
ミラクル7号(吹き替え版)
長江七號 CJ7
2008年 香港
監督: チャウ・シンチー周星馳
脚本: チャウ・シンチー
ヴィンセント・コク[谷德昭]
ツァン・カンチョン[曾謹昌]
サンディ・ショウ邵[麗瓊]
フォン・チーチャン[馮志強]
ラム・フォン[林逢]
音楽: レイモンド・ウォン
出演: チャウ・シンチー (ティー[周鐵])・・・山寺宏一
シュー・チャオ[徐嬌](ディッキー・チャウ[周小狄])・・・矢島晶子
キティ・チャン[張雨綺](ユエン先生[袁老師])
リー・ションチン[李尚正](カオ先生[曹老師])
フォン・ミンハン[馮勉恆](体育の先生[體育老師])
ホアン・レイ[黃蕾](ジョニー[陳俊生])
ヤオ・ウェンシュエ[姚文雪](暴龍)
ハン・ヨンホア[韓永華](マギー[美嬌])
ラム・ジーチョン[林子聰](ボス[工頭])
お母さんを亡くし、お父さん(ティー)と二人で暮らす小学生ディッキー。
ティーは収入は少なく息子の靴も修理して履かせている程の超貧乏だが、
無学を悔やんで息子だけには最高の教育を受けさせたいと、
無理をして名門校へ行かせているが、ディッキーはクラスメイトの超お金持ちの
ジョニーにいじめられる学校生活を送っていた。ある日ジョニーは
高級品のロボットのおもちゃ、“ミラクル1号”を見せびらかした。お金がないと知りつつも
ほしいとねだるディッキーにティーはゴミ捨て場で偶然見つけた緑色のボールのような
物体を持ち帰る。そんなものでは嫌だと言うディッキーの前でその物体は
不思議な生物に大変身・・・。
いや~映画館、混んでました・・・『花男F』で・・・(笑)
ちょっと寂しい初日でしたが、こんなものか。
『少林サッカー』でシンチーのファンになった小4の娘。
泣けたけど、面白かった~!の感想。
そう、そう、泣けたよね~
そんな場面をスクリーンじゃなくて、娘の顔を観ていた私・・・
ウルウルしてる娘の顔で、連れて来て良かった~!
なんて、思ってしまった・・・かなりの親バカです(笑)
今までのシンチー映画を観てきた大人から観れば
ちょっと物足りなさを感じてしまうのは仕方ないけど、
・・・物足りないといえば・・声優さん!
子どもの声は子どもにしてほしかったなぁ~
ジョニーの声、子どもじゃなくてあれじゃぁおばさんだよね
こういう映画を作ろうとした心意気みたいなものに感動します。
物語の舞台は高層ビルの建設ラッシュの中国のある都市。
香港ではないのです。
映画だから誇張されてるように思えるけど、
チャウ父子の様な暮らしをしている(学校は違うけど)ような人々が
実際にいるのも確かな中国です。
北京オリンピック開催で湧く、中国を選んだところがまず凄いなぁ~と。
香港の返還直前、香港映画の中には大陸(中国)の人々との
価値観の違いをコメディにしたものがありました。
そこにはほのぼのとした人々が描かれていました。
あれから、ものすごい勢いで中国は変わっています。
それを支えている人々を忘れるな~!と言わんばかりの
貧乏人になりきったシンチーって、やっぱり凄い人だと思ってしまう。
脚本家が6人もいるので、全てに渡ってシンチーの力だとは思わないけど、
ここに来て、中国を舞台にこういう内容の映画を作れるのは
彼だけかもしれないですね。
それに、ちゃんとシンチー映画のパロディもしっかりあるので、楽しめます。
出演者のお楽しみのあるし・・・体育の先生役のフォン・ミンハン登場シーンには
母娘同時に大ウケしてしまいました(笑)
お話は子どもでもわかりやすく、見た目もはっきりしてるし(笑)
・・・ディッキー役のシュー・チャオちゃんが女の子だって言うのは
知ってましたがジョニー役のホアン・レイちゃんも女の子だったとは!・・・
何より、7ちゃんが可愛い♪
文句なしに可愛いとは言えないまでも(笑)映画の中では
健気で、可愛いのです。
ありえないような、災難ももたらしてくれますが、
・・・〇ン〇の機関銃発射にはさすがに驚いた(笑)
それでも、可愛い♪・・・しつこいか?
そして、親子の愛情が素敵です。
金銭的に無理してでも教育にはお金をかけるというのは
何所も同じなんでしょうね・・・中国は政策で子どもは一人なので
特に凄いのかもしれませんが・・・親としての気持ちがわかります。
子どもも、親に対して感じるところは日本も中国も同じでしょうね。
好い感じで期待を裏切ってくれたシンチーさん、
今度は何を観せてくれるのか・・・
ブルース・リーの『グリーン・ホーネット』のリメイクや
『カンフー・ハッスル2』、『ドラゴン・ボール』、
『西遊記』もあるようで・・・
はっきりとはわかりませんが、どれも楽しみ♪
楽しみ・・・と言えば、香港映画繋がりで・・・
『レッドクリフ』のおまけ付前売りを買ってしまいました~!
おまけは迷った挙句(うそ)、“孔ピー”♪
可愛いので眺めてはニヤニヤしている母に
娘はあきれておりました(笑)
この記事へのコメント
悠雅
「これで今のところ、興味がある作品は一段落した」と信じていたのに、
思わぬところに思わぬ伏兵(わたしが知らなさすぎたんですけど)。
まさか、こんなにも可愛い可愛いナナちゃんと子供がメインのお話で、
時折見せるキリッとした表情のオジサンが素敵に見えるなんて(笑)
そしてそれが、昔から漢字表記の名前だけ知っていた人だったとは!
あれもこれもビックリ仰天でございました。
トニーほどの惚れ方にはならないかとは思いつつ、
シンチー出演作もまた、ぼちぼち観るかな、と思う悠雅なのでした。
ひらで~
思わぬ伏兵・・・香港には
まだまだいっぱいいますよ(笑)
シンチーはじっとしてるといい男なんですよ
だけどひとたび動き出すと何をするのか
想像できない変な奴に大変身・・・
共演の女優さんは
さぞ大変だろうと思うくらい(笑)
いじられたり、
変なカッコさせられたりしてます。
でも、楽しそうなんだな・・・
香港人にしかわからないギャグもあるけど、
意外と人情劇してるので
そのあたりがいいのかも。
最近は苦戦しているようですが、
一昔前の彼の勢いは
凄いものがありましたから
そのあたりからゆっくりとご覧になるのが
いいのでは・・・またお話できますね♪