さらば、ベルリン☆別れるには、早すぎる。抱きしめるには、遅すぎる。

26日のレディースD、映画館で鑑賞♪
画像
さらば、ベルリン
THE GOOD GERMAN
2006年 アメリカ(ワーナー)
監督: スティーヴン・ソダーバーグ
原作: ジョゼフ・キャノン
    『さらば、ベルリン』(早川書房刊)
脚本: ポール・アタナシオ
音楽: トーマス・ニューマン
出演: ジョージ・クルーニー (ジェイク・ゲイスマー)
    ケイト・ブランシェット (レーナ・ブラント)
    トビー・マグワイア (タリー伍長)
    ボー・ブリッジス (ミュラー大佐)
    リーランド・オーサー (バーニー)
    ジャック・トンプソン (ブライマー下院議員)
    ロビン・ワイガート (ハネローレ)
    ラビル・イシアノフ (シコルスキー将軍)
    トニー・カラン (ダニー)
    クリスチャン・オリバー(エミール・ブラント)
1945年5月、
日本だけが戦闘を続ける第二次世界大戦のヨーロッパ戦線はドイツの降伏で終結。
アメリカ人記者ジェイクが再びベルリンの地を踏んだのは同年7月、
戦後処理のために開かれたポツダム会談の取材のためだったが、
心にはベルリンでかつて愛した女性を思っていた・・・。

今日こそは『ミス・ポター』を!って思っていたのですが、時間が合わなくて、
またもや第二候補のを(笑)
ついこの間『オーシャンズ13』を観たので、ジョジ・クルさんのイメージを
この映画の時代に合わせられるかしら?な~んてちょっとは考えたけど、
やっぱり、この方は悲恋が似合わないかも・・・
私のイメージなのでファンの方にはごめんなさいです!
いや、私もファンなのよこれでも(笑)でも、な~んか違う・・・って感じ?
まぁ、そんな違和感も楽しみの一つでもあるわけで(笑)
ジョゼフ・コットンやハンフリー・ボガードとは違った魅力が好いのね♪

魅力といえばケイト・ブランシェットは素敵だった!
声の低さにビックリしたけど、一見気だるそうな、でも心の中は燃えている
そんな雰囲気がモノクロの映像にピッタリで、
同姓ながら惚れた~♪という気分でした。

その映像、単純に、この時代になぜ?って思ったけど、
パンフに「普通にやったら目立たない」というソダーバーグ監督のコメントが
あって、この人はホントに愉しんで映画作っているなって、
妙に感心してしまいました。
・・・でも、カラーも観たいなぁ~。カラーで撮って色を抜いたらしいから、
もしかしたらカラーのもあるんじゃぁ~?な~んて期待は空しいか(笑)

以下ネタバレありです
お話のほうは確かに『第三の男』や『カサブランカ』系の男は黙って・・・な
ところがあるのですが、女性から見るとハードな映像とは逆に
男の弱さがじわじわと見えてきまして、
女ってどんな時でも強く生きていけるものだわね~と感じました。
傷つきながらも黙って耐える男もそれはそれでいいけど、
最終的には自分を守って前に進めないのね~と。
守っているつもりが実は守られてるんだから(笑)
男は美しい過去に囚われたまま・・・
女は世界がどうなろうと、
強かに“生きる”という未来を見据えております・・・でも、
ちゃ~んと、愛する男は色んな形で守ろうとしているのですよ。
ラストのレーナの表情にそれがよ~くわかって、
ジョジ・クルさん、そんな所で愕然とした顔してる場合じゃないでしょ~!
とか、思ってしまったけど、男はそこでストップなのね。
それで“さらば、ベルリン”なんだろうけど。
これ、女だったらどこまでも追いますよ・・・っていうか
気にしないよね。
どんな悪人でも愛したら罪まで愛しますから♪・・・たぶん(笑)
原作があるそうで、
そちらのほうが甘い感じがあるとか。
探して読んでみようかしら。

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そうそう、
レーナのダンナさんエミール役の
クリスチャン・オリバー(オリヴィエ)
CHRISTIAN OLIVER
ちょっと、好いかも♪
ドイツ出身俳優さんが
気になるこのごろです(笑)

この記事へのコメント

  • 悠雅

    もし、出演者の顔を誰も知らなかったら、
    40年代の映画だと勘違いしたんじゃないかと思う映像と音楽、ストーリー展開で、
    そういう意味では、とても楽しめる映画ですね。
    ケイト・ブランシェットは、いつも期待を裏切らない女優さんで、ますます好きになってしまいます。

    ドイツ人の気になる俳優といえば・・・
    ベンノ・フユルマンとセバスチャン・コッホですねぇ。
    世の中、いい男がたくさん居て、嬉しいやら困っちゃうやら(笑)
    2007年09月30日 00:46
  • ひらで~

    悠雅さん♪
    ドイツ人の気になる俳優といえば・・・
    そう!ベンノ・フユルマン♪
    『アナトミー』を最近観ましたが、
    彼を堪能するにはお薦めです。
    映画としては?ですが(笑)
    セバスチャン・コッホは、
    『善き人のためのソナタ』や
    『ブラック・ブック』でしたっけ?
    いずれも未見なのですが、
    悠雅さんが気になると
    おっしゃるなら、直ぐにでも!
    あとは、ティルくんや
    クレッチマンさんだ~♪
    Uボートに同乗してますよ~♪♪
    2007年10月01日 00:39
  • 真紅

    ひらで~さま、こんにちは~。
    『ミス・ポター』、ひらで~さまに是非観ていただきたいです!
    で、こちらはケイト!素敵でしたね~私も惚れました♪
    女はどこまでも追って行く・・・それは『モロッコ』ですね。
    ケイトがデートリッヒに見えました。ラストは『カサブランカ』だけど。
    それからエミールさん、私も素敵な人だなぁと思ってエンドロールに目を凝らしておりました(笑)
    TBさせていただきました~、ではでは。
    2007年10月01日 21:58
  • ひらで~

    真紅さん♪
    『ミス・ポター』!!観たいです。
    なんだか、時間が合わなくて
    今週何とか行きたいけど・・・

    で、こちらのケイト♪
    『モロッコ』・・・追ってますね~。
    そう、わたしも表情とかデートリッヒを
    思わせるなぁ~って思ってました。
    ラストは見た目が『カサブランカ』で、
    シチュエーションは『第三の男』みたい。
    エミールさん、ひ弱な学者な感じで、
    こういう映画のなかではバランス取れてて
    好かったですよね♪
    2007年10月02日 11:20

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