『バタフライ・エフェクト』
THE BUTTERFLY EFFECT
2004年 アメリカ
監督・脚本:
エリック・ブレス
J・マッキー・グルーバー
音楽:マイケル・サビー
出演:アシュトン・カッチャー
(エヴァン)
エイミー・スマート(ケイリー)
ウィリアム・リー・スコット
(トミー)
エルデン・ヘンソン (レニー)
メローラ・ウォルターズ
(アンドレア)
エリック・ストルツ(ジョージ)
子どもの頃から時々記憶が抜けるエヴァンは、医師のすすめで日記をつけていた。
エヴァン、トミーとケイリー兄妹、レニーは幼馴染。
トミーが引き起こしたある事件がきっかけとなり、エヴァンは引っ越すことになった。
大学生となったエヴァンは記憶が抜けることもなくなり、平穏な日々を過ごしていたが
少年時代の日記を読んだことで悲しい事件を思い出し・・・。
公開時、観た友人が“好いよ~♪”と薦めてくれてましたが、
お薦めしたくなるだけの価値はある映画でした。
予備知識が殆どなかったので、
初めはオカルトっぽい雰囲気にどうなることかと
・・・だって、子どもがね~・・・S・キング風のオチを覚悟か?って(笑)
・・・でも、S・キングは大好き
話のからくり(?)を理解してからは、興味深い話に見えてきまして、
ラストは、不覚にも涙(笑)
以下ネタバレありです。
もし、あの時、別な選択をしていれば、人生はどうなる?
という、ジャンル(?)のお話ですが、
この、選択が一つじゃなくて、しかもその機会が
いくつかある、というのが面白かったです。
主人公エヴァンの抜けた記憶が大人(22、3歳ぐらいか?)になって、
思い出す方法が見つかり、その記憶の中で別なことをすると、
今が大きく変化してしていて・・・凄い、発想ですね。
そもそも、題名の<バタフライ・エフェクト>というのは
「“ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻がおこる”
=初期条件の僅かな違いが将来の違いに大きな差を生み出す」という
カオス理論の一つだそうで・・・
分ったような、分らんような(^^;)・・・ともかくも、過去をいじって
未来が変わる(直せる)なんて!
そんなことが、自分にも出来たらいいのに~!
って、この時は思いましたが・・・。
このあと、過去を思い出したばっかりに、
エヴァンが好きだった幼馴染のケイリーが自殺してしまい、大ショック!
彼女を取り戻すにはその過去を消せばいいと、
その自殺の原因が過去にあると考えたエヴァンは
過去の中でその原因を取り除きます。そして、
今に意識が戻ってみると、彼女は自分の傍にいて
幸せな未来(今)になっている・・・のですが・・・
今の不幸を直しても、別なところが不幸になってる!
しかも、新しい未来(?)になるたびに
痛い思いをして別の過去を頭に入れなくてはならなくて、
このあたり、そんな何重もの過去を入れてよく混乱しないなぁと、
だんだん、可愛そうになってくる。
一度にみんな幸せになっている未来はあるの?って・・・。
そうして、主人公は気が付きます。
ケイリーを愛することがなければ、最初から会うことがなければ・・・
想像できた結末なんですが、
なぜか泣けましたね~エンディング音楽もいい感じ♪
Oasisの“Stop Crying Your Heart Out” だそうで・・・
そのせいもありますかね~(^-^)
洋楽、疎いものですから知らなくて・・・調べました(^^;)
ラストは、他にディレクターズ・カット版があるそうですが、
未見です・・・追記:観ました~♪感想はまたあとで。
そうそう、トミーとケイリー兄妹の父親役に
エリック・ストルツ!嫌な親父で、初め似てるけど・・・
な~んて思ってたら本人で、ほぇ~!って(笑)
あと、お父さんも同じ病気(?)だったらしいけど、
あんな形で分かれていいのか?とか、
エヴァンを獄中で助けてくれた
カルロス(ケヴィン・デュランド)はどんな未来に?
良い人だったからね、気になるの(笑)
という消化不良もなきにしもあらずではありましたが・・・
ハッピーエンドなエンディングだった(・・・よね?)ので
観て好かったなぁ♪と思える映画でありました。
これも、原作あるのね・・・
ん~、読みたい本がいっぱいあるなぁ、どうしよう(笑)
バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]
この記事へのコメント
みのり
ひらで~
私も気になってちょっと検索したら
ファンサイトがありました。
KEVIN DURAND Big Fella http://www.geocities.jp/yuno_hana_02/
プロフィールを見ると、
カナダ出身でコメディアンとしての方が
有名みたいですね。