黄金の一族の裏に隠された恐るべき真実。
映画の日(5月1日)劇場で鑑賞♪
もう観てから一週間が経ちましたけど、GW中は
PCに近づけなかったんだから、しょうがないよね(^^;)
王妃の紋章
CURSE OF THE GOLDEN FLOWER
満城尽帯黄金甲
2006年 中国・香港
監督: チャン・イーモウ[張芸謀]
アクション監督: チン・シウトン[程小東]
原作: 曹禺「雷雨」
脚本: チャン・イーモウ
ウー・ナン[呉楠]
ビエン・ジーホン[卞智洪]
音楽: 梅林茂
出演: チョウ・ユンファ[周潤發] (国王)
コン・リー[鞏俐] (王妃)
リィウ・イエ[劉燁](第一王子・祥(シャン))
ジェイ・チョウ[周杰倫] (第二王子・傑(ジエ))
チン・ジュンジエ[秦俊杰] (第三王子・成(チョン))
リー・マン[李曼] (蒋嬋)
ニー・ダーホン[倪大洪] (蒋医師)
チェン・チン[陳瑾](蒋氏・侠女)
中国・後唐の時代。菊の節句とも称される9月9日の重陽節の前日。
遠征に出ていた王と、外地に赴いていた第二王子・傑が帰城した。
王と王妃の間は冷え切っており、王は病弱な王妃のためにと気遣う振りをし、毒入りの薬を調合し
毎日飲ませていた。毒と知りつつのみ続け、体調を崩す王妃を見て傑は心を痛める。
一方王妃は継子の第一王子・祥と不義の関係を結んでいたが、祥は何とかそれを断ち切り、
城から出たいと機会をうかがっていた。
そして王妃は弱った体で休む事なく菊の刺繍を続けていた・・・。
『王妃の紋章』は一昨年の3月あたりから、公開を待ちわびてた一本
・・・過去記事はこちら
今年のアカデミー賞で
衣装デザイン賞のノミネート(イー・チュンマン)があっただけあって
ものすごく、豪華な衣装で、目がくらむほど・・・金キラ金です。
そして、何所までがCGなのかはわからないけど、
さすがは人海戦術はお手のもの!の中国はチャン・イーモウ[張藝謀]監督です。
なんだか、国策映画か?と勘ぐりたくなるほど凄いです。
メインキャストも香港・台湾・中国出身者だものね。
人ばかりじゃなくて、セットや小道具も尋常ではないです。
アクション監督には程小東ですから、こちらも凄いです。
秘境のようなロケーションに負けないアクションでした。
これだけ観ても価値はあるかも・・・
中国には敵いません!って、思わざるを得ないような荘厳な作りです。
お話は原作がギリシャ悲劇の中国版と称されているというだけあって、
そして誰もいなくなった状態に陥るような救いのないお話・・・
悲劇と言うより哀れです。
それを、これでもか~!と豪華に、
まさしく湯水のように物や人を使って描き出されるのですから
自分の価値観が揺らぎます。
国にとっての人ってどんな存在?って考えちゃいます。
中国ってつい最近まで・・・今でももしかしたらこんな感じなのかもしれない。
ラスト近く、城内の一戦が終わり、あっという間にお片づけして
何もなかったように重陽節の宴を始めようとする王に、
彼の国が重なって見えたのは私だけじゃないよね。
映画でこれだけする監督です、
オリンピックの開会式はものすごい事になるでしょう。
・・・そうそう、聖火リレー、実家の近くを通ったので観に行きましたが、
中国人と、中国国旗の量と大きさに驚かされました~。
普段静かな田舎町で、ここはどこ?状態でした(笑)。
さてさて、久々の發仔・・・もう“仔”付けも変だね~
貫禄がついちゃって、誰が見ても王様です・・・でも、吹き替えだね~
『墨攻』の華仔の時もそうだったけど、広東人が普通話話すとどうしても
なまっちゃうんだろうね・・・う~ん、厳しいなぁ。
劉燁くんも途中、カッコいいシーンがせめてもの救いって思えるほどの
情けなさでしたが、これがまた好いかも(笑)
周杰倫くんは王家の中で唯一真っ当な人物で、好い感じでした。
鞏俐さんは重そうだね~と心配しちゃうほど、
頭の飾りとか衣装の厚さ(?)ばかりに
目が行ってしまいましたが・・・設定からは女性として同情できない部分が多くて
どう考えたらいいのだろう?
・・・まぁ、王妃の立場なんて考えた事もないからなぁ(笑)
この記事へのコメント
なな
楽しめましたよ~ほんとすごい衣装と
人海戦術でしたね。
中国は強大なんだぞ~~~っと
言いたいのか?と勘繰りたくなりましたよ。
あの,お片付けシーンは
チベット問題とか地震とか全くなかったことにして
とにかくオリ~ンピック!という姿勢をつい
思い浮かべてしまったのでした。
イーモウ監督,風刺もこめてる?
リウ・イエはほんと情けない役でしたが
その割に武術が強いじゃん!と
びっくりするシーンがありましたね。
ひらで~
こんにちは!
お返事が遅くなってしまいました、
ごめんなさい!!
オリンピックでも
やっぱり凄かったですね。
人の数では負けません!!と言わんばかりの
演出で飽きませんでした。
リウ・イエくんは情けないけど、
そこが好かったりして(笑)