第7回「意地」(11月30日放送)
晃之助(比留間由哲)と喧嘩して1か月、
皐月(安達祐実)はまだ仲直りが出来ない。
指物師の栄五郎(山田辰夫)の娘おちせ(前田亜季)が、
皐月に硯箱を持って来る。
晃之助が栄五郎の弟子・直吉(本田大輔)に注文したものだ。
おちせと直吉は祝言間近の恋仲だったが、半年前、
道具に飾りが要るか要らないかで、栄五郎と直吉がぶつかり、
直吉は家を出てしまう。皐月はおちせが不治の病だと知り、
栄五郎と直吉を和解させようとする…。
(原作:「蜩」所収の『意地』より。)<番組HPより>
“意地”って張り方だよね~と、思いました。
自分の見栄のためにはるものと、他人のために張るものと・・・
他人といっても、愛する人のために。
強がりとも取れるけど、人の心を変えるほどの意地ならば。
今回は晃之助さんと皐月さんの夫婦仲がちょっとこじれるお話でしたが、
ちゃんとお話しないとダメなんですね。
自分に自信がなくなってきて、これでは皐月さんとは向き合えないと、
何か自身をつけることをしているのに、それはそれで皐月さんとの
距離がはなれて行くことだとは気づかずにいる晃之助さん。
男として、人間としての生きていきたいというための
自分自身に張った意地・・・。
まじめで、同時に幾つも抱え込むことができない人柄なのでしょう。
その人柄に惚れたのに、寂しさに苛立ちちょっと疑心暗鬼になってしまった
皐月さん。それだけ愛しているのでしょう、そして若さがそうしているのでしょう、
なんだか、可愛らしい。そうした二人を見守る慶次郎さん。
もう少しまってやってくれと、皐月さんに優しく語ります。
こういう、相談相手がいるのも心強いこと。
一方では不治の病にかかった娘が父とその弟子でもある恋人の
意地の張り合いの間で彼女なりの意地を張りとおします。
父の人柄も恋人の人柄をも知り尽くした彼女だからこその意地。
死を覚悟して上でのことだったのでしょうが、強いです。
お話の展開には関係ないのですが、
火鉢(箱?)が出てきました。
同じ様な物が、物置にあるのです・・・
5個ぐらいあって、何でこんなにあるのか不思議でしたが、
パーソナル火鉢だったのですね。
それで小型(35cm角ぐらいの大きさ)なのですね~。
また、勉強になりました♪
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