
昨日の映画サービス・デイに観ました♪2本目です!
『PROMISE』 無極 THE PROMISE
2005年 中国・日本・韓国
監督・脚本: チェン・カイコー[陳凱歌]
撮影: ピーター・パウ[鮑德熹]
美術: ティム・イップ[葉錦添]
キャラクター・デザイン: 正子公也
音楽: クラウス・バデルト
アクション振付:ディオン・ラム[林迪安]
ウェイ・トン[董瑋]
出演: 真田広之・・・ 光明(クァンミン)
チャン・ドンゴン[張東健]・・・昆崙(クンルン)
セシリア・チャン[張柏芝]・・・傾城(チンション)
ニコラス・ツェー[謝霆鋒]・・・無歓(ウーホァン)
リィウ・イエ[劉燁]・・・鬼狼(クァイラン)
チェン・ホン[陳紅]・・・満神(マンシェン)
親もなく生きる術を持たない少女・傾城は真実の愛と引き換えに、
この世のすべての男からの寵愛と、何不自由ない暮らしを約束され、
やがて王妃の座に就いた。
天から俊足を与えられ、それ以外は何かを望むことさえ知らず、
奴隷として生きてきた男・昆崙は、はじめて心から欲するものに出会う。
そして、伝説の華の甲冑を身につけることをこの世でただひとり許された
大将軍・光明は“何かに心が動いたとき涙は流れ、心が動いたとき
その命を落とす”というさだめ。
それぞれに与えられた約束は、決して変えることのできない
運命のはずだった。しかし、3つの絡み合ったとき、
世界はまったく違った展開を見せはじめる。(パンフレットより)
昨年10月に予告を観てから観たいなぁと
待ちに待っていた『PROMISE』♪
予告編を観てもどんな映画なのかさっぱり見当がつかなかった・・・
なんだか、派手でね~(笑)
真田さんの胴上げシーンはああいうことだったのか!
もっと、わかりづらい内容かと構えて観ていましたが(笑)
意外にもわかり易くて、綺麗な映像に集中できて好かったです♪
最初の契約のシーンや戦いのシーンでのCGを受け入れられるか
否かで、たぶん評価が分かれちゃうのではないかとも思いますが、
私的には神や超人的な人物を描くには変にリアルにするより、
あのぐらいはっきりCGで描いてくれたおかげで、
現実との次元の違いが自然と頭の中に鮮明に入ってきてくれました。
なんて言うのかなぁ~バーチャル感を楽しむと言うか・・・
うまくは説明できませんが、映像的に楽しめたことは間違いないです。
運命って生まれながらの契約みたいなもので、
それに囚われて生きるか、囚われないで生きるか
どっちを取るかで運命が変わっていくのかなぁ・・・と
じゃぁどうすれば?みたいな漠然としたことを考える一方で、
女で身を滅ぼす男の話は過去でも未来でも普遍なの?
な~んて、下世話なことまで考えてしまった展開で、
一見、入り組んでいそうだけどとてもわかり易いのね・・・。
東洋的な“円”の使い方(?)もはっきりしていて
キャラクターごとに与えられている苦しみが違っているのに
円(縁)で繋がっていて・・・まるで
仏の教えをを図解ならぬ映像解説されてるような(笑)
英語字幕は大変だったろうなぁなんて、
いらぬ心配までしたりして・・・
東洋人が『ロード・オブ・ザ・リング』みたいなものを見せられても
根本的なものがどこかで理解できないような気がしたけど、
(でも、好きだよ~♪)『PROMISE』で、仕返ししたような
なんだかいい気分だわ(笑)
しかも、全編中国語の普通話(プートンホァ)、いわゆる北京語で、
日本人と韓国人が北京語で会話している図はなんだか
不思議な感覚で観てましたが、東洋の神話を語るには
いい感じで聞いてました・・・漢詩の世界を漂ってるみたい♪
予告で、えっ?!って観ていた派手の衣装の真田さん♪
貫禄ありました。役柄的にはもう少し老けていてもいいかな?って
思いましたが・・・顔が若いんだよね。
チャン・ドンゴンは実は苦手なんですけど(笑)、
目が好かったですね・・・傾城よ、目で気がつかないかぁ?って、
ちょっと、その辺残念でした。
ニコラス・ツェーは美しい!♪
戦いのシーンはまるでゲームのようでしたが(笑)
扇子捌きの美しいことといったら・・・ず~っと観ていたかったわ♪
それから、哀しい運命の鬼狼・・・リィウ・イエさんの素顔が
チョビットしか出なかったのが残念なくらい、素敵でした。
無歓と鬼狼のお話を“外伝”とか、別に作ってほしい!!!
チェン・カイコー監督でなくてもいいから・・・
ピーター・パウが監督で作ってくれないかな~
その前にバリー・ウォン監督がパロっちゃうか?(笑)
それも、観たい気がするが・・・
それにしても、こうしたCG絡みの大作を作ってしまった中国、
これからどこまで成長するのでしょう?
ツッコミ満載だなんて軽く笑っていらないないような気がする・・・
ある程度評価されている陳凱歌監督も毎回のように
新しい形で作ろうとしていて、素晴らしいです。
陳凱歌監督ばかりではないですね・・・今の中国映画界は
日本が戦後60年かけてやってきたことを僅か10年ぐらいで吸収し、
もはや先に行ってしまったような雰囲気がありますね。
どうする?日本映画界・・・。
この記事へのコメント
空
この映画、私は結構楽しんで観てしまいました!
ニコラスとリウ・イェに大満足です♪
「外伝」・・・いいですね~!
2人とも最期は、泣けました・・・。
ひらで~
楽しめましたよねぇ~!
無歓と鬼狼の最後、
私も泣けました・・・
彼らは生きながら
地獄にいたのですものね。
よろ川長TOM
リィウ・イエ、よかったですね!私も彼が一番気に入りました。しかし彼がまさか『山の郵便配達』の息子さんとは…
ひらで~
TB&コメントありがとうございます。
『山の郵便配達』は恥ずかしながら
未見なので、近いうちに
観たいと思います。