卒業の朝

BS-2で観ました♪
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卒業の朝
THE EMPEROR'S CLUB
2002年 アメリカ
監督: マイケル・ホフマン
原作: イーサン・ケイニン
    『宮殿泥棒』(文春文庫刊『宮殿泥棒』収蔵)
脚本: ニール・トルキン
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演: ケヴィン・クライン (ウィリアム・ハンダート)
    エミール・ハーシュ (セジウィック・ベル)
    エンベス・デイヴィッツ (エリザベス)
    ロブ・モロー (ジェームズ・エルビー)
    エドワード・ハーマン (ウッドブリッジ校長)
    ハリス・ユーリン (ハイラム・ベル上院議員・セジウィックの父)
    ポール・ダノ (マーティン・ブライス)
    リシ・メータ (ディーパック・メータ)
    ジェシー・アイゼンバーグ (ルイス・マスーディ)
    ジョエル・グレッチ (現在のベル)
    スティーヴン・カルプ (現在のブライス)
    ラフール・カンナ (現在のメータ)
    パトリック・デンプシー (現在のマスーディ)
名門・聖ベネティクト男子校で長きに渡り歴史学の教師を務めていた
ウィリアム・ハンダートは引退したある日、かつての教え子で
今では大企業のトップとなっているセジウィック・ベルより招待を受けた。
25年前・・・76年のハンダートの教室と同校の伝統行事、
“ジュリアス・シーザー・コンテスト”の苦い思い出が蘇る・・・。

ケヴィン・クラインの先生姿・・・公開当時、観たかったのに~
地方公開されず!やっと観ました♪

お話は、いつものように始まるはずだった新学期、
いつものようにハンダート先生の自己紹介から始まりますが、
遅刻してきたセジウィック・ベルに出会うところから
始まります・・・この場合、戻るのか?
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70年代のお話ですが、
なかなか厳しい雰囲気の学校で
現在のアメリカを引っ張る人たちがこういう教育を
受けてきたのかと思うと、ビックリでした。
制服は赤いし、休み時間は野球だし・・・
まさにアメリカですね。
学校の伝統行事“ジュリアス・シーザー・コンテスト”は
いわゆる歴史クイズ王決定戦みたいで、弁論大会じゃないところが
アメリカらしい・・・英国の学校が何をしてるのかは知らないけど(笑)
このコンテストで問題児のベルくんを何とかやる気を出させようと、
ハンダート先生はがんばるのですが・・・
ここからが、今までの学園モノとちょっと違う所。
正直に生きる者が必ずしも成功するとは限らない・・・
不正をして手に入れた成功でもいいじゃないか・・・
信じる者が救われないこともある・・・
と、悲観的な思いと、
名を挙げることだけが成功した人生と言えるのか・・・
見ている人は必ずいる・・・
と、希望的な思いが交錯して、
短いお話なのに、社会の矛盾が凝縮されているようで
いろんな事を考えさせられてしまいます。
特に・・・遅刻はしてはいけないと、実感しますよ(笑)
今の高校生に観せたいなぁ。こういうのを文化祭などで
上映すればいいのに・・・。
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伝統ある男子校が舞台・・・となれば私的には英国なんですけど(笑)
これはアメリカの男子校のお話。
大企業や政治家、法曹界などの御曹司の学校で、
ケヴィン・クライン扮するハンダート先生は歴史学の先生。
全寮制みたいなので寮長もかねている様子。
独身・・・好きな女性がいても友人の奥さん、
不器用だけど実直さだけはある、教師としては最高、そんなタイプ。
背筋がピッ!の彼の姿に、そんな性格が似合っていて素敵でした。
生徒役には今回“いい男”候補が見つからず残念(笑)
でも、大人になった彼らの中のブライス役のスティーヴン・カルプ が
最後に好い役をするんだなぁ~、これが泣かせる。
この方「ディスパレートな妻たち」のブリーの旦那さん、
レックス・バン・デ・カンプ さんですね。「2」の出演はあるのだろうか?

あんまり好い人なので、興味が・・・♪
『13デイズ』、観てみよう!(笑)

この記事へのコメント

  • D

    大人になったブライス氏が良かったですねぇ~
    彼がデスパレード~に出ていることは知りませんでした(見ていなかったけど・・汗)
    2006年10月12日 20:50

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