トスカーナの休日
UNDER THE TUSCAN SUN
2003年 アメリカ・イタリア
監督・脚本: オードリー・ウェルズ
原作: フランシス・メイズ
『イタリア・トスカーナの休日』(早川書房刊)
音楽: クリストフ・ベック
出演: ダイアン・レイン (フランシス)
サンドラ・オー (パティ)
リンゼイ・ダンカン (キャサリン)
ラウル・ボヴァ (マルチェロ)
ヴィンセント・リオッタ (マルティニ)
サンフランシスコに住む女流作家フランシス。
仕事も家庭も順調と思っていた矢先、夫の浮気が発覚し、離婚。
ショックで落ち込む彼女を何とか立ち直らせようと友人たちが
イタリアのトスカーナへの旅行をプレゼントする。
あまり乗り気もせずにツアーに参加していた彼女だったが、
ある物と運命的な出会いをしてしまった・・・。
好いですね~イタリア・トスカーナ♪
観るところ全部が絵葉書みたいに綺麗!
貧相な形容です(苦笑)でも、なんなんだ~ここは!?って思うほど
素敵な風景で、ますます行きたい!!と思ってしまった。
食べ物も美味しそう♪
ダイアンがご馳走するシーンはしっかり魅入ってしまった程(笑)
夕飯はイタリアンだ!と勝手に思い、作ってはみたものの、
できた物は魚のフライとフライドポテトがメインで・・・???
サラダだけでもドレッシングはイタリアン(笑)
まぁ、そんなことより、映画の話・・・
ダイアンの傷心の旅は意外な物に行き着いて・・・以下ネタばれです。
ツアーの最中に見つけたのは一軒の家。
それも相当な手直しが必要な代物なのに、衝動買い!
そんな、ツアー中にバスから降りて、別行動して
居ついちゃうっていうのは、アメリカではOKなのかい?
まぁ、いいか・・・ダイアンならありえるか(笑)
本題に戻って・・・お話は、
その家を、職人さんに手伝ってもらいながら自分の手で
直していく過程で、自らも再生されていくというのが
軸になっていまして、彼女に係わる現地の人たちがまた個性的。
この中の誰かと恋に落ちるのかな?とありきたりな見方をしていると
全然違う方へ行ってくれて、恋だけが人生じゃぁないよ♪と、
心の中にトスカーナの乾いた爽やかな風が通り過ぎます。
大きな夢を叶えようと必死に努力するのも、
小さな夢をひとつづつ叶えて幸せを感じるのも、それぞれの人生。
住む場所によって、考え方や価値観が変わるのは当然だけど、
こんな素敵な風景と一緒にダイアンのような素敵な女性の変化を
観ると、普通のことがとっても特別なことのように思える・・・
最後にやっと心を開いたおじいさん、印象的でした。
この記事へのコメント