
プリンセス・アンド・ウォリアー(劇場未公開)
DER KRIEGER UND DIE KAISERIN
THE PRINCESS AND THE WARRIOR
2000年 ドイツ
監督・脚本: トム・ティクヴァ
音楽: ラインホルト・ハイル
トム・ティクヴァ
出演: フランカ・ポテンテ(シシー)
ベンノ・フユルマン(ボド)
ヨアヒム・クロール(ウォルター)
ラルス・ルドルフ(スタイニ)
メルキオール・ベスロン (オットー)
ルドガー・ピストール(ウェルナー)
精神病院の看護士シシーは患者の一人と外出中に事故に遭う。
トレーラーの下に入り込み怪我で身動きが取れない彼女を救ったのは
ガソリンスタンドで強盗を働き、逃走中だったボド。
搬送先の病院で分かれたきりのボドを、退院後シシーは探しだすが、
ボドは兄ウォルターと、兄の勤める銀行からお金を盗みだす計画中だった・・・。
7年前のドイツ映画です。
発掘されなければ観る事もなかったかも・・・
『ラン・ローラ・ラン』の監督と主演女優コンビの、
という説明ばかりですが・・・未見。
監督作の『パフューム ある人殺しの物語』も未見だし・・・(後記:観ました!)
そんなことより、ベンノ・フユルマンですよ~♪(笑)
でもって、フランカ・ポテンテとのコンビといえば、『アナトミー』!
ベンノくん、凄い事してましたし、彼女に凄い事されてましたね~
同じ年の製作だとは信じられない程の2作品ですが、
ベンノくんの脱ぎっぷりは同じくらいです(笑)
あと、“泣き”もありましたね~
『プリンセス・アンド・ウォリアー』ではまるで滝のようですけど、
鍛え上げた体の“泣く男”って・・・う~ん、どうなんだぁ~?(笑)
私的にはマッチョ系は苦手だし、流れるより、ウルウル状態の涙の方が
好みなので、その点はよくわかりませんが、
涙の原因と分かれた後のベンノくんの表情が好かったので、
やっぱり、いい男だなぁ~と、惚れ惚れ状態です(笑)
↑似てないけど(笑)素敵な兄弟です。
お兄ちゃん(左)が後で泣かせるんだ~
お話は半分くらい精神病院が舞台となっていて
登場人物も主人公の二人からして心に何かを抱えていたり
過去や身の上の柵に捉えられていてもがいている様な
状態で、普通の人があまり出てこないから、
観ているほうも、展開が読めなくて・・・
ここが、楽しめるか拒否反応を起こすかの分かれ道だと思いますが、
私としてはベンノくんファンと言う事も追い風になって(笑)
好きな類の作品でした。謎な部分はありますけどね~
初めに出てくる女性の存在とか、怪しい精神病院とか・・・
題名が暗示するようにおとぎ話的ですので、いいのかなぁ~
そのおとぎ話も一見、囚われの身のお姫様を戦士が連れ出す・・・
みたいな感じだけど、逆ですね~。
フランカ・ポテンテ演じる、シシーは事故から始まって
泥の中に放り出されたり、いきなりパンチ食らったり
事あるごとに倒れてますが、底知れぬ強さを感じ、
ベンノくん演じる悲しみの茨で覆われているボドを
自らも傷つきながら切り開いて助けに行く・・・力強いお姫さまです。
映像も全体的にもそうした、おとぎ話的なものを醸し出していて
コップに入ったソーダ水の泡のカットとか
後になって効いてくる映像があったり
不思議な感覚があるけれど、かといって
あまり凝りすぎていなくて好かったです。
上記のベンノくんが涙の原因と分かれるラストの展開は
こちらが涙するほど感動しました。映像がね~素晴らしい!
何より、ロケーションが綺麗♪自然も、都市も素敵です。
赤、黄色、緑・・・原色に近い色ばかり出てくるのに
それが自然の色だから、うるさくないし、
ドイツの街並みの美しさに惹かれます。
イギリスも好いけど、ドイツも好いよね~♪
ベンノくんの次回作は『スピード・レーサー』ですが、
最新のトレーラーは↓
YAHOO!MOVIES
ベンノくん、ホンの一瞬、画面の奥ですが、出てますね~♪
本編ではどのくらいの出演時間があるのか?
CGいっぱいのお子様向けっぽいけど・・・
元が「マッハGOGOGO」ですから、しょうがないか~(笑)
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