リバティーン☆どうか私を好きにならないでくれ・・・。

やっと長野市にもシネコンが!ということで、今月24日にオープンした
長野グランドシネマズ”での初鑑賞作品は『リバティーン』♪

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リバティーン
THE LIBERTINE
2004年 イギリス
監督: ローレンス・ダンモア 
原作・脚本:
  スティーヴン・ジェフリーズ
音楽: マイケル・ナイマン 
出演: ジョニー・デップ 
         (ロチェスター)
    サマンサ・モートン 
     (エリザベス・バリー)
    ジョン・マルコヴィッチ (チャールズ二世)
    ロザムンド・パイク (エリザベス・マレット)
    トム・ホランダー (ジョージ・エセリッジ)
    ジョニー・ヴェガス (サックヴィル)
    ケリー・ライリー (ジェーン)
    ジャック・ダヴェンポート (ハリス)
    リチャード・コイル (オールコック)
    フランチェスカ・アニス (ロチェスターの母)
    ルパート・フレンド (ビリー・ダウンズ)
1660年代のイギリス。 チャールズ二世の怒りを買い、追放されていた
ジョン・ウィルモット(ロチェスター)が恩赦を受けロンドンに戻ることに。
馬車の中で、妻のエリザベスに18歳の時にさらわれてきた時の話を
ささやかせるジョン・・・。
ロンドンに戻ったジョンは悪友たちと芝居小屋へ行き、
観客からブーイングをうける女優・エリザベス・バリーに興味を持ち・・・。

心に痛い映画でした・・・。
下品とも思える性的なセリフや揶揄がいくつかあり、
一人で観に行って良かったよ(笑)誘う人を選ぶ映画です。
でも、そうしたシーンがあればあるほど、痛い・・・。
ジョン・ウィルモット(ロチェスター)については全く知らなかったので、
単に映画を観ただけの今では、
愛された故に自滅してしまった男の話に思うのですが・・・。
冒頭の正面切ってのセリフ・・・観た後に考えたら
「物語が進むにつれてどんどん私を嫌いになる」
これ以上私を愛さないでくれ、
愛されても私は素直に愛せないって言っているようで、
切ない気持ちになりました。
「私はところ構わず女を抱ける。紳士諸君も嘆くことなかれ。」
なんて、コレでしか愛を返せない自分を卑下して言っているようで
愛されても自分の愛し方をうまく表現できない、そんな風に思えました。
抱くことにはあんまり意味がないって感じているんだろうなぁ・・・
散々、嫌われるようなことをやって、
愛想をつかされて、やっと返せる・・・その時にはもう死期が迫っていて、
最後は妻、エリザベス・バリー、チャールズ二世、それぞれとの関係(愛)を、
ギリギリ清算して旅立ったのではと感じられたました。
でも、どんなことをやっても嫌われない男だったのでしょうね。
マイケル・ナイマンの曲がまた憎いほど合っていて、
『ピアノレッスン』でも思いましたが、穏やかな水面の下には
急流があるような・・・抑えてある“業”を沸き立たせるような音楽で、
すっかりやられてしまいました(笑)

とは言ううものの、ジョニー好きだからここまで思えたのでしょうね
好い方へと考える贔屓目ってやつですか(笑)
男性はどう見ますか?免疫(?)のない女性も辛いかも・・・
こんな内容の映画、ジョニーやマルコヴィッチじゃなかったら、
許せなかったと思います。
どんなことをやっても愛され続ける男です、彼らは・・・。
特に、ジョニデは腐ってもジョニー・デップ♪

この作品はもともとは戯曲で、マルコヴィッチさんがロチェスター役だとか・・・
エリザベス・バリー役はロザムンド・パイクさんだったそうで
こっちも観てみたいですね~♪

映画は「それでも私が好きか?」と問い、終わりますが
答え、自分が一番よく知ってるでしょ♪って、ネ。

・・・思うことはたくさんあるのですが、上手く、言えないなぁ(^^;)
パンフなどよく読んで復習するか・・・。

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映画「リバティーン」
Excerpt: 原題:The Libertine 初めと最後の言葉、私が好きか?・・こんな私でも・・それでも私が好きなのか、どうか私を好きにならないでくれ・・自由奔放に生きた孤独な男の物語。 第二代ロチェス..
Weblog: 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~
Tracked: 2006-07-06 01:57