幸せのちから☆この手は、離さない──

全財産21ドルから立ち上がった父子の、実話に基づいた感動作。

DVDで鑑賞♪
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幸せのちから
THE PURSUIT OF HAPPYNESS
2006年 アメリカ
監督: ガブリエレ・ムッチーノ
脚本: スティーヴン・コンラッド
音楽: アンドレア・グエラ
出演: (クリス・ガードナー)
    ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス (クリストファー)
    タンディ・ニュートン (リンダ)
1981年のサンフランシスコ。高額な医療機器のセールスマン、クリスは
不況のあおりをうけ、品物が売れず家賃の支払いも滞るような生活に陥っていた。
妻も仕事で子育ても儘らない生活に疲れ、家を出る。父親を知らずに育ったクリスは
5歳になる息子には同じ思いをさせまいと、引き取るが、家賃滞納でとうとう家を
追い出されてしまう。何とか職を探そうとする彼は得意な数学を活かせる
一流証券会社の研修生となるが、半年間は無給だった・・・。

アメリカの脚本家協会のストもようやく終結したようで、
これでアカデミー賞開催も一安心・・・かな?

さてさて、アカデミー賞といえばこの作品でウィル・スミスは
昨年主演男優賞にノミネートされてました。残念ながら受賞はならなかったけど、
一家で授賞式に参加していて好い親子振りが印象的でした。
さすがは実の親子・・・そこには親子だからこその厳しさもあっただろうけど、
息子はのびのびと、父は愛に満ちた眼差しで演じていて好感が持てました。
一文無しから這い上がる父子の感動の物語・・・なんて簡単には言えません。
見た目は確かにアメリカ的なサクセスストーリーですが、成功する過程で
どれだけ親子でいることができるか・・・が語られていたのだと思います。
1981年のお話なのに、働けどお金が貯まらないワーキング・プアの
今の時代にどれだけ重なっている事か・・・
1981年といえば日本ではバブル時代を控えていていましたが、
最近では子どもの学費などが払えなかったり、仕事をするために
親子で住めない家庭が増えていると聞きました。
   我が家でも上娘の中学入学に
   なんでこんなにお金がいるの~?!と悲鳴をあげたいくらいです

日本でさえこんな状況ですから、不況のアメリカではもっと多かったのだと
思います。離婚はともかく、施設に預けられたり捨てられたりする子どもが
いかに多かったか・・・そんな問題が映画を観ていて感じられました。
折りしも、「ホームレス中学生」を読んで、そういうことが実際に
起こりえるんだと驚いたばかりでしたので、映画でのお話に
そう感じたのかもしれませんが・・・。

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