・・これって、犯罪じゃぁ?
そんなん、許されるのか?
案の定、香港では一週間で打ち切りだったようです(^^;)
    そんなのが、ビデオ化されたのも今となっては不思議ですが、
     萬梓良ファンにとっては貴重な一本です♪
     なんせ、悪役じゃないし主演ですから。

嘘言って、何とか一日デートにこぎつけるのですが、
なんと、自らヘリコプターを操縦し、離れ小島でピクニック、
そして、射撃まで体験させてくれる何とかツアーみたいなコースです。
驚きのデート・コースですが、このシーンかなり好きです(笑)
離れ小島で二人きり・・・でもね、
ギリギリの理性が働く萬梓良の表情が♪♪♪
しかし、帰って来ると、とんでもない事件が待っているのだね・・・
もうね、逃がした犯人が成奎安ってことすっかり忘れちゃうくらい、
二人でメロドラマしてますから・・・。
挿入歌なんて当時の香港の歌姫・サンディ・ラム〔林憶蓮〕が唄っている
『トップ・ガン』愛のテーマ、“愛は吐息のように”のカバー曲、“激情”。
ラストは・・・泣けます・・・別の意味で・・・。

久々に観て・・・
そう、別の意味で楽しんでしまいました♪
まだまだあるぞ~!ここまで来たら、このまま、『ミラクル7号』公開まで
復習していきたいと思っております(笑)
・・・『レッド・クリフ』公開まで行くか?

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック