
ルパン
ARSENE LUPIN
2004年 フランス・イタリア・スペイン・イギリス
監督: ジャン=ポール・サロメ
原作: モーリス・ルブラン
脚本: ジャン=ポール・サロメ
ローラン・ヴァショー
音楽: デビー・ワイズマン
出演: ロマン・デュリス (アルセーヌ・ルパン)
クリスティン・スコット・トーマス (ジョセフィーヌ)
パスカル・グレゴリー (ボーマニャン)
エヴァ・グリーン (クラリス)
1884年、母の姉の嫁ぎ先であるスービーズ公爵屋敷に身を寄せている少年アルセーヌ。
ある日父が警察に追われ、泥棒であることを知る。身を隠した父からある晩、
屋敷にあるマリー・アントワネットの首飾りを盗み出すように言われ手渡すが、
アルセーヌと母は屋敷から追い出された朝、父は他殺死体となって発見される。
それから数年、二十歳になったアルセーヌは怪盗ルパンとして名を馳せていた。
ルパン・シリーズ生誕100周年を記念して製作されたというこの作品、
力の入れようが伝わってきますが、なんせ、たまにゴーインな作りをする
フランス映画ですから(笑)そこんとこは・・・ね。
土台になったのは1924年発表の“カリオストロ伯爵夫人”だそうですが、
実は原作を全く知らないので(^^;)
どう脚色されているのかもわからないのですけど
お話としては面白いものを感じました。
思っていたより悲劇的な設定にビックリしたとこもありますが、
ただ、いかんせんゴーインな展開でてんこ盛り状態なので
お話が埋もれちゃってたカンジでもったいなかったかな。
設定としてはかなり練りこんであるのになぁ~
人間関係とか秘宝の謎解きとか、オカルトっぽいとことか
楽しめる素材はたくさんあるのに・・・。
役者もそう悪くはないと思うのだけど・・・
アルセーヌ・ルパン役のロマン・デュリスはこれが初見でしたけど、
なかなか素敵な雰囲気で他の作品が観たいと思いました。
昔から妖しい雰囲気のクリスティン・スコット・トーマスがね~
年齢不詳で確かに魔女的で好いですよね~ただね~
ロマン・デュリスvsクリスティン・スコット・トーマスでは
彼女の方が圧倒的に強いかな(笑)
終わり方が続きそうな雰囲気でしたけど、彼女との決着は?と
気になりますね。
クリスティン・スコット・トーマスとは対照的なアルセーヌの妻となる
クラリス役はエヴァ・グリーンだったのね~
『キングダム・オブ・ヘブン』の彼女とは気が付きませんで・・・
女って変わるのね~(笑)
今っぽいフランス映画の作りにちょっと置いてきぼりを食ったような
気分になりはしましたが、基本的にこういうお話とか展開は
好きなので、続編があったら観たいものです。
“ルパン”ってお花の名前だったのね~
青いのはないけど我が家にも今、
お庭で咲いていて
お花を見るたびに
“ルパン”を思い出すようになりました。
↑我が家の“ルパン”=ルピナス(のぼりふじ)
この記事へのコメント
マリー
公開時は~イメージが違うとか、若すぎるとか言われてましたが~
私は楽しめました。。。
ロマン・デュリス~お初ですか~?
なんだか、妙に気になる人ですよね。。。
古くは『スパニッシュ・アパートメント』これは結構若いですね~
私のお気に入りは~『真夜中のピアニスト』です。
もし機会があったら、観てみてね~~
なかなか、いいんですよ~。ピアニスト役ですが~実際に、お姉さんがピアニストだそうで~特訓を重ね~弾きこなしてます・・・
ひらで~
ルパンのイメージについては
原作がしっかりしている分、
とやかく言われるのは仕方ないですよね。
私も、楽しめましたよ~♪
『真夜中のピアニスト』は
“観たいぞ!リスト”に入ってますので、
近いうちに・・・楽しみです。