武士の一分☆人には命をかけても守らねばならない一分がある。

6日、グランドシネマズで鑑賞♪
武士の一分
2006年 松竹
監督: 山田洋次
原作: 藤沢周平 『盲目剣谺返し』
    (文春文庫刊『隠し剣秋風抄』所収)
脚本: 山田洋次
    平松恵美子/ 山本一郎
衣裳: 黒澤和子
音楽: 冨田勲
出演: 木村拓哉 (三村新之丞)
    檀れい (三村加世)
    笹野高史 (徳平)
    桃井かおり (波多野以寧)
    坂東三津五郎 (島田藤弥)
    大地康雄 (玄斎)
    緒形拳 (木部孫八郎)
東北のとある小藩に仕える三十石の下級武士・三村新之丞の
お役目は毒味役。お役目に些か不満を感じながらも、
美しく気立ての好い妻・加代と慎ましく暮らしていた。
ところが、ある日のお毒見で異変が起こり・・・
命は救われたが失明してしまう。

山田監督時代劇三部作の完結編だそうですが、
恥ずかしながら前2作は観てなくて・・・
それについては何も言えないのですが、この作品、
若い人には物足りないかも。失礼な言い方かもしれませんが・・・
主役は若いけど、対象は高齢者向けとでもいうのかなぁ~
お話自体も昔ながらの日本人好みの一種のあだ討ち話だし、
それでいて残酷ではなく、ユーモアもほんのりあって
テンポもゆったりでわかり易く、
どちらかというと、癒し系タイプの時代劇。
秘剣とか、破滅的な話を期待していくとアレっ?って(笑)
東北弁の醸し出す暖かさや、庶民のユーモア、あだ討ちの緊張感、
下級武士の悲しさ、四季の風景(でもセット)、・・・もういろんな物が
合わさって、昔ながらの完璧な時代劇にはない、そんな
ミス・マッチ感が不思議と好い味を出してるなぁ~と感じました。
若い二人が漬物石でしっかり押されて美味しい漬物になってる・・・
そんな感じ・・・?キム沢庵?(笑)

以下ネタばれです
食べ物ついでに・・・
ラスト、食べ物で妻が帰ってきたと悟るシーンは
すご~く嬉しかったです。
こういう、家族じゃないと絶対わからないだろう絆の確かめ方は
素敵です。最後の最後で嬉しい涙ホロリでした。

壇さん、綺麗で可愛いですね~♪
宝塚でも素敵でしたが、これからも楽しみです。

この記事へのコメント

  • マキサ

    こんばんは。お邪魔致しますm(_ _)m。
    >こういう、家族じゃないと絶対わからないだろう絆の確かめ方は素敵です。最後の最後で嬉しい涙ホロリでした。
    ・そうですよね!
    私も最後になってウルウルとしてしまいました☆
    2006年12月11日 19:33
  • ひらで~

    マキサさん♪
    食べ物って大切ですよね。
    家族の基本だと思います。
    ・・・とか言いながら、
    家庭の味を守れなくなっている
    このごろ(^^;)
    我が家では味で絆が
    確かめられるのかしら?
    ちょっと反省させられる
    お話でもありましたが、
    とても好い映画でした。
    2006年12月12日 08:42

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