ウォーク・ザ・ライン/君につづく道☆型破りなラブストーリー、これは真実の物語

WOWOWで鑑賞♪
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ウォーク・ザ・ライン/君につづく道
WALK THE LINE
2005年 アメリカ
監督: ジェームズ・マンゴールド
脚本: ギル・デニス
    ジェームズ・マンゴールド
音楽: T=ボーン・バーネット
出演: ホアキン・フェニックス (ジョニーキャッシュ)
    リース・ウィザースプーン (ジューン・カーター)
    ジニファー・グッドウィン (ヴィヴィアン・ロベルト)
    ロバート・パトリック (レイ・キャッシュ)
    ダラス・ロバーツ (サム・フィリップス)
    シェルビー・リン (キャリー・キャッシュ)
1944年のアーカンソー州ダイエス。12歳のジョニーは父のレイ、母のキャリー、
兄のジャックと失業救済局で暮らし、綿花栽培の小作で生計を立てていた。
父の暴力や貧しい暮らしのなかでの慰めは
兄の優しさと ラジオから流れてくる音楽であった。
そんなある日、兄を突然の事故が襲う。
最愛の息子を亡くした父からの言葉で
兄の代わりになれなかった自分を責める日々が始まる・・・。

昨年、一昨年前になるか?アカデミー賞のノミネートで初めて知った作品でした。
ジョニー・キャッシュさんについては
今日映画を観るまでどんな歌を唄ってたのかも知らず・・・
まぁ、自分が生まれる前~小さな時ぐらいに人気があった方なので
知らないのも無理ないか。
それでもつい最近まで生きていらっしゃった方なのですね。
日本での知名度がいかほどのものかはちょっと分かりませんが、
アメリカのスターさんらしい生き方をされた方のようで・・・

兄の事故死を境に、自分がそこにいたなら助けれたかもという後悔や
父の言葉で愛されていないと思い込んで生きてきた彼が
父から逃がれるように軍隊に入り、結婚し新しい生活を送るようになるが、
本当に行きたい道は音楽の道・・・
行き先は見えないけれど幸先は好く、ヒットも飛ばすが
今度は家庭のほうがおろそかになり、そのうち
忙しさや疲労からついドラッグ漬けの道へ・・・
当然家庭も仕事もダメになって、真っ暗なトンネルへ・・・
そんな闇を照らしてくれたのがジューン・カーター。
芸能一家で劇場で育ったという彼女だからその道の厳しさが分かるのでしょう、
ただひとり、助けを必要としているジョニーに光を。
そんなジューンも離婚を繰り返すことで愛には臆病になっており、
ジョニーからの求婚も受けられずにいる。

画像そんな中、それでも一緒にいて唄えればと思う
ジョニーの目に留まったのは受刑者からの手紙。
それは出口を見つける鍵・・・。
二人で一緒に暗いトンネルを抜け、
二人で一緒に歩む長い道へ。

子どもの時に自分を否定されて生きるというのは辛い。
親に否定されるのは一番辛いでしょうね。
兄の死、子どもの死・・・
親にとっても辛いもので、その子に期待が大きかった分だけ
ショックも大きく誰かにあたり散らしたい気持ちもわかります。
自分は出来が悪いと思っているジョニーに対して言ってはいけない言葉を
つい言ってしまった父親もず~っと気に病んでいたことでしょう。
こういう父と息子の隔たりは時が解決してくれるしかないのでしょうね。
だから、最後のシーンは好かったなぁと思います。
それにしても、奥さん!もうちょっとダンナさんに気を使えよ~って
思ってしまったけど・・・ホントはどうなん?

ホアキンくん、好いよね~♪
唄も素敵で顔も体も引き締まった感じでカッコ好かったです。
ロバート・パトリックもおじいちゃんか~っ!ちょっとビックリでした(笑)
60年代~70年代初めの衣装も好かったなぁ。
音楽も初めて聴きましたが、懐かしいような感じで素敵でした。
それから・・・ツアーの移動の様子などを見ていると、
アメリカって広いから大変だなぁって、今更ながら思いました。

この記事へのコメント

  • 由香

    こんにちは!
    私も先日WOWOWで観ました♪
    やっぱりジョニー・キャッシュという人を、全く知らなかったので、ちょっと乗りきれませんでしたが、ホアキン&リースの歌は良かったですね~
    あと、子どもの頃のトラウマってあるんだなぁ~と思いました。私も息子にガンガン言いたい事を言っているので、反省しちゃった(汗)
    2007年03月14日 22:54
  • ひらで~

    由香さん♪
    二人とも上手に唄ってましたね~。
    エンディングは本物さんが
    唄っていたのかな?
    本編でホアキンくんたちの声に
    慣れてしまったら、
    あれ?って感じでした(笑)

    子どもへの言葉は、
    難しいですよね。
    親も感情的になると何を
    言い出すのか分からないし・・・
    存在を否定するような言葉だけは
    慎みたいと思ってます。
    2007年03月15日 10:01
  • ETCマンツーマン英会話

    こんにちは。映画観ました。

    「子どもの時に自分を否定されて生きるというのは辛い。親に否定されるのは一番辛いでしょうね。」

    これがジョニーが抱える苦しみなんですね。ラストシーンで、その父と少しずつ心が通い始めたことが感じられる終わり方で、ちょっとほっとしました。
    2012年11月29日 23:47
  • ひらで~

    ETCマンツーマン英会話さん♪
    コメント、ありがとうございます。

    親も人間ですから大きな悲しみの中で
    苦しんでいたのでしょうね。
    ジョニーの苦しみにまで気づく余裕が
    なかった彼らも、時間が経ってようやく
    目が行くようになったのでは・・・
    親になってから気づくことも多かった
    お話だったと思います。
    2012年11月30日 23:50
  • ETCマンツーマン英会話

    ひらで~ さん、遅くなりましたがお返事ありがとうございました。お返事を読みながら「自分は親の気持ちをどこまで理解しているのだろうか」と思ってしまいました。自分の気持ちがいっぱいになりすぎて、ついつい相手の気持ちになって考えてみることを忘れてしまいますね。新年早々、反省してます。(^-^;
    2013年01月06日 23:59
  • ひらで~

    ETCマンツーマン英会話さん♪
    こちらこそ、ありがとうございます。

    忘れていたと、気付いただけでも
    大きな成長ですね♪
    でも、親になったらなったで
    子の気持ちを考えすぎて重荷になって
    しまいそう・・・難しいですね、
    親子の関係って(^^;)
    2013年01月08日 08:43

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