真田広之さん、中井貴一さん、佐藤浩市さんが共演♪と
知ってから、待ちに待っていた作品です。公式サイト http://aegis.goo.ne.jp/
[以下ネタばれあり]
真田さんのお父さん的役柄に、昔からのファンは違和感を感じながらも
(だって、あまりにまん丸なんだもの・・・)
年齢的、キャリア的なことを思えばそうだよなぁ~と、しみじみしてると
「忘れ物だ」と捨て台詞を残して一人戻るシーンに・・・
カッコいいです!表情がかわって、アクション俳優に変身!
(待ってました!拍手~~~~!)
一気にお話が展開して『ダイ・ハード』状態に・・・。
でも、人を人とは思っていないような殺人シーンいっぱいの
外国映画とは違うところが好かった・・・
たとえば、撃つ気のない杉浦砲雷長を撃った如月に対し
「お前は、人間を理解していない。
打つ前に迷ったりするのが人間だろ・・・。」と諭すシーン。
そして、それを実行して撃たれてしまった如月に
「考える前に考えるんだよ」とつぶやくシーン。
そして、最期にヨンファを狙撃しようとしてためらうシーン。
彼が殺したのはこのときだけ・・・。(だったよね?・・・記憶に不安)
そこが、日本人の甘いところと言われても、
そこが日本人の素敵なところなんだと思います。
作戦が失敗して自決する工作員とは対照的に
生きろ!と言う日本人、仙石伍長。
真田さんだからこそ、できたのでしょうね。
悪役の中井さんは・・・ず~っと無表情・・・
非情のはずなんだけど、
身から染み出る雰囲気がいい人なの・・・
やっぱり、育ちの良い日本人なのよね(^^;)
『陰陽師Ⅱ』の時もそう思った・・・でも、
この時の方は娯楽的要素もあったから
悪役も楽しんでますっていうところが面白かったけど。
佐藤さんは別のところにいる人なので、三人一緒のシーンとか
期待してた分、ちょっとがっかり。
でも、原田芳雄さん、岸部一徳さん、平泉成さんらを相手に
一人でがんばりました♪
岸部さんとの手洗いのシーンはびっくりしました(笑)
あのハンカチの行く末が気になる・・・タバコ同様あげたのかな?
他に・・・
吉田栄作さんが期待以上にいい男だったのには驚きました。
谷原章介さんのヘタレっぷりと最期のがんばりに花マル♪
(でも、ショッキングだったから思わず声上げそうになった)
もう一人の主役、如月役の勝地涼くんは初めて観ましたが、
真っ直ぐな志に感動!将来が楽しみです。
そして、寺尾聰さん。
宮津副長の反乱(?)の動機が映画を観た限りでは私怨かよ~と
トホホな気分に陥ったのは否めないのですが、
(パンフを読まないとわからないなんて、そんなのあり?)
終始、悲哀に満ちた雰囲気で、さすがでした。
如月を助けるシーンの会話には涙しそうだった・・・
ここには二組の父子が凝縮されていて、素敵なシーンです。
と、まぁ俳優さん目当てに観た限りでは
(戦艦とか戦闘機とか本物・偽物の区別がつかないくらいなんで、
観るところが、人間しかないのよね・・・笑)
あの俳優さんをこんな風に使ってなんて贅沢!やっぱり、
映画ならではの、オールスター映画って好いわ~♪と
ノー天気な感想ですが・・・
ラストの原田美枝子さんの台詞のように
「置いてきぼりなんですね・・・」と、実は思っていたりもする。
子どもが娘でよかったわ・・・しみじみ。
↓これ、欲しいかも♪
この記事へのコメント
空
「1秒の世界」も見ました。富士山が消えるなんて・・・なんか、泣けました。しみじみ考えさせられました。
ひらで~
TB&コメントありがとうございました。
原作、読まれていたのですね。
私も近いうちに、読んでみたいと思います。
「1秒の世界」、私も観ました。
勝地くん、好い顔してましたね♪
若いうちにあんな体験ができて、
きっといい大人になる!と期待!です。