さらば、ベルリン
THE GOOD GERMAN
2006年 アメリカ(ワーナー)
監督: スティーヴン・ソダーバーグ
原作: ジョゼフ・キャノン
『さらば、ベルリン』(早川書房刊)
脚本: ポール・アタナシオ
音楽: トーマス・ニューマン
出演: ジョージ・クルーニー (ジェイク・ゲイスマー)
ケイト・ブランシェット (レーナ・ブラント)
トビー・マグワイア (タリー伍長)
ボー・ブリッジス (ミュラー大佐)
リーランド・オーサー (バーニー)
ジャック・トンプソン (ブライマー下院議員)
ロビン・ワイガート (ハネローレ)
ラビル・イシアノフ (シコルスキー将軍)
トニー・カラン (ダニー)
クリスチャン・オリバー(エミール・ブラント)
1945年5月、
日本だけが戦闘を続ける第二次世界大戦のヨーロッパ戦線はドイツの降伏で終結。
アメリカ人記者ジェイクが再びベルリンの地を踏んだのは同年7月、
戦後処理のために開かれたポツダム会談の取材のためだったが、
心にはベルリンでかつて愛した女性を思っていた・・・。
今日こそは『ミス・ポター』を!って思っていたのですが、時間が合わなくて、
またもや第二候補のを(笑)
ついこの間『オーシャンズ13』を観たので、ジョジ・クルさんのイメージを
この映画の時代に合わせられるかしら?な~んてちょっとは考えたけど、
やっぱり、この方は悲恋が似合わないかも・・・
私のイメージなのでファンの方にはごめんなさいです!
いや、私もファンなのよこれでも(笑)でも、な~んか違う・・・って感じ?
まぁ、そんな違和感も楽しみの一つでもあるわけで(笑)
ジョゼフ・コットンやハンフリー・ボガードとは違った魅力が好いのね♪
魅力といえばケイト・ブランシェットは素敵だった!
声の低さにビックリしたけど、一見気だるそうな、でも心の中は燃えている
そんな雰囲気がモノクロの映像にピッタリで、
同姓ながら惚れた~♪という気分でした。
その映像、単純に、この時代になぜ?って思ったけど、
パンフに「普通にやったら目立たない」というソダーバーグ監督のコメントが
あって、この人はホントに愉しんで映画作っているなって、
妙に感心してしまいました。
・・・でも、カラーも観たいなぁ~。カラーで撮って色を抜いたらしいから、
もしかしたらカラーのもあるんじゃぁ~?な~んて期待は空しいか(笑)
以下ネタバレありです
お話のほうは確かに『第三の男』や『カサブランカ』系の男は黙って・・・な
ところがあるのですが、女性から見るとハードな映像とは逆に
男の弱さがじわじわと見えてきまして、
女ってどんな時でも強く生きていけるものだわね~と感じました。
傷つきながらも黙って耐える男もそれはそれでいいけど、
最終的には自分を守って前に進めないのね~と。
守っているつもりが実は守られてるんだから(笑)
男は美しい過去に囚われたまま・・・
女は世界がどうなろうと、
強かに“生きる”という未来を見据えております・・・でも、
ちゃ~んと、愛する男は色んな形で守ろうとしているのですよ。
ラストのレーナの表情にそれがよ~くわかって、
ジョジ・クルさん、そんな所で愕然とした顔してる場合じゃないでしょ~!
とか、思ってしまったけど、男はそこでストップなのね。
それで“さらば、ベルリン”なんだろうけど。
これ、女だったらどこまでも追いますよ・・・っていうか
気にしないよね。
どんな悪人でも愛したら罪まで愛しますから♪・・・たぶん(笑)
原作があるそうで、
そちらのほうが甘い感じがあるとか。
探して読んでみようかしら。
そうそう、
レーナのダンナさんエミール役の
クリスチャン・オリバー(オリヴィエ)
CHRISTIAN OLIVER、
ちょっと、好いかも♪
ドイツ出身俳優さんが
気になるこのごろです(笑)
この記事へのコメント
悠雅
40年代の映画だと勘違いしたんじゃないかと思う映像と音楽、ストーリー展開で、
そういう意味では、とても楽しめる映画ですね。
ケイト・ブランシェットは、いつも期待を裏切らない女優さんで、ますます好きになってしまいます。
ドイツ人の気になる俳優といえば・・・
ベンノ・フユルマンとセバスチャン・コッホですねぇ。
世の中、いい男がたくさん居て、嬉しいやら困っちゃうやら(笑)
ひらで~
ドイツ人の気になる俳優といえば・・・
そう!ベンノ・フユルマン♪
『アナトミー』を最近観ましたが、
彼を堪能するにはお薦めです。
映画としては?ですが(笑)
セバスチャン・コッホは、
『善き人のためのソナタ』や
『ブラック・ブック』でしたっけ?
いずれも未見なのですが、
悠雅さんが気になると
おっしゃるなら、直ぐにでも!
あとは、ティルくんや
クレッチマンさんだ~♪
Uボートに同乗してますよ~♪♪
真紅
『ミス・ポター』、ひらで~さまに是非観ていただきたいです!
で、こちらはケイト!素敵でしたね~私も惚れました♪
女はどこまでも追って行く・・・それは『モロッコ』ですね。
ケイトがデートリッヒに見えました。ラストは『カサブランカ』だけど。
それからエミールさん、私も素敵な人だなぁと思ってエンドロールに目を凝らしておりました(笑)
TBさせていただきました~、ではでは。
ひらで~
『ミス・ポター』!!観たいです。
なんだか、時間が合わなくて
今週何とか行きたいけど・・・
で、こちらのケイト♪
『モロッコ』・・・追ってますね~。
そう、わたしも表情とかデートリッヒを
思わせるなぁ~って思ってました。
ラストは見た目が『カサブランカ』で、
シチュエーションは『第三の男』みたい。
エミールさん、ひ弱な学者な感じで、
こういう映画のなかではバランス取れてて
好かったですよね♪